JINさんの陽蜂農遠日記

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2021.07.20
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カテゴリ: 鎌倉市歴史散歩
『​ 鎌倉散策 目次 ​』 👈リンク

次に「泉の井」に向かったが右手にあったのが「松巌寺殿の石碑」。



風化が激しく、文字の判読は出来なかったが。



辛うじて「松巌寺殿」の文字が確認できたのであった。
この石碑はやぐら(墓所)にあったもので、
「松巌寺殿浄室心清尼大姉墓之銘・・・大姉諱久、江府人也、大樹源秀忠公之・・・也、
祖母雲光院初仕大相国源・・・」と書かれているとのことだ。
地元の調査では、昭和初期には既に読めなかったのだと。



左奥には、平坦な土地と中央に百日紅の木が。




石造五重塔や置き石が。
ここが「松巌寺」跡なのであろう。
 宗派:   臨済宗
 札所御本尊:聖観音菩薩立像
 所在地:  扇ヶ谷村泉谷 (おおぎがやつむら いずみがやつ) (鎌倉市扇ガ谷2丁目19番)


そしてその先直ぐ左にあったのが「泉の井」。



新編鎌倉志に、「泉谷(いずみがやつ)は、英勝寺の東北の谷なり。 (吾妻鏡)の建長4年
(1252)5月26日、右兵衛督教定朝臣が泉谷の亭を壊して、御方達の本所とすとあり。
是宗尊将軍(むねたかしょうぐん)の時也。御亭の跡、今所不知。路端に井あり。泉井と云う。
清水涌出なり。 鎌倉十井の一なり。」と書かれていると。



泉の井。水が溜まっていたが水の流れは確認できなかった。



新・旧の「泉の井」碑。



「泉の井(いづみのい)
この井戸は、鎌倉十井の一つです。」

こんこんと清水がわき出た往時の勢いこそありませんが、今でもきれいな水が出ています。」

なぜ「  いずみのい 」ではなく「いづみのい」なのであろうか?



そして「泉の井」を背にして次の目的地の「妙傅寺」に向かう。
「ノウゼンカズラ」であろうか。







「日蓮宗 正信山 妙傅寺」、「北辰妙見大菩薩 淨行菩薩」と書かれた木柱。



石段を上って行った。



「妙傅寺」の「本堂」。
「妙傅寺」(日蓮宗)は、東京都文京区白山にあった寺で、1652年(承応元年)、
紀州徳川頼房の祈願所として創建されたと伝えられている。
道路拡張工事の影響で、1974年(昭和49年)、この地へ移転してきた。
旧本尊は妙見北辰菩薩、現在は日蓮坐像。
妙見北辰菩薩は 1945年(昭和20年)の戦災で焼失してしまったとのことである。
妙見北辰菩薩は、源頼朝や日蓮が崇拝し、日蓮宗の寺院によくみられる。
平将門が信仰したが、新皇宣言によって嫌気がさし、将門を離れたので将門は滅んだと。
一方、平良文は、妙見菩薩の霊験により畠山・千葉・上総などの坂東八平氏を生んだと
されている。特に千葉氏は妙見信仰で知られている。




妙伝寺が建てられている所は、忍性によって開かれた多宝寺という真言律宗の寺があった。
多宝寺の開基は北条業時(北条重時の子)と伝えられている。
妙伝寺の裏山には、多宝寺長老の覚賢五輪塔が建ち、その周辺には「多宝寺址やぐら群」がある。



扁額「多宝谷山」。



裏山の上にある「覚賢五輪塔(かくけんごりんとう 」への上り口を探したが見つからなかった。



本堂右手のやぐら。前が道路になっている。入口は狭いが中は広いのであった



内部には石仏と多くの卒塔婆が奉納されていた。



そして、この日の散策の予定をすべて終え、鎌倉駅へと向かったのであった。
途中、道路の民家には、白いモヤモヤとした花の木があった。
「アオダモ」であろう。



そして鎌倉駅まで戻り、この日は江ノ電を利用して藤沢駅まで戻り、小田急線にて
帰宅したのであった。


                              ・・・もどる・・・


                   ・・・つづく・・・





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Last updated  2022.05.19 16:01:19
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