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2010.06.17
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カテゴリ: その他の読書録
 新潮文庫。1971.5.25。

 中学生の時に買って読んだ本。おそらく大学生の時に一度読み直したのではないかと思うのだが、ほとんど何も覚えていない。
 読み直してみると、中学生に理解できるような小説ではなかった。
 最近「どくとるマンボウ追想記」を読んだばかりなので、小説のモデルとなった人物が思い浮かび、理解しやすかった。
 もちろん、モデルではあっても実際の人物をそのまま書いているわけではない。
 文章は平明だが、ところどころ「どくとるマンボウ」風の諧謔が顔を出す。

 北杜夫は規範的な言葉遣いを心がけている人だが、
「とんでもございません」(p152)

は意外だった。「とんでもないことです」と書くべきだが、これが書かれたときには、すでに一般化していたのだろう。
意外と早くきた(p188)

の「意外と」もそうだ。「意外に」のはず。


 作者が力を入れていることがよくわかる。

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Last updated  2010.06.17 10:19:01
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