JINさんの陽蜂農遠日記

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2019.10.09
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

『潮騒橋』を訪ねた後は静岡県袋井市久能にある曹洞宗の寺院・『可睡斎』に向かう。
国道150号線を利用して進み、西同笠交差点を右折し県道241号線、県道41号線、県道413号線
をひたすら走る。そして前方の永楽町交差点を左折し県道58号線を『可睡斎』方面に進む。



そして『可睡斎』に到着。
総門の前には『徳川家康公深きゆかりの禅寺』と刻まれた石碑が。
東海道一の禅の修行道場である可睡斎は悠久六百年の歴史を刻む、徳川家康が名づけた古刹。
現在は、曹洞宗・専門僧堂として多くの雲水(修行僧)が修行をしている名刹。
山号は萬松山(ばんしょうさん)。
総門は新築工事中であった。



『秋葉総本殿 可睡斎 総門 新築工事』



何故、新築なのかとネットで調べてみると、
昨年・2018年の台風24号でこの総門が全壊してしまったのだと。
総門は高さと幅が共に10m弱で瓦葺きの木造、伊勢湾台風(1959年)時にも倒壊し
その後に再建されたのであったが。
上の写真を見ると、いかにもバランスの悪い構造。下の写真のごとく前に倒れても
不思議ではないと感じるのであるが。
倒壊した総門の姿を静岡新聞から。


       【 http://blog.livedoor.jp/pom2-pom2/archives/26293757.html 】より

実は以前訪ねた際に撮影した総門の姿。



境内案内図。
江戸時代には「東海大僧録」として三河国・遠江国・駿河国・伊豆国の曹洞宗寺院を
支配下に収め、中心的な権威を持った遠州三山の1つ。





本堂への階段を登る。
この寺を訪ねるのは初めてと思っていたが、旅友のSさんから以前訪ねたことがあると。
帰宅して、我がブログで探すと、2012年11月末の香嵐渓紅葉ツアーの帰りに
立ち寄っていたのであった。しかし未だにハッキリとした記憶がないのである・・・。



境内の端の参道横には『酒塚観音』と書かれた紅白の幟が並んでいた。



本堂の階段下には大きな石灯籠が両側に。



右側には立派な石垣が。



階段を上ると正面に『山門』が。
禅宗寺院の七堂伽藍の一つで、寺院の正式な入口。古くは寺の南と東西に面して3つ、
あるいは参道に沿って3つ設けられたことからも三門または、山門と書かれた。
また一つの門でも、空(くう)、無相(むそう)、無作(むさ)の三解脱門(さんげだつもん)の
意味で三門(山門)とされた。
また可睡斎のこの山門は、昭和10年(1935)に当時、建築界の重鎮、特に寺社建築の泰斗で
あった伊東忠太博士に設計依頼していたが、完成にまで至らず、76年の歳月を経て、
伊東忠太博士の設計図を基に平成22年(2010)に落慶した。
扁額には『萬松山』と。



「金剛力士は、仏教の護法善神(守護神)である天部の一つ。
開口の阿形像と、口を結んだ吽形(うんぎょう)像の二体を一対として、寺院の表門などに
安置することが多い。一般には、仁王(本来は二王と書く)の名で親しまれている。
彫刻師は岐阜県美濃の大橋祐瑞師。
日本では寺院の入口の門の左右に仁王像が立っているのをしばしば見かける。
像容は上半身裸形で、筋骨隆々とし、阿形像は怒りの表情を顕にし、吽形像は怒りを内に秘めた
表情にするものが多い。こうした造形は、寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神としての
性格を表している。」
向かって右手に阿形像。



左手に吽形像。



山門をくぐっていると、天井には鮮やかな方位板が。
しかもこれ、方位や干支、そしてその方向にある町や山まで何里あるのか、
が書かれていたのであった。



『山門』案内板。
「禅宗寺院の七堂伽藍の一つで、寺院の正式な入口。古くは寺の南と東西に面して3つ、
あるいは参道に沿って3つ設けられたことからも三門または、山門と書かれた。
また一つの門でも、空(くう)、無相(むそう)、無作(むさ)の三解脱門(さんげだつもん)の
意味で三門(山門)とされた。


あった伊東忠太博士に設計依頼していたが、完成にまで至らず、76年の歳月を経て
この度、伊東忠太博士の設計図を基に平成22年(2010)に落慶した。
金剛力士は、仏教の護法善神(守護神)である天部の一つ。開口の阿形像と、口を結んだ
吽形(うんぎょう)像の二体を一対として、寺院の表門などに安置することが多い。
一般には、仁王(本来は二王と書く)の名で親しまれている。彫刻師は岐阜県美濃の大橋祐瑞師。
言語は「金剛杵(こんごうしょ、仏敵を退散させる武器)を持つもの」の意。

