冒頭、車が横転、暗転、そしてタイトル。事故で渋滞している道。 そこに主人公のヴォイスオーバー。 「理由 人がばかなことするには理由があるものだ で 後始末の段になって後悔する羽目になる でも愛が理由ならそう馬鹿じゃないかも 人は愛を信じてるし それが地球を回してるんだから そして今俺を生かしてるのも愛だReasons. We all got our reasons to do crazy and reckless things in life. Mostly they don't help you though. Not when you're left to pick up the pieces. But if the reason's love, maybe it's not so crazy, 'cause people believe in love. They know it keeps the world turning. And right now, that's the only thing keeping me alive.」
で、この男がケイシー。なんでこういうことになったか、という倒叙スタイルでもう一度このシーンに戻って来る。ヘタレ男が恋人のために一念発起した計画がどうやって成功するか?が勿論映画の肝なのだが、震えたのは別のシーン。ケイシーが持っているブツを巡って争う二人を演じているのがアンソニー・ホプキンスとベン・キングズレー。ホプキンスはいつもの英国紳士スタイルだが、キングズレーはベガスのクラブに出てきそうな派手派手スタイル。ガンジーを演じていた人とは思えない。で、力関係はホプキンス演じるバーゲンが上。キングズレー演じるゲランが彼に対等の関係を求める。敬意だの何だのと言ってるが、結局は分け前をもっとよこせ、ということだろうな。それに対するバーゲンの台詞。 「ゲラン 君の働きや君が負うリスクは利益の半分を与えるに十分値する だが君の人間性を考えると私は君の申し出を断らざるを得んのだよ 要するに人格や品位の問題だ 物の価値や美徳について君は何も知らん 今の立場で満足するんだ ゲラン それが似合いだ 君は私と対等の関係には決してなれない どんな意味においてもな Geran, the work you do, the risks you take, entitle to at least half of what we earn together. But the person you are, compared to the person I am compels me to, reject, to refuse what you ask for. It is a question of character, of refinement, of value, of virtue, of which you know nothing. Be comfortable in your place, in life, Geran. It suits you well. But, you never be an equal partner with me, in any sense of the word.」