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November 9, 2017
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みなさん、こんばんは。随分寒くなりましたね。
そういえば青森で黒にんにくを買ってきました。初めて食べたのですが
おいしかったです!

さて、今日は京極夏彦さんの人気シリーズ、巷説百物語シリーズの作品を紹介します。

続巷説百物語
京極夏彦

いやー、ノベルでこのページ数。さすがというか、重いと言おうか。

前作『巷説百物語』では
1.妖怪とはどんなものであるかが語られる。

3.考物の百介が、御行の又市、山猫廻しのおぎん、事触れの治平らの仕掛けを知らされる。
というのがパターンで、
今回もあらまし同じ展開。舞台に例えれば、1が序幕で2が本編。又市が、鈴をりんと鳴らし、決め台詞「御行奉為」を口にすれば、幕。アンコールの後観客は、「ああ面白かった」と席を立つ。これが普通の段取り。しかし、席を立とうとしない観客がいる。前作の読者や百介である。彼らは不思議な事件が起こっても、はなから怖がってはいないし、頭から信じてもいない。
彼等は経験から、事件の裏が必ずある事を知っていて、「きっと仕掛けがあり、これから説明してもらえるに違いない。」と予測している。

 だから作者は、この期待に応えて当り前。予測を越える何かがないと、驚いてはもらえない。
よって今回、仕掛人(より仕置人のイメージなんだけど)のおぎんや治平の過去を明かし、百介の視点から彼等の内面に少しずつ踏み込んでいく事で、物語に奥行きをもたせた。更に「飛縁魔」「船幽霊」「死神」は、個々の短編で話が終了していながら、あるキーワードで繋がっており、山風とは別パターンの連作短編の形を取っている。和田智稔は後に『鉄鼠の檻』
の関係者として再度登場。

 最終話で或る別れが描かれるが、これはそのまま、妖怪話の流布した江戸時代との別れをも意味する。この先に続くランプやガス燈ともる明治時代はあまりに明るすぎて、もう妖怪達は出てこられないだろう。


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最終更新日  November 9, 2017 09:44:26 PM
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