日本では寺院の入口の門の左右に仁王像が立っているのをしばしば見かける。
像容は上半身裸形で、筋骨隆々とし、阿形像は怒りの表情を顕にし、吽形像は怒りを内に秘めた
表情にするものが多い。
こうした造形は、寺院内に仏敵が入り込むことを防ぐ守護神としての性格を表している。」



右手にあったのが『瑞龍閣』。
木造二階建、妻入り、入母屋造桟瓦葺で下屋を廻らし、正面に唐破風玄関を構える。
一階は大振りな座敷飾を備えた六間取、二階は大広間の周囲に畳廊下を廻らし、
各室ごとに異なる主題に因む欄間や絵襖で華やかに飾る。規模雄大で優美な内装をもつ迎賓施設。



『本堂』が正面に。
可睡斎は聖観世音菩薩(しょうかんのんぼさつ)をご本尊とし、高祖承陽大師
(こうそじょうようだいし)と太祖常済大師(たいそじょうさいだいし)を両祖とすると。




『総受付』。



境内左手には『輪蔵』が。
現在の秋葉信仰の秋葉三尺坊大権現を祀る。



「輪蔵とは、仏教の法宝である経典(総称を「大蔵経」または「一切経」と称す)を収め置く、
寺院建築において古来より重要視されてきた堂宇であり、由緒名刹寺院には欠くことのできない
大切なものです。
可睡斎の輪蔵は、平成18年の伽藍修復工事の一環で移築した際、建築当時の棟札が出てきた。
棟札の記述によると、輪蔵建築の発願者は、可睡斎48世日置黙仙禅師、後の大本山永平寺の
第66世貫首猊下である。日置禅師の意志を受け継ぎ、大正8年輪蔵を上棟したのは、
可睡斎49世秋野孝道禅師、後の大本山総持寺独住7世貫首猊下であります。
輪蔵を考案したの傳大士(ふだいし)様(中国南北時代、斉の東陽の人 497年から569年)は、
明るい将来には、「大蔵経」に親しむにありとして、当時、文字を知らぬ人、修学する環境にない
人々にも、広く仏教と縁を結ばせる為に、輪蔵(8角の書架が中心にある軸で回転できるもの)を
考案したと伝わる。



扁額には『可睡斎輪蔵堂』と。



「輪蔵」を時計回しに1回転させると、「大蔵経」を修学するのと同じ功徳を得られるとされ、
経蔵に対する信仰が深まった。」と。



再び『本堂』正面に。



『本堂』への階段の途中から。



扁額には『護国殿』と。



ズームで。



『坐禅堂』。
右手に『五重塔』、左手に『慈母観音』。
『坐禅堂』は文殊菩薩を祀る。
修行僧の坐禅及び生活の場所。坐禅体験をすることができるのだと。



『可睡斎の由来』。
11代目の住職仙麟等膳(せんりんとうぜん)和尚は、幼い徳川家康とその父を戦乱の中から
救い出しかくまいました。
その後、浜松城主になられた徳川家康は、親しく和尚を招いて旧恩を謝し、その席上で
コクリコクリと無心にいねむりをする和尚を見て徳川家康はにっこりせられ
「和尚我を見ること愛児の如し。故に安心して眠る。われその親密の情を喜ぶ、和尚、眠るべし」
と申されました。
それ以来仙麟等膳(せんりんとうぜん)和尚は「可睡和尚」と称せられ、後に寺号も東陽軒から
「可睡齋」と改められました。また、仙麟等膳和尚の時代、徳川家康公の帰依を受けて、
天正11年(1583年)に東海4ケ国(駿河、遠江、三河、伊豆[1部])の僧録司となりました。



『位牌堂』。



『開運大黒殿』。



全国の秋葉信仰の総本山となる『秋葉総本殿』の『御真殿』。
秋葉総本殿は、日本で唯一の火防パワースポット。
可睡斎(かすいさい)は、多くの雲水(修行僧)たちが修行をする曹洞宗の専門僧堂で
あるとともに、秋葉三尺坊大権現さまの御身躰を祀る火防(火伏せ)をはじめ、
人々の幸せを祈願する一大道場として知られています。



『秋葉三尺坊大権現』
階段中程の両脇では『天狗像』が睨みをきかせていた。
こちらは階段右の烏天狗。



今から千三百年の昔、越後蔵王権現堂の十二坊の一つである三尺という僧坊で
厳しい修行を重ね、秘密奥義を極めて神通力を得、観世音菩薩三十三化身の一つ。
迦褸羅身(カルラシン)を現じられた。
こちらは階段左の烏天狗。



