JINさんの陽蜂農遠日記

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2021.06.15
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カテゴリ: 鎌倉市歴史散歩
『​ 鎌倉散策 目次 ​』

そして次に訪ねたのが「横大路」の突き当りにあった「宝戒寺」。
鎌倉市小町3丁目5−22。



寺号標「天台宗圓頓寶戒寺」。
この寺、正式な名称は
「金龍山(きんりゅうざん)釈満院(しゃくまんいん)圓頓寶戒寺(えんどんほうかいじ)」。
鎌倉の花の寺・梅の花や萩の花でも有名。



「鎌倉大聖天」碑の前には、提灯の雨よけの屋根が対で。



「金龍山寶戒寺伽藍復興大勧進ご案内」




「往時此の地に北条氏の小町亭在り 義時以後累代の執権概ね皆之に住せり 彼の相模入道が
朝暮に宴筵(えんえん:宴会)を張り 時に田楽法師に対し列座の宗族巨室(重臣)と倶(とも)に
直垂(ひたたれ:礼服)大口(おおくち:大口袴)を争ひ解きて  纏頭(てんとう:褒美)の山を築けり
と言ふも此の亭なり 元弘三年 (1333)新田義貞乱入の際 灰塵(かいじん:灰)に帰す 
今の宝戒寺は 建武二年(1335) 足利尊氏が高時一族の怨魂忌祭の為 北条氏の菩提寺東勝寺を
此の亭の故址(こせき:旧跡)に再興し  以て其の号を改めしものなり」

【昔この場所に、北条氏の小町亭がありました。北条義時(よしとき)以後代々の執権
(将軍代理職)はたいていここに住みました。あの北条高時が、朝に夕に宴会をして、ときには
田楽法師に対して、列席している重臣と共に、 ひたたれや袴(はかま)を投げ与えて褒美(ほうび)の
山を築いたというのもこの場所であります。1333年に新田義貞(にったよしさだ)が鎌倉に攻め
入った時、戦火で焼けて灰になってしまいました。現在の宝戒(ほうかい)寺は、 1335年に

菩提寺であった東勝寺を、この屋敷跡に建てて名前を変えたものであります。】と。



六角形の踏石が並ぶ参道を進む。



「宝戒寺
新田義貞の鎌倉攻めにより、この寺の南東にある「腹切りやぐら」で、最後の執権・北条高時を
はじめ北条一族八百七十余名が自害したと伝えられています。
滅亡した北条氏の霊を弔うため、また修行道場として、後醍醐天皇が足利尊氏に命じ、北条氏の
屋敷があったとされるこの地に寺を建立させました。
境内には四季を通じて花が咲き、九月には白いハギで理めつくされる「萩の寺」として有名です。
・宗派 天台宗
・山号寺号 金龍山円頓宝戒寺
・建立 建武2年( 1335 )
・開山 五代国師(円観慧鎮)
・開基 後醍醐天皇」



「掲示板」。



「山門」







「本堂」。
宝戒寺は、後醍醐天皇の勅命をうけた足利尊氏公により、北条氏の霊を弔うため、
また国宝的人材を養成する道場として北条氏執権屋敷跡であるこの地に建立された。
ご本尊は鎌倉二十四地蔵尊の第一番とされる子育て経読み延命地蔵様で
鎌倉三十三観音霊場の寺院の中で唯一、准胝観音様をお祀りし、
また、鎌倉江の島七福神の毘沙門天様をお祀りしている。



近づいて。

鎌倉 宝戒寺 御朱印 御朱印帳 ご利益 縁結び パワースポット 開運

「宝篋印塔」。
1333年滅亡した北条氏並びに鎌倉合戦東勝寺(とうしょうじ)戦没諸精霊を供養する慰霊塔。
鎮魂の祈りを込めた写経、写経石が納められているのだと。



「鐘楼」。



「聖徳太子堂」。
聖德太子は仏教を深く信仰され、仏教の保護に尽力された。
また優れた工芸技能者の育成を図ったといわれ、これにちなみ諸職人の守り神として
信仰されている。
毎年1月22日に聖德太子講が厳修(ごんしゅう)されると。



「徳崇大権現堂」。
鎌倉幕府執権北条高時公を德崇大権現(とくそうだいごんげん)としてお祀りしている。
鎌倉幕府が滅亡した5月22日には北条氏鎮魂の為、毎年大般若転読会(だいはんにゃ
てんどくえ)が厳修(ごんしゅう)されると。



「大聖歓喜天堂」。
秘仏である大聖歓喜双身天王(だいしょうかんぎそうじんてんのう)(歓喜天・聖天様
(かんぎてん・しょうでんさま))をお祀りしている。
毎年5月23日には諸願成就を祈念し大聖歓喜天供(だいしょうかんぎてんく)が厳修される。



