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この日はゆっくりと10時にホテルを出発し、最初の観光地のトラカイ城に向かう。
ヴィリニウスに移る以前にここリトアニアの首都が置かれていたトラカイは、赤煉瓦の
湖上が水面に映る美しい観光地。
ヴィリニウスのホテルから28kmほどの、二つの湖に囲まれ、半島のような
南北に延びるトラカイの最も古い地域。
バスを下り湖畔をトラカイ城に向かって歩くと右手前方に観光案内所が。
城の門楼へ続くガルヴェ湖の上に掛けられた橋を渡り進む。
門楼前に到着。
リトアニア大公国(12世紀?〜1795年)時代の14世紀後半に最初に建てられた城。
17世紀に巻き起こったモスクワ大公国との戦争で、城は損壊され再び建設されることはなく、
徐々に荒廃の一途を辿った。
第二次世界大戦後、大きな再建計画が1946年に開始され、1951年から1952年にかけて
工事が盛んに行われた。再建工事の大部分が終了したのは1961年のことである。
城は15世紀の建築様式で建設されていると。
城壁の所々には監視塔が設けられていた。
リトアニアの国章の旗が青空に。
赤い盾の中心に、銀色(白色)で右手で剣を振り上げた馬に乗った騎士が描かれている。
騎士の持つ盾は青地に金(黄)の総主教十字(ヤギェウォ十字)。
拍車と剣の柄は金(黄)で、馬具は青と金(黄)。
この騎士は通称をヴィーティス(Vytis、追跡者)というと。
博物館見学と写真撮影許可用のチケットを購入し城内へ。
トラカイ城案内図。
トラカイ城の本丸が正面に。左側に兵の宿舎(現在は博物館)。
建物の内側は広い庭となっており,馬に跨った将兵が隊列を組んで出兵の準備を
整えた場所であったとのこと。
中庭から入口方向を振り返る。
中庭では中世騎士に扮した男の寸劇が行われていた。
階段を上がり本丸に向かう橋を渡ると下には空堀が。
往事はここまで水が入り込み水路となっていたのであろう。
本丸内部。
トラカイ城本丸入口の跳ね橋。
本丸の入り口に連なる道には跳ね橋が設けられていた。
高く強固な城壁と,この跳ね橋で滅多なことでは本丸まで侵入するのは困難であったか?
トラカイ城本丸中庭。
本丸には中庭が設けられ,そこに回廊が巡らされていた。
また窓やドアもこの回廊に沿って設けられていた。
そして外側はほぼ閉じた構造であり,外敵に対しては鉄壁の守り。
剥がれた壁を覗くと,やはり石とレンガ造りであるが,レンガはゴシックレンガ呼ばれる
タイプで,全体ではロマネスク要素を含むゴシック様式だと。
レセプションの大広間。
大きな部屋で,外国要人の歓迎式典を行うなど,日本で言えば迎賓館の大広間に相当?
屋根の構造が中東のバザール天井の如し。やはり城より砦。
壁には大きな戦場の油絵や肖像画が架けてあった。
当初フレスコ画もあったのだが傷んで剥がれてしまったと。
ヴィータウタス大公(在位1401~1430年)。
ステンドグラスも小柄ながら美しかった。
これもヴィータウタス大公像?。
中世騎士像。
トラカイ城の最北端側。
再びステンドグラス。
本丸を出て次に右手の兵の宿舎・博物館を散策。
陶磁器。
中国風扇子。
そして再び本丸を。
楼門を出て城壁周囲を一週する。
本丸入口の跳ね橋手前の橋。
対岸の島の上の白き建物にもリトアニア国章がたなびいていた。
そして再び橋を渡りバスに戻る。
この湖は冬は完全凍結すると。
そしてバスにて近くのレストランに移動し昼食。
トラカイに昔から伝わってきた伝統料理・肉入りパイ料理「キビナイ」 を楽しむ。