2005/03/05
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 必ず最初の2月7日「マメオトコプロローグ1」から読みなはれ!切に願う!


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おれたちは各自、もう一度役割分担を確認し合い、またもや暗い廊下に足を踏み出した。














---------午前2時15分----------





(日下 茂誇斗(ひげ もこと)の場合)





・・・・・ふぅ。

言ってしまった。

ついに言ってしまったぜ。









果たしておれの提案したこの策は本当に成功するのだろうか?















正直・・・・・・勢いだぜ。















勢いだけで言ってしまったんだぜ。

しかも、さっき思いついた単純な内容だぜ。

こいつぁー、取り返しのつかないことをやっちまったぜ。

だが、おれはこの策戦を提案し、成功させねばならなかった・・・・・・

今日までのおれの失態の数々は、今後のおれの人生を確実に崩壊へと導くであろう。

ここでなんとしてもおれのプライドと立場を回復させなくてはならない。

その為にもおれは自ら志願したこの役。

いわゆる「おとり役」をやりきらねばならん。

この作戦の説明の途中、「おとり役」はおれがやるって言ったら、みんな驚いていたな。















いつも逃げ腰なおれが、自ら提案し、さらに危険な役をやるって言ったんだ。

驚くに決まってる。

何故か?みんな不思議に思っている事だろう。

ただ、おれはもうこんな自分がいやだったんだ。

いつも逃げて、いつも勝手に勘違いして、自分の可能性を勝手に膨らまて・・・・



おもしろいおもしろいとみんなはおれの事を言うが、

本当はおれはおもしろくなんかないんだ。




本当はおれのやっていることは全て・・・・・天然なんだ。

みんなは絶妙のボケだとか、天才芸人現る!などと言うが・・・・タダの天然男なんだ。

実はなんも考えちゃいない。








そんな空回りな自分をどうしても変えたかった・・・・・








おれはこの『夜のトバリのメメオ作戦』を絶対に成功させてやる。

みんなのために・・・・・そしておれ自身のために・・・・






てめえの計算されつくしたボケでみんなを笑わすために・・・・

ほんまの面白さを手に入れるために・・・













---------午前2時15分----------









(中下孝義(なかしも たかよし)の場合)









校内を彷徨い、ついに見つけた格好の場所。

ここしかない。

それは少し広くなっている踊り場だった。

この踊り場を中心に道は4方に分岐している。

踊り場の中央には何をした人だかよく分からないが、美しい女の銅像が立っている。

「誰かに似てるなぁ~。だぁ~れだろう?」

神戸が首を傾げている。

うむ?

確かに見覚えがあるかもしれない。

うーん。

でも誰だか思い出せない。

全くそれにしてもこの作戦本当に成功するか不安でいっぱいだ。

基本的には単純きわまりないのだが、果たしてマメオがこの作戦に乗ってくるのか?

ということだ。

くっそ、あとは、モコトと拓飛と天にお願いするしかない。

拓飛はさっき保健室から持ってきたペットボトルをがぶ飲みしている。

かなり苦しそうだが、バビシャに無理やり飲まされている。

そしてもうこれ以上飲むのは無理と言うところまで来ると、

拓飛は口を押さえながら4方に分かれている道の一つへと消えていった。



モコトは銅像の前に座ったままピクリとも動かない。



かなり精神的にきているのだろう。

このおとり役がこの作戦の全てを握っている。

それゆえにモコトにかかるプレッシャーも尋常ではないのだ。






時計の針が2時半ジャストになるのを確認して、

おれ達は「夜のトバリのメメオ作戦」を予定時刻どおり実行に移した。



























午前2時30分「夜のトバリのメメオ作戦」開始。






















バビシャが突然怒鳴りだす。

「お前は!いわゆる一つのもう許せない!!!!」

「そんなこと言うなよ!ちょっと女にモテナイからってひがむなよ!!バビシャ!!」

モーテルが激しく突っかかる。

「ぬわ~にを~!!!おれが女にモテないとでもいうのかーー!!!」

「ったりめーだ!!お前がモテルわけがない!!お前のツラみると一秒でゲボがでるわ!」

タックもバビシャをけなす。

「だぁ~いたい、女にモテるからって、何がいいのさぁー。全然自慢にならないよぉ~」

神戸がむちゃくちゃなことを言う。

「ばかかてー!!モテる方がいいに決まってるんだて!!アホかて!!」

リョウも参戦してきた。

どうやらリョウはモテる組に入ったらしい。

やべ。おれも急がねば!!!モテる組に入らねば!!

