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辻堂元町地区の寺社巡りを終わり、辻堂駅に戻る。
駅前の大通りを北に歩き本立寺を訪ねる。
日蓮宗の寺院、山号は宝光山、創建は1592年。
『南無妙法蓮華経 日蓮宗 寶光山 本立寺』 と刻まれた石碑。
そしてその前に座像が2体。
釈迦像。
開祖像。
山門。
本堂。
本尊は十界曼陀羅。
開山は日榮上人で、静岡県清水市興津に文禄元年(1592)に創設され、
大正13年(1924)に当地に移設された寺とのこと。
寶光殿遍照廟。
遍照廟とは永代供養墓らしい。
開祖 寶光院神通日佛尼の像。
釈迦像。
鐘楼。
山門横の石碑。
本立寺を後にし国道1号線方面に歩を進める。
神台(かんだい)公園(シークロス公園)の横を通り、直ぐに右折。
東海道に出て藤沢方面に歩くと左手にあるのが二ツ家稲荷神社。
地名は「二ッ谷」ですが、神社は「二ツ家」稲荷。
この付近は大山詣での立場(たてば)だったようで、茶店が二軒並んでいたことが
由来とのこと。信者が大山詣での帰りに宝泉寺に立ち寄った後の休憩所として栄えたと。
境内には庚申塔が。案内板によると寛文10年(1670)のもの。
高さ105センチ、立派な庚申塔。藤沢市指定重要文化財。
一里塚跡と書かれた標柱。
松並木があり一里塚跡の標柱が立つ。
辻堂一里塚、江戸日本橋から13里。
しかしこれのみで他の跡は見当たらなかった。
羽鳥交差点を左折し、新湘南バイパスの下を進み、左に折れ丘を登ると折戸日枝神社が。
創建は元治元年(1864)年で、以前は山王権現と呼ばれていたと。
本殿。
御祭神は御祭神:大山咋命(おおやまくいのかみ)。
昔は宿場の間には休憩所として「立場」があった。
藤沢ー平塚には4つの立場がありその一つが四谷立場。
そして四ツ谷不動堂に到着。
ここは大山道との分岐点。
大山詣りへ向かう人たちが辿る大山道(おおやまみち・おおやまどう)。
東海道を行き交うのは、何も京都を目指す旅人ばかりではなかったのだ。
不動堂を挟んで左・東海道、右・大山道。鳥居は大山道の一の鳥居。
大山道とは、主に江戸時代の関東各地から、相模国大山にある大山阿夫利神社への
参詣者が通った古道の総称。大山街道(おおやまかいどう)とも呼ばれる。
代表的なものとして、この「田村通り大山道」があるが、これがその起点の一の鳥居。
経路は東海道藤沢宿四ツ谷(藤沢市) - 一ノ宮(高座郡寒川町) - 田村の渡し(相模川) -
横内(平塚市) - 下谷(以降、伊勢原市) - 伊勢原 - 〆引 - 石倉 - 子易 - 大山。
この石造の「一の鳥居」は、万治4年に木造で設置された後、昭和35年に大改修され、
鳥居の正面に天狗の面がかけられたと。しかし今は残念ながら鼻がなくなっていました。
四ツ谷不動堂。
堂外には古い1661年に建てられた道標があったが痛みが激しく、
最近、新しいものに建て替えたのだと。
『是よ里?大山みち』と刻まれていた。
古い道標が内部に。
上部には迫力満点の不動明王。
大山道の行きつく先、大山寺の本尊が不動明王とのこと。
道標の脇には「これよ里大山みち』と刻まれていた。
約4時間弱の辻堂古道散歩を終え、城南よりバスに乗り湘南台経由で
帰宅したのであった。
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