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October 17, 2020
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みなさん、こんばんは。エディ・ヴァン・ヘイレンががんでなくなりました。ヴァン・ヘイレンといえば一世を風靡しましたよ。
今日はYA小説を紹介します。

兄の名は、ジェシカ
My Brother’s name is Jessica
ジョン・ボイン
あすなろ書房

 4歳年上のジェイソンは、サッカーもうまく13歳のサムの自慢の兄だ。英国議会の女性閣僚として、次の首相候補とも目される母と、秘書としてサポートする父。忙しく立ち働く両親に代わって、識字障害を持つサムの良き相談相手でもある。だけどこのごろ、少し様子が変わったみたいだ。そしてある日ジェイソンは家族に爆弾発言をする。

 発言された当初、ジェイソンの気持ちを考えている家族は誰もいない。13歳のサムは初めてだから戸惑うにしても、普段リベラルな発言をしている母親ですら、一皮むけば保身の二文字が覗く。最悪なのは父親で「何かの病気だ」という考えに飛びつき、“治す”という発想から抜けられない。果ては電気ショックなどという不穏な発言もする。むしろジェイソンが連れていかれた医師やサッカー部の顧問という他人、そして一歩離れて見ていた叔母がジェイソンに親身に寄り添う。逆を返せば家族だから冷静に受け止められないという事でもある。幼さゆえのサムの突飛な行動はその最たるものだ。しかし若いからこそ柔軟な考えが出来るわけで、叔母に丁寧に教え諭されたサムは、最初の理解者にもなれる。

 様々な“柵”を越える人達を描いてきたジョン・ボインが描いたのは、柵を作ろうとする人達と戦う家族の物語だ。EU離脱や難民問題が登場し、サムのいる世界を現代に設定している。このような出来事は、今実際にあってもおかしくないという意図だろう。さて、同様の事が、更に閉鎖的と言われる日本人社会、日本人家庭でどのように描かれるか。それとも、日本人という決めつけが、既に固定観念の罠なのかもしれない。


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最終更新日  October 17, 2020 12:00:21 AM
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