「そうだぜ。モテるためにはな、まずは髪型からしっかりとしたコンセプトを持たなくてはならねーんだよ。そう、一番大事なのは髪型だよ。」

おれは持論を持ちかけた。

そう、男は髪型で決まる。

「馬鹿たれが!!!髪型ならばおれの方が上じゃ!!!」

バビシャがおれに向かって迫ってくる。

うお!!

目がマジだ!!

やばい!!

作戦がオジャンになる!!!








その時、モコトがさっそうと現れた。

「君たち・・・本当に女にモテたいのか?ならばおれがハイカラシティTOKYOで学んだ本当のモテる男の秘訣を教えてやろう。」

モコトは自信満々だ。





おい・・・モコト・・・・なんだそりゃ。

本当にこんなんでマメオが食いついてくるのかよ。

だがバビシャと、神戸は真剣にその話に聞き入っている。

「おっと・・・・これによって、おれはTOKYOで、3人の女を落としたぜ。遊びまくれる男ってのはつらいよな。へへ。」

モコトが自信満々に言う。

「おぉっぉぉおおお!!!!!」

神戸とバビシャはその結果にかなりの感動を覚えたようだ。

3人・・・・・・・・

8年で・・・・・・・3人・・・・・・

かなり少なくないか?

モコトレベルではそれが最上級の遊び人ということなのだろう。

哀れな奴だ。

こんなんではマメオが食いつくわけがない。


さっきのモコトの作戦説明で、

ここの話についてはリアルさを追求するためにあえてどんな話をするか、

具体的な説明はなかったのだがまさかこんなショボイ話だったとは!!!

取りあえずモコトの指示では、「モコトの話に驚いて食いついて来い」ということだったので一応おれも頷くふりだけしていた。

「早く教えてください!!早く教えてください!!!はやく!!はやく!!!!!」

神戸とバビシャは迫真の演技だっ!

こいつらにこんな芸当があったとは、驚いた。

こんな眉唾ものの話に完全に魅了されてしまっている役を完全にこなしている。

モーテルとタックも少し違和感はあるが、一応演技で拍手している。

モコトはしばらくにこやかにみんなを見渡し、少しためてこういった。

「教えようかと思ったが・・・・やっぱり・・・・おしえませーーーーーん!!!!だってこれはとっても貴重な情報だから。」

なんちゅうやっちゃ!!!

なんじゃそりゃ!!

「な・・・なんでんですか!!!教えてください!!教えてください!!!お願いします!!・・うっ・・うう。」

神戸とバビシャは涙ながらに訴える。

素晴らしすぎる演技。

みんなが演技だとはいえ、教祖的扱いになっているモコトもまんざら悪い気はしないようで、少しだけ笑みがこぼれている。





「まあ、ちょっとトイレに行って来るから、君たちはここで待っていてくれたまえ。」



そして、モコトは拓飛の待つ廊下へと消えていった。




果たしてこんな作戦で大丈夫なのか?

おれの不安はますます大きくなった。

くそっ。やはりやめておけばよかった。

モコトなんぞの話をまともに聞くなんてどうかしてた・・・・

今になって後悔の念が湧き出してくる。





だが、もはや乗ってしまった船。後の祭り。

ここから先は全てモコトに任すしかない。

頼むモコト。

お前がやらなければ・・・・

お前に未来はないぞ・・・・











つづく。










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Last updated  2005/03/07 08:57:16 PM
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