とてとてたてたて

やっぱりテレビのミステリー劇場は嫌いだ

ふとテレビをつけたらやっていたミステリー劇場。我知らず引き込まれてしまった。父親が、女二人による痴漢のでっちあげにあい、容疑を認めてしまったために恐喝され、母親がノイローゼになり首吊り自殺。娘は母を殺したのは父だとなじり、家出し、家庭崩壊。父親は女二人恨んで殺そうとする。・・・笑えないんだけど。私の日常と関連するところが多々あるんだけど。こういうテレビのミステリー劇場って、「視聴者に非日常を体験させる」ことが売りですよね。（ミステリー劇場に限らずテレビ番組ってなんでもそうだと思うんだけど）私の日常は、他人にとって非日常なのか？まず始めにそれがうかんだ。それと、もし私の日常が非日常であっても私にとって「背負わなければならないもの」を、「お涙ちょうだい」的な娯楽に作り上げられていることに、やり場のない怒りを感じる。お決まりの台詞。父親に向かって、女刑事が「そんなことをしても奥さんは喜ばないと思いますっ」という。それで父親は、人質を殺そうとするのをやめる。・・・。あまりにも話が単純だ。ドラマだから解決の方向に持っていかなければ成らないのだろうけど。女刑事は、赤の他人にあまりにも無責任な言葉を吐いている。自分は生活崩壊してないしな。多分このご時世を鑑みるに、テレビのミステリー劇場がそのまま自分の境遇だ、って人もきっと増えていると思う。どうなんだろう、ミステリー劇場。コナンならまだ楽しんで見れるけど、実写で、フェイクにしろ人が死ぬのは嫌だ。