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August 31, 2007
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カテゴリ: コーヒー教室


・内容

器具に合った挽き方
粗挽き、中挽き、細挽きの違い
焙煎度の違い
ドリップするときのお湯の温度
フレンチプレス(コーヒープレス)でコーヒーオイルを抽出する




全三回行っている珈琲教室。


第二回目の珈琲教室では、今まで行われていた珈琲教室の中では簡単な説明しかできなかった部分について、もう少し詳しく話をしています。




珈琲粉は粗い方がいいのか、細かいほうがいいのか?
お湯の温度は何度がいいのか?
どんな器具を使えばおいしく淹れられるのか?


聞かれる質問はいろいろあるものの、まず覚えていたほうがいいことは、
「自分は最終的にどのようなコーヒーを作ろうとしているのか?」ということ。


その「最終的にどのようなコーヒーを作るか」によって、上記の質問の答えは全く異なったものとなってきます。



まぁ、、そんなこと言われてもよくわからないかもしれないので、
珈琲教室の中では、時間のある限り、そして、お腹の耐えられる限り(笑)、実践に淹れて飲み比べをしてもらっています。


言葉ではよくわからないことでも、飲み比べをしてみれば簡単にわかりますから。。





まず、
単純にお湯をかけるだけのハンドドリップと言っても、



お湯の太さ
お湯の温度
水の質
ペーパーの種類(目詰まり具合)
フィルターの種類(布、紙、金属など)

焙煎の度合い
産地 など



思いつくままに書いてみても、上記ぐらいの味を作り出す要因があるわけです。
もちろん、上記に書いた中のひとつを変えることによって、最終的なコーヒーの味も変わってきます。



こんな話をすると「コーヒーは奥が深いね」とよく言われますが、
僕が今までコーヒーのことをやってきて思うことは、実は決してそんなことはないというのが正直な答えです。
おいしいコーヒー(納得できるレベルというか)を作ることは、そんなに難しくはありません。



難しく聞こえてしまう原因のひとつは、まず、話をする人の中には専門的な言葉ばかりで喋る人がいるということ。
このような人の多くは、相手に伝えようというよりも、喋っている自分に歓びを感じているタイプです(ある側面では僕も、、笑)
実際そのような人と話をすると、結構疲れます。質問は許されませんから、聴くのみです。
でも、Mの人達には人気があります。


そして、もうひとつ。
「珈琲は難しいもの」という先入観が大きすぎて、話をしていても珈琲は簡単ではいけないと思ってしまう(しまっている)人。
悲しいかな耳が閉じてしまっている感じがあります。複雑に、奥の深いものにしたい気持ちはわからないでもないですが、笑。
要因について、あらゆる可能性を考えることは大切です。
でも、まずはシンプルにして大まかにでも基本を知ることが大切かと思います。



ようは、たくさんあるややこしそうな工程(要因)だったとしても、
簡単な言葉で、ひとつずつゆっくり理解していけば必ずわかるようになってくるということ。



では、どのように進めていくかと言いますと、、まず、


どんなことをすれば、どんな味になるのか?(粉が細かくなると、どんな味になるのか?など)
ここを変えてあげると、どんな味になるのか?(温度を変えると、どんな味になるのか?など)


まずは、これを大まかにでも理解すること。
それが、なんとなーく想像できるようになってくると、次は、、


こういう味を作るためには、どのようにすればいいのか?


ということを考え、作ってみます。


作ったものが、どれだけ自分がイメージした味に近いか?
遠ければ、何を変えてあげれば近くなるのか?


はっきり言って、これの繰り返しです。
面倒ですけど、確実です。


僕は味をイメージする力がスペシャルにあるほうではないので、オリジナルのブレンドを作ってほしいとか、味を調整してほしいとか言われたときには、単純にこの作業を繰り返しているだけです。
人と比べて何かあるとすれば、少しだけ多い経験則かもしれません。。




味を作るときには、作りたい珈琲のイメージを思い浮かべ、そこから逆算していく方法しかありません。


粉の粗さはこうでなくてはいけないとか、お湯のかけ方はこうであるとか、温度は何℃でなくてはいけないなど、、、方法(やり方)ばかりに目を向けていては、最終的な味は行き当たりばったりになってしまいます。


このように書かれていることは決して間違いではありません。
だた、少し付け加えておくとすれば、方法は方法であり、それだけが答えではないということです。


方法というのはあくまでも全体の流れのひとつであり、その中の一つを取り出して良いとか悪いとか言ったところで、目指すべき答えが違えば、その方法の良し悪しは変わってきます。


方法を変えようと思えばいくらでも変えられるし、そこの部分を変えたとしても、その次の工程、その次の次の工程も味には必ず影響してくるので、そのやり方がどうであるかは一概に言えないのです。


コーヒーを作る器具には、たくさんの種類がありますし、その器具をどのように使ってどのようなコーヒーを作るのかは人それぞれ異なってきますからね(器具に合う基本的な方法はあるとしても。。)




ちょっと難しいですか。。


パズルで言えば、最終的にできあがる絵がわからなければ、パズルは完成しません。

絵を見ながら、このピースはここにくるとか、この色はたぶんこの辺だとか予測をしますよね。

出来上がる絵がどんな絵かもわからずピースだけを単独で見ていても、最終的な絵は見えてこないのと同じことです。




簡単な言葉で説明するのは難しいですが、


「難しいことを簡単に、簡単なことをより深く」


この姿勢を大切にしてこれからも珈琲教室を行っていきたいと思います。











珈琲教室に関しては、土曜日の午前中にやっていることもあります。
ご希望があれば別途ご相談くださいませ。
info@alt-coffee.com



上海。自家焙煎アルトコーヒー(トップページの写真、変わりました↓夏っぽく秋っぽく)
http://www.alt-coffee.com/


アルトコーヒースタッフブログ@中国語
http://alt-coffee.blog.sohu.com/







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最終更新日  August 31, 2007 02:00:05 PM コメント(2) | コメントを書く
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