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October 19, 2024
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みなさん、こんばんは。いやいやえんなどの童話の中川季枝子さんが亡くなりましたね。
このドラマは何度見ても面白いので語り尽くせません。これで三度目見ました。

韓国ドラマ
赤と黒

 財閥へシングループの息子ホン・テソンとして一度は引き取られたにも関わらず、間違いだったとして、雨の中に放り出されてしまったチェ・テソン。養父母も事故で失い、家族も人生も何もかもへシングループに壊されたテソンは、アクションスクールのスタントマンシム・ゴヌクとして、へシングループの長女ホン・テラ、次女ホン・モネの前に現れる。会長の妻であるシン夫人から信頼され、夫人主催の美術展示会の準備に没頭するジェイン。彼女は会ったことがないグループの二男、テソンに狙いを定めていた。目的は、憧れのセレブ生活を手に入れること!ある日、ゴヌクと一緒にいる姿をジェインに見られてしまったモネは、とっさに兄のテソンだと嘘をついてしまう。ゴヌクは自分をテソンだと思い込んでいるジェインに対し、あえてテソンの振りをし続ける。こうして、三人の運命が動き出す。

【キャスト】
キム・ナムギル(シム・ゴヌク役)
キム・ジェウク(ホン・テソン役)
ハン・ガイン(ムン・ジェイン役)

チョン・ソミン(ホン・モネ役)
豊原功補(龍先生役)
【スタッフ】
監督:イ・ヒョンミン
「天国への郵便配達人」「サンドゥ、学校へ行こう」「雪の女王」「ごめん、愛してる」
脚本:イ・ドヨン、キム・ジェウン、キム・ソンヒ

 なんといいますか、登場人物が皆惑っているんですね。ナムギル演じるゴヌクも、捨てた財閥一家への復讐の念はずっと持っている。でも時折、財閥のお坊ちゃんとして優遇された時の記憶も戻ってくる。その時は優しい目になる。

 自分と同様、財閥の家に食い込もうとするジェインを馬鹿にする言動もある。でも彼女が傷つくとや怒るし、彼がテソンの元へ行けば、涙を浮かべながら彼女の分のごはんも食べる。

 ジェインもテソンとゴヌクの間で惑う。モネを使ってのぼっていこうとする彼が、まずは自分をだましたことに激しく怒る。でも優しくしてくれたことを思い出して、彼の望んだ手料理を作ってあげる。その矢先テソンから電話がかかってくると、やはりいそいそと出かけてしまう。今回ジェインは打算的な女として人気はなかったらしいけど、難しい役です。

 テソンも惑う。父親はやんちゃしても「やっぱり俺の子だ」と豪快に笑い、仕事を任せようとするのに、母親は邪魔者扱いだ。しかし、そんな母が、ガラスの仮面を割ったジェインをひっぱたくと、自分に愛情があったのかと錯覚。優しい言葉をかけてもらう事を期待しながら、常に裏切られる。もう期待するのをやめようと思いながら、どこかに母の愛を求めている。ジェインやソニョンに対しても、「自分に近づくな」と言いつつ、母によって埋められなかった欠落を埋めてもらいたいとすがる。

 オ・ヨンス演じるホン・テラはさすがだ。台詞がなくても惑う心がわかる。若いゴヌクにくらっときてるんだけど、理性で抑えよう、抑えようとする。だが、次第におさえられなくなってくる。台詞では「あなたなんかに落ちない」「許さない」と威勢はいいけど、妄想はとまらないし、キスにこたえてしまう。優しくされたらふらっとくる。惑いまくってます。それを台詞説明しなくても表情、特に目の演技がうまい。キム・ナムギルもうまいですよ。



 別の意味で惑っていないのはシム・ウンギョン演じているウォニョン。もう大人の女性になって日本のドラマにも出演するほど大きくなりました。子供だから正しい、正しくないの境目がはっきりしていた。最初からジェインにはゴヌク推しで、玉の輿志向の姉にもノーをつきつける。
似たように突き抜けていたのはