「Red roses for a blue lady」という歌が出てきて、その大意を示すところにこうある。 「ゆううつな彼女《レディ》のために紅いバラを包んでくれ。この町でいちばんかわいい娘《ギャル》に届けておくれ」(p237) 今では「ギャル」という語は普通に使われているが、戦後すぐに知られていたのだろうか。 私は、1979年に、沢田研二の「OH!ギャル」という歌を聴くまで知らなかった。 「ガール」の俗語だということを辞書を引いて知った記憶がある。 歌にすでに「ギャル」という語が使われているのか、作者が「ギャル」にしたのか知りたいと思って検索したら、歌詞が見つかった。 「Send them to the sweetest gal in town」となっている。 もとの歌で「ギャル」だったのだ。