原題のスペイン語タイトルは『DIA DE MUERTOS』で“死者の日”の意味。死んだ者の魂が帰ってくる日「死者の日」は実在する行事で開催日は11月1日と2日。メキシコで盛大に行われるお祭りである。本作では「生者が死んだ人を思うとそれが蝶になって死後の世界に現れる」という設定が展開されているが、メキシコには実際に似た謂れがある。北米からメキシコへ大移動する種類の蝶々“オオカバマダラ”は、死後の世界から家族に会いに来た魂だと言われていた。
英語のタイトルは『SALMA'S BIG WISH』で邦題に近いが、あまり内容にそぐわない。原題の方が近い。同じ「死者の日」を題材にした映画に『リメンバー・ミー』があるが、やはり絵はピクサーの方が優れている。『リメンバー・ミー』に登場しない死神が出てきて、村人に砂時計を渡したエピソードが出てくる。つまり死は必要不可欠なものであり、不老不死は人生にとってありがたくないという主張である。かつて不老不死の運命にあらがおうとしたモレットという男のためにサルマの両親が陥れられたが、彼が悔い改めることによって普通のサイクルが戻ってくる。普通の女の子だったサルマが突如魔法少女みたいになってがんがん魔法を使いまくるので面食らった。彼女が最強すぎる。