正面から。扁額は「大聖天」。



以前に戴いた「鎌倉三十三観音第2番:仏母准胝観音尊」の「御朱印」です。



以前に戴いた「鎌倉二十四地蔵第1番:子育経読地蔵尊」の「御朱印」です。



以前に戴いた「鎌倉・江ノ島七福神:毘沙門天」の「御朱印」です。



「宝戒寺」を後にして、県道204号線・金沢街道を右に進むとカーブの場所に石碑があった。
ここが「筋替橋(鎌倉十橋)跡」。



「筋替橋」碑。
「鎌倉十橋ノ一ナリ 寶治元年(1247)六月 三浦康村(やすむら)一族ノ叛乱ニ際シ 
北条時頼(ときより)ノ外祖(母方ノ祖父)タル安達景盛(かげもり)ハ 其ノ一族ト共ニ 
兵ヲ率(ひき)イ此ノ橋ノ北辺ヨリ康村ノ第(屋敷)ヲ攻メシコト 東(吾妻)鑑ニ見エタリ 
又文平二年(1265)三月 鎌倉ニ於ケル商家ノ営業地域ヲ数カ所ニ限定セル
触書(フレガキ:告知書)中ニ「一所須地賀江橋」トアルハ 即チ此附近ノ事ナリ」

【鎌倉十橋のひとつです。1247年6月に三浦康村(やすむら)一族が反乱を起こしました。
その時、安達景盛(あだちかげもり)は、その一族と共に兵を率(ひき)いて、この橋の
北の辺りに集まり、康村の屋敷を攻めたことが吾妻鑑(あずまかがみ)に書いてあります。
また鎌倉において、商店の営業できる地域を数か所に限定するという告知書が1265年3月に
出され、その中に「須地賀江(すじかえ)橋」と書いてあり、これはこの付近のことであります。】



名所案内。
「来迎寺」方面に向かって進む。



突き当りにあったのが「YNU 横浜国立大学 教育学部 附属鎌倉小・中学校」正門。
鎌倉市雪ノ下3丁目5−10。



民家に庭の樹の花。



ピンクの「マロニエ」の花であろうか?



突き当りを左折し、「YNU 横浜国立大学 教育学部 附属鎌倉小・中学校」の校庭の
脇の道を北上する。
左手に「頼朝の墓⇒」の案内があったが直進した。



更に進むと前方左手に石碑が。



先ほどと同じ場所の案内表示。



「西御門」碑。
「西御門は 法華堂西方の地をいふ 大蔵幕府西門の前面に当たれるを以て此名あり 
報恩寺 保寿院 高松寺 来迎寺等此地に在り 今 高松 来迎の二寺を存す」

【西御門は、法華堂(ほっけどう)の西の方の土地を言います。大蔵幕府の西門の前面に
当たるため、この名前が付いています。
この地域には、報恩寺(ほうおんじ)、保寿院(ほじゅいん)、高松寺(こうしょうじ)、
来迎寺(らいごうじ)等がありました。  現在は来迎寺のみが存在しています。】



このグランド付近が「大蔵御所西御門跡」だったのであろう。



現在地は鎌倉市西御門2丁目1−11付近。



更に北に向かって鎌倉市西御門1丁目の住宅街を北上する。



右手に小さな石碑があった。



「右 来迎寺」と。



ここを右折し進むと左手にあったのが「西御門 八雲神社」。
鎌倉市西御門1丁目13−1。



「西御門八雲神社
祭神 須佐男命(すさのうのみこと)
建立は定かではありませんが、『風土記稿』に因れば字大門の天王社がもとだと考えられます
現在の社殿は天保三年の建造だと言われています。
須佐男命は『古事記』『日本書紀』でも知られる神様で特に須佐男命は乱暴で天照大神が怒って
天の岩戸に隠れた神話や八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した伝説はよく知られています。」



3基の庚申塔が並んでいた。



右側から「笠塔婆型庚申塔」
上辺に日月、六手の青面金剛が彫られている。
体の前においた右手には髪の毛をもって人を吊り、左手には剣を、ほかの手には剣、輪宝などを
持つ。
下に三猿が厚彫りされている。文化五年(1808)の銘が。



中央は「船型庚申塔」
上辺の右に月、左に日、中央上辺に大日如来を表す梵字を刻みむ。
四手の青面金剛が邪鬼の上にたっている。右の上手には鉾、下手は矢をもち、左上手は棒、
下手は弓を持つ。下には、三猿が。
庚申塔で四手の青面金剛像は少なく、鎌倉でも2基だけだとのこと。



左は「船型庚申塔」
上辺に「阿弥陀」をあらわす梵字を刻み中央に合掌六手の青面金剛像、
下には鶏と三猿が彫られていた。
元禄五年(1692)の銘が。



小さな石の社も境内に。



そして「社殿」。
鎌倉の八雲神社は山ノ内、大町、常盤とここの4か所あると。




                              ・・・​ もどる ​・・・

                  ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2022.05.19 15:43:20
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