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August 11, 2012
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カテゴリ: 日本映画
みなさん、こんにちは。連日のオリンピック報道に眠れぬ夜が続いていることと思います。
男子サッカ―韓国に負けてしまいましたね。やってきたと思ったら終わっている、オリンピックと高校野球が終わると夏も終わりですね。

さて、今回はそんな暑い夏とは対極にある場所での映画を紹介します。
実話をベースにしているそうです。今は懐かしい丹波哲郎さんも出ています。



オーロラの下で/役所広司 オンライン書店boox

オーロラの下で
監督後藤俊夫
出演
役所 広司 丹波 哲郎 ニキータミハルコフ ガッツ 石松 桜田 淳子

1914年の東部シベリア。秋田で家が苦しいため芸者として売られた恋人・鈴木うめを助けるため、田宮源蔵は猟で金を稼いでいた。友人のアルセーニーは懸賞金がかけられたオオカミ“ブラン(吹雪)”が瀕死の重傷を負っているところを救出し、犬ぞりのリーダーとして育てる。ブランがオオカミだと主張する源蔵はアルセーニーと喧嘩し、そのまま日本に帰国。しかしうめはすでに結婚しており、ロシア帰りの源蔵はスパイとして迫害されてしまう…。



場面場面がぱっ、ぱっと切り替わる感じでエピソードがうまく繋がっていない。愛する女性を守るために知らない土地へ、危ない仕事をしに行った揚句、商人には騙され、スパイとして捉えられる源蔵は、とことん不幸のつるべ落ち人生を歩んでいて、彼の人の良さと愚直さを感じるだけに、何とも痛々しい。源蔵自身のストーリーがかなり濃く、時制も一度過去に遡ったりするので、“狼と人間の固い絆”をうたっている割には、肝心のブランと源蔵がどのように気持ちを通わせてゆくかという過程が非常に短いと感じた。人間たちのドラマは、もちろん役者達がそれぞれ達者な演技を見せていたが、ある程度こういう時はこういう反応するんだろうな、ということが見えていて、意外性はなかった。対して、
驚いたのは動物達の演技である。一体どこまでがリアルでどこまでが演技をつけたのかわからないくらい、惹きこまれた。伝染病と食糧難に悩む村への強行軍で、次々と犬達は斃れ、途中狼達が現れると、綱を切ってブランまで去ってしまう。その後も犬が次々倒れ、彼一人になった時に、傷だらけのブランが戻ってくる。ブランがたった一匹で狼達を引き連れて彼等を倒して戻ってくる場面は胸が熱くなった。ブランには子供達を救う何の義理もない。もちろん、人間の使命なんぞ知るわけもない。それなのに、信頼したアルセ―ニ―から自分を引き継いだ源蔵のために、過酷な気候にも狼達の襲撃にも立ち向かう。これほど義理がたい人間が果たしているだろうか。タイトルのオーロラはそれほど感動しなかったが、物言わぬブランの決意と行動には逆に人の道を教えられた。








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最終更新日  August 11, 2012 09:40:44 AM
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