『御真殿』。
扁額は金色に輝く『秋葉総本殿』の文字が。



『秋葉総本殿 可睡斎』。



『秋葉三尺坊大権現』と書かれた大きな提灯。



『威徳殿』と書かれているのであろう。



可睡斎御真殿「秋葉總本殿」に祀られている秋葉三尺坊大権現は、大天狗や背に翼を持つ
烏天狗の姿で表されることが多く、御真殿内の天井や梁には奉納された天狗や烏天狗の
面がたくさん掲げられていた。



ズームで。
赤い顔に長い(高い)鼻が天狗、嘴がカッパに似ているのが烏天狗。



天狗を描いた凧も。



天井。



『御真殿』前から階段下を見る。



こちらが『不動尊奥之院 出世六の字穴』方面入口。
秋葉山の御真殿から奥の院へ向かう山道に徳川家康にまつわる
「出世六の字穴」があります。
戦国時代、徳川家康は武田信玄との戦いにおいて遠江・森・袋井方面へと攻めてきた武田勢に
追われ、この寺のほら穴に隠れて命拾いをした。
その後、家康は浜松城主となり、やがて駿河城、江戸城などを築き国を平定し、江戸幕府を開いて
将軍となった。
その出世の故事になぞらえ、当齋のほら穴は、家康公の威徳を称えていつしか「権現洞」と、
また「出世六の字穴」とも呼ばれるようになった。



『秋葉総本殿三尺坊大権現』と書かれた大きな幟。



参道脇には木製の超特大一本歯の下駄が。



保存されている『鬼瓦』。



『遠州三山紅葉」めぐり』のポスター。
三山とは法多山、油山寺、そしてこの可睡斎。



山門前の境内にあった『おさすり地蔵』。



一さすりで福を招き
二さすりで徳を授かり
三さすりで満足を戴く
と言うことで、どんどんさすらないといけないのである。

DSC02043_R.JPG

そして帰路の右手にあったのが『活人剣碑』。



高さ2.1mの基壇に据え付けられていた。



『甦った「活人剣」』
『活人剣』は、日清講和条約交渉時に、清国全権大臣李鴻章が暴漢に襲われた事件に由来する
記念碑である。この事件は当時、国の威信を揺るがす大事件として知られている。
初代の活人剣碑は1898年に可睡斎に完成した。日清戦争集結に向けた下関条約交渉時に
暴漢に銃撃された清国全権李鴻章を陸軍軍医総監佐藤進が救った際、李から軍服帯剣の理由を
問われた佐藤が「これは人を生かす活人剣だ」と答えた逸話に基づく。
戦争犠牲者の慰霊と平和祈願を目的とし、日本を代表する彫刻家の高村光雲が制作したが、
第2次世界大戦中の金属供出で失われていた。
市民団体「袋井まちそだての会」と、佐藤が第3代堂主を務めた学校法人順天堂、、可睡斎の
3者が再建委員会を設立し、市民に募金を呼びかけて再建したのだと。
治療にあたった佐藤進陸軍軍医総監と負傷した李鴻章が互いに信頼する間柄となり、
親交を深めたことは殆ど伝えられてこなかった。
それが、それが今回「活人剣」碑に刻まれていることが分かり、改めて光を当てることができた
のだと。



そして階段を降りようとすると、下から法螺を吹きながら階段を上る修行僧の一団が。



そして山門を潜る。



老僧の姿も。



『白山堂』。
永平寺開祖道元禅師が宋の天童如浄禅師につて開悟され帰朝される前夜、碧巌録を
筆写していると、白山妙理大権現が現れ助勢された(一夜碧巌)禅師はその奇瑞を歓び
帰朝後終生白山妙理大権現を祀られたと。



『弁天堂』。
可睡斎の弁天様は、水行池から放生池を経て水が流れる水路のほとりにこの弁天堂が建てられ
ここに祀られているのだと。



『酒塚観音』案内板。



途中のこの石碑は?



『酒塚観音』の紅白の幟。



少し登った所にひっそりと、『酒塚観音』。
お酒を飲む方は、ぜひお参りをとの事。



『酒塚観音』。



御朱印をいただきました。



帰りに烏蒭沙摩明王を祀る『大東司(トイレ)』の『見学』に行くつもりであったが
忘れてしましました・・・・・・・残念!!
よってネットから写真を。


    【 http://www.teradanet.com/blog2/%E5%8F%AF%E7%9D%A1%E6%96%8E%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%80%E3%81%AE%E6%9D%B1%E5%8F%B8%E3%80%8D1280 】より

                                                                                        ・・・もどる・・・

                  ・・・つづく・・・





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Last updated  2023.06.11 11:26:27
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