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2010.04.28
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カテゴリ: その他の読書録
中公文庫。1975.12.10初版
 このあたりになると、読んだことがあるかどうかもわからなくなってくる。

 ある人物に関する思い出であったり、評伝であったりする。
 三島由紀夫、保高徳蔵、川端康成のあとは遠藤周作で、「ああ、またか」という感はあるのだが、ほかの本には収められていない短い文章なのでそれなりに面白い。
 手塚治虫と八千草薫が収められているのは新鮮。

 知っていたはずなのに誤解していたこと。
 北杜夫が子供の時に芥川龍之介を見たことがある、と、小説を読んだ記憶で思い込んでいたのだが、芥川の没年に生まれているのであり得ない。
 そのことがちゃんと書いてある。

 精神科医として、川端康成やヘミングウェイの自殺について書いている。

以上はあくまで純粋に医学上の分類なのであって、他の同じ病名をもつ多くの個人同様、ヘミングウェイ個人の唯一の状態を病んでいたわけである。(p134)


 解説は阿川弘之が書いている。
 この本で取り上げられた当人だ。
 鬱状態の北杜夫を客観的にみるとこうなのか、という点で興味深い。

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Last updated  2010.04.29 19:14:36
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