hongming漫筆

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2010.04.02
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カテゴリ: その他の読書録
(中公文庫で読んだが、絶版状態)

 「どくとるマンボウ」は一冊読むと後を引いてもっと読みたくなる。
 これまた息子の本を借りて読んだ。
 これは、著者が躁鬱病になってかなりたってから書かれたもので、初めて読んだ。
 慶応大学の医局で、無給の助手として働き、山梨の病院へ赴任し、また戻り、医師を辞めるまで。
 もちろん、自分のことをナマケモノでほとんど勉強はしなかったと書いてはいるのだが、学生時代に精神医学の専門書をかなり読んでいたようだ。
 医師としても、真摯に自分の仕事に取り組んでいる。そして、いわゆる「精神病」というものへの世の理解を深めたいとも思っている。
 こう書いている。
私が自分の躁鬱病を必要以上に宣伝するのは、なんとかして世間の人の精神病者に対する偏見を除きたかったからである。(p123)

 当時は今ほど薬もなく、ただ入院させるしかなかったようだ。

 不幸な事故でつらい目にも遭っている。

 解説は、医局時代からの友人である、なだいなだが書いている。
 その中にこうある。
慶応などの私立大学は、無給の助手を働かせる医学部のあげた収益で、他の学部までが授業料を安くして、余裕のある予算を組むことが出来たのである。

 そうか、そういうことだったのか。
 なぜ無休で働くのかというと、博士論文を書くためだったそうだ。
 今では、昔のような医局制度はないらしい。

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Last updated  2010.04.03 14:24:17
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