JINさんの陽蜂農遠日記

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オジン0523 @ Re:再び大涌谷へ(05/16) 朝食の食べそこないとは? 深酒? であれ…

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2020.12.10
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カテゴリ: 国内旅行
この日は12月8日(火)、仕事の応援で五反田に打ち合わせに行く途中に、晩秋の紅葉を愛でに、
東京・世田谷区奥沢にある浄真寺(じょうしんじ)を訪ねました。
この地にはサギ科のシラサギ(白鷺)とラン科のサギソウ(鷺草)にまつわる悲話が伝わります。
そのサギソウは世田谷区の花とされ、境内の「さぎ草園」では毎年8月上旬に多くの花を咲かせる
そうです。「シラサギ」とは、ほぼ全身が白いサギ類の総称であり、シラサギという名前のサギが
いるわけではないようです。
山号は九品山(くほんざん)で、九品仏(くほんぶつ)とは後ほど触れるように、同寺に安置
されている9躰の阿弥陀如来坐像のことを言うのです。
最寄り駅は東急大井町線・九品仏駅。小田急線、田園都市線、東急大井町線を利用して

自宅を出て1時間15分ほどで九品仏駅に到着。



駅北側の踏切を渡り、九品仏駅を振り返る。



駅北側の踏切を渡ると、参道の入口へは徒歩1分強で着く駅に隣接した寺。



「浄真寺参道」と刻まれた石碑。



「九品佛参道界隈」案内。



「浄真寺」境内案内地図。




「浄真寺」のHPより。


   【https://kuhombutsu.jp/guide/map/】より

案内図にあった「総門」の切絵図。
絵の左下に書かれている「お面かぶり」とは、江戸の時代より3年ごとに、この寺で奉修される
「阿弥陀如来二十五菩薩来迎会」のことで、無形文化財に指定されているのだ。




五島美術館は、東京都世田谷区上野毛の閑静な住宅街の中にある私立(財団法人)の美術館。
国宝「源氏物語絵巻」をはじめとする数々の名品を所蔵する美術館として、展覧会を中心に
幅広い活動を展開している人気の美術館。



「浄真寺参道」標石の右奥は九品仏交番。



参道を進む。時間は7:45、参道に朝の陽光が差し込む。




背面には建てられた年が書かれていて、明治32年(1899年)と。
「この辺りでは銃を使っての猟は禁ずる」という警視庁が出した明治時代の告知であると
当時のこの地域一帯はほとんど人が住んでおらず、雑木林ばかりの土地であった。
狩猟もやりやすかった時代。この石柱はそういった古い時代の名残なのであろう。
この後、境内にも同様な石碑が建っていた。



「2014年~2034年 浄真寺 「平成令和九品佛大修繕事業」大勧進」案内板。
九品仏の駅名にもなって親しまれる浄真寺は、上品上生仏より下品下生仏の
九品阿弥陀佛が奉安されております。
この度、元禄以来の大修繕を行うこととなりました。
以下略」



前方に総門が見えて来た。
約200mの長さで参道には黒松を中心に植栽されていた。
入り口の参道は「二河白道(にがびゃくどう)」を表しているのだと。
火の河と荒れ狂う河に挟まれた白い細い道、白道は浄土往生を願う信心の道で一心不乱に念仏を
唱えて極楽浄土へ渡ろうということを意味していると。
樹齢30年以上の黒松の間に次世代を担う黒松の苗木を植樹し成長しているのであった。



参道の中程の右側には九品仏広場という公園があり、参道と調和した雰囲気のいい子供達の
遊び場となっていた。
その先に「参道の石碑群」
参道の左側には庚申塔や地蔵様が並んでいた。


中央に「奉寄進庚申供養塔」と刻まれた石碑が。



「参道の石碑群」を振り返る。



そして「浄真寺 総門」前に到着。
九品山唯在念佛院浄真寺(くほんさんゆいざいねんぶついんじょうしんじ)は浄土宗寺院。
越後国村上泰叟寺の珂碩(かせき)上人を請うて延宝6年(1678)に創建されたものであると。



「掲示板」
「佛日増輝 法輪常転
仏の光明が輝きを増し仏の教えである法輪が永遠に転じて衆生を救済する」
コロナ禍の影響で、今年の大晦日は除夜の鐘はあるが、閉門すると。
初詣客の三密を回避する為なのであろう。



「九品佛道」と刻まれた石碑が「総門」右手奥に。



「総門」。



「総門」に掲げられている扁額「般舟場(はんじゅじょう)」。
常に行道念仏して現前に諸仏を見奉る「般舟三昧」する道場であり、参拝者に願往生の心を自然に
発さんが為に書かれたものであるとのこと。
「般舟三昧」とは浄土教で説く精神統一法。諸仏現前三昧,仏立 (ぶつりゅう) 三昧ともいう。
7日ないし 90日間この三昧を行えば現前に仏を見ることができるのだと。



「扁額 般舟場(はんじゅじょう) 説明
当山二世珂憶(かおく)上人の高弟珂慶(かけい)上人の御筆で流麗雄渾
(りゅうれいゆうこん)な筆致である。般舟とは般舟三昧の事でつねに行道念仏して
現前に諸仏を見奉るを言う。般舟三昧経三巻は弥陀経典中最古のもので浄土三部経と共に
古来より重んぜられている。当山は院号を唯在念仏院と称し念仏の道場であり参ずる人々に
願往生の心を自然に発さんが為書かれたものである。」



「創建の由来

浄土宗に属し、境内約12万m2 ( 3万6十坪)は往古の面影を保存する都内有数の風致地区である。
開山は江戸時代初期の高僧「珂磧(かせき)上人」で、四代将軍徳川家綱公の治世延宝6年
( 1678 )に、奥沢城跡であったこの地を賜り、浄土宗所依の経典である観無量寿経の説相に
よって堂塔を配置し、この寺を創建された。「江戸名所図絵」に描かれている堂塔の配置と
現状とはほとんど変わりはないが、昭和40年に本堂・仁王門とも茅葺きを銅板葺に改修した。」



総門の柱の場所に厚い板に書かれている「九品佛浄真寺總門」。書体は新篆書体か?



「浄真寺」石碑。



そして「総門」から境内に入ると左手に新たにあったのが「閻魔堂」。
境内は朝の陽光と紅葉でオレンジ色の世界が拡がっていた。



到着直後は扉が閉じられていたが、その後はいつの間にか扉が開いていた。



2019年8月に落慶した新「閻魔堂」。



扁額「閻魔堂」。



中央に「閻魔大王」。



お顔をズームで。



斜めから。



左手に「奪衣婆(だつえば)

剥ぎ取る老婆の姿。奪衣婆(だつえば)、正塚婆(しょうづかのばば)、
姥神(うばがみ)、優婆尊(うばそん)とも言うのだと。



「奪衣婆(だつえばぁ)」、「 葬頭河婆(そうずかばぁ) が剥ぎ取った衣類は、
懸衣翁(けんねおう)という老爺によって衣領樹(えりょうじゆ)にかけられる。
衣領樹に掛けた亡者の衣の重さにはその者の生前の業が現れ、その重さによって
枝の垂れ方が異なるので、亡者の生前の罪の重さを計る事により死後の処遇を決めるのだと。
罪の重い亡者は三途の川を渡る際、川の流れが速くて波が高く、深瀬になった場所を
渡るよう定められているため、衣はずぶ濡れになって重くなり、衣をかけた枝が
大きく垂れることで罪の深さが示されるのであると。また亡者が服を着ていない際は、
懸衣翁は衣の代わりに亡者の生皮を剥ぎ取るという恐ろしい話。奪衣婆は閻魔大王の
妻であるという説もあるのだと。
前回のブログにも書いたが、私の衣類は枝が大きく
撓るのであろうか?



極楽浄土、大叫喚地獄絵。
朝の陽光で画面が光ってしまって。



極楽浄土、等活地獄絵。



そして「閻魔堂」前の「三途の川」。
人は死ぬと七日目には三途の川の辺に到着するそうです。
ここには、人が冥土に行く為には、渡らなければならない三つの川、「葬頭川(そうずがわ)」
「三瀬川(みつせかわ)」、「渡り川」があります。
川の流れは三つに分かれていて、前世の行為(業)にしたがって、それぞれにふさわしい流れを
渡ることになるそうです。
三途とは地獄・餓鬼・畜生の三悪道のことですが、この川の辺に上記の衣領樹 (えりょうじゅ)と
いう木があります。
木の下には「奪衣婆(だつえば)」という老婆がいて、木の上には「懸衣翁 (けんえおう)」
というお爺さんがのっています。
お婆さんが着ている衣類を脱がせ、木の上のお爺さんに渡し、木の枝に掛けると、その重みで
枝が垂れる。枝の垂れ方で生前の罪の軽重が分かる仕掛けです。
その「懸衣翁」と「奪衣婆」が、35日目の閻魔大王の裁判に陪席している ので、嘘の申告は
出来ないのだと。



「三途の川」に架かる石橋と「閻魔堂」を振り返る。




                  ・・・​​ つづく ​・・・





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Last updated  2020.12.11 22:02:44
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