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November 12, 2022
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みなさんこんばんは。女優の秋野暢子さんが自身のブログを更新し、食道がんが見つかったことを報告しました。今後はブログで病気について報告するそうで、フェイスブック・インスタグラムの更新は休止するとしています。
3人の灯台守が消えてしまった実際の事件を元にした映画を紹介します。

バニシング
The Vanishing

出演
ジェラルド・バトラー ピーター・ミュラン

監督
クリストファー・ニーホルム

25年も灯台守の仕事を続けているベテランのトマス、短気で粗暴な大男のジェームズ、新米の若者ドナルドの3人は、6週間にわたって灯台を灯し続ける仕事のため、スコットランド沖の無人島にやって来た。嵐の夜の翌朝、3人は崖の下で瀕死の男を発見し、救助しようとするが、男がいきなり襲いかかってきたことから、自己防衛のため3人は男を殺してしまう。死んだ男の荷物の中には金塊がぎっしりと詰められており、動揺しながらも欲望が湧き上がる3人の前に、金塊を求めた2人の男がやって来る。


3人の男、ジェームズ・デュカット、ドナルド・マッカーサー、トマス・マーシャルが灯台守として常駐していたが、1900年12月15日、ヘブリディーズ諸島の沖を航行していた貨物船アーチャー号が船の向きを変えようとして現在位置を確かめるべく、アイリーン・モア灯台の光を探したが、奇妙な事に光はどこにも見当たらず、応答もなかった。それから10日余り経った12月26日、定期的に食料等を補給していたヘスペラス号が島に到着、船長のジム・ハーヴィーは汽笛と大砲の音で灯台に呼びかけてみたが、何の応答もなかった。船員達が調査のためボートに乗って灯台に向かったところ、灯台の中はきちんと整っており、灯台のランプにも何の異常もなく、いつもの灯台の光景である。しかし、そこからは3人の灯台守の姿だけがなくなっていた。その後の調査の結果、島の西側に暴風雨の跡がある事、岩の割れ目に常備してあった道具箱が見当たらない事、そしてデュカットとマーシャルのオイルスキンがなくなっているという事が明らかになったため、デュカットとマーシャルが暴風雨の中、道具箱を使っての作業中に誤って海に投げ出されたように思えた。しかし、何故マッカーサーまでいなくなったのか、何故彼のオイルスキンだけが残されたままなのかという謎が残った。3人のうちの誰かが足を滑らせて突堤から落ち、彼を助けるために残る2人も海に飛び込み死んでしまったとも考えられたが、突堤にはロープやライフベルトも残されていた。また、3人のうちの誰かが正気を失ってほかの2人を殺し、自分も海に飛び込んで死んだのではないか等、失踪について諸説あるが、真相は謎のままである。

 史実では好意的に解釈されているが、映画はかなり性悪説に基づいた内容になっている。まあその方が人間ドラマが作りやすい。三人が争うとしたら金→ならば金がどこからか来た設定にすれば→一旦金がくればそれを求めて外部から人がやって来る可能性もありうる、仲間割れも→「そして誰もいなくなった」状態が自然と成り立つ。ただ真実が明らかにされないため、もっと眉唾ものの「大蛇に呑まれた説」(そんな大蛇いたらもっと食料として人が行方不明になっていてもいいのでは)「外国人スパイに誘拐された説」(うーん灯台守からどんな有用な情報が得られると?)も出てきたそうだ。史実ではドナルドが激しやすい性格だったというが、映画ではバトラー演じるジェームズの方が危なそうだ。



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最終更新日  November 12, 2022 12:25:35 AM
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