hongming漫筆

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2006.12.12
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カテゴリ: その他の読書録

 「有縁《うえん》の章」から「明星の章」まで。
 このうち、冒頭の「有縁の章」と「一空の章」が「 続 姿三四郎 」の原作部分。
 原作でも舞台は凝っているのだ。

 さて、三四郎だが、相手が唐手だろうが、日本刀使いだろうが、ほとんど無敵なのだが、乙美《おとみ》と相思相愛であることに気づいていながら、さっぱり煮え切らない。歯がゆい。
 柔道になると思い切ったことをするのに、女のことになると、「こいつ、自分のことしか考えてないのか」といいたくなる優柔不断ぶり。しっかりせい。いやな女として描かれている高子もかわいそうだ。
 まあ、こうやって決着がつかないから、読者がやきもきして読み続けるわけではあるのだろう。
 政治の世界にも飲み込まれて行きそうな雰囲気だが、どうなるのだろう。
 「ラスラ」というものがでてくるが、これはレスリング。

 驚いたのが、姿新四郎とスパア(ボクシング)選手リスターとの試合。
 三四郎はいきなり、「足をリスターに向けて仰向《あおむ》けに倒れた」(p94)というのだ。
 これは、猪木VSアリではないか。猪木がこれを読んでいたとは思えない。偶然なのだろう。
 「[金票]の章」に登場するのは、まさに中国の[金票]である。よく知っていたものだ。

 父親が生ませた異母姉妹がいることについて、「父の不倫」(p380)とある。
 今では浮気と不倫が同義語になっているが、これが書かれた頃からこういう表現はあったのだ。

 知らなかった言葉 
・「お神楽二階」(P63) 平屋の上に後から二階を建てましたもの。
・「三助拭《さんすけぶ》き」(P192) 廊下を拭いているので、板に沿って往復するのではなく、手で横にぞうきんを往復させて拭くことか?
・「ヒッピ・フレー」 外国人が英語で怒鳴った言葉なのだが、わからない。

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Last updated  2006.12.12 10:52:36
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