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2007.12.27
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カテゴリ: 日本の古典
 講談社学術文庫。1987.7。

 鎌倉時代に、京の公家社会で、数奇な人生を生きた女性の回想。
 十四歳で院の寵愛を受けることになったといっても、数え年だから十二歳か十三歳なのではないか。
 しかもその時にはすでに恋人(文のやりとりだけだったらしいが)がいる。さらに、即妙に恋の歌を詠んでやることもできる。
 何という早熟。
 当時としてはさほど珍しいことではなかったのだろうが、その論理・倫理は、現代とは全く異なる。

 強いて言えば、今までに読んだことのある本の中では、ラクロの「 危険な関係 」が近いかもしれない。
 しかち、あちらが恋愛を遊戯化しているのにくらべ、こちらは、自分の存在をかけた切り合いである。

 信じがたい行動をとる登場人物が多い。人名は隠してあるが、フィクションは少なく、これはこの人のこと、というのがほとんどわかっているそうだ。
 政治の中心が移ってしまったので、ほかにすることがなかったのだろうか。

(12月19日読了)

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Last updated  2007.12.29 17:34:07コメント(0) | コメントを書く


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