梅林庵

平成29年4月3日（月）

　午前4時起床。晴れ。ドピーカンの一日。この空と掛けて自分の心と解く、その心は「一点の曇り無し」おめでたい私です。あれこれ目先の悩みはありますがインシャラー、ケセラセラ、ハクナマタータです。仕方がありません。

　どうでもいいことを書きました。終日デスクワーク。上司が退職し、稟議書は5月1日付けの人事異動まで代行。何だか片肺飛行の気分です。夕刻、1時間早退する予定でした。叶いませんでした。陽の傾いて会社をあとに。父を見舞いました。吉村昭をカバンに4冊、持参しました。出して見せたら

「本か。読むと疲れる。しかし、面白そうだな。置いていけ｣

その気になってよかったです。経過は小康、いたって元気なるも、凝固の血塊を溶かす点滴薬を離せず。腕に針の刺さったまま。近いうちに心臓内のそれを除くカテーテル手術をするかもしれないとのこと。入院、しばらくかかりそうです。元気を出して貰うため、「陳舜臣の文庫本あれこれ70冊まとめて」を落札しました。そろそろ届きます。リストを作って見せ、どれを読みたいか訊いてみようと思います。写真は父の病室から眺め降ろした桜です。

　ソメイヨシノ、開花間近です。膨らんだ蕾のこの桃色が好きです。

　それにしてもです。仕事帰りに病院を見舞うにつけ、ブロ友禁玉さんのことが頭に浮かびます。彼のお父さんも入院していますが、病院までの距離は300km。見舞うには、東名高速を岐阜県から熱海まで車で走らなければなりません。伊東に住むお母さんの顔も見に寄ります。大変です。こうしてみると、親の近くに住むことのありがたさではあります。禁玉さん、道中の運転、くれぐれも気をつけて欲しいです。

　帰宅が遅くなりました。走らず。湯を浴びて夕食。夏は茄子にやられますが、このところは菠薐草に。これは昨晩の写真です。湯通しした後の図。私も欲ですが妻もです。沢山収穫して冷凍します。

　月曜日なのでプロ野球は休み。NHKFMでベストオブクラシックを聴きながらぼんやりの時間を過ごしました。今週は世界の音楽コンクールと題し、金曜日まで5つのそれを日替わりで放送します。今夜はミュンヘン国際でした。ヴィニャフスキ、シューマン、ジュネーブ、エリーザベト王妃と続きます。日本人幾人かの演奏もあるようです。写真にラジオ放送を撮ることあたわ図なので、ここは昨晩に聴いたCDジャケを。ジョン・ダウランドの声楽です。ダウランドはリュート音楽です。深いんです。

　デザートはポンカン。これが甘いんです。愛媛・宇和島産。

今日の一句

病父居り桜の蕾下に見て

鵯か鎮守の森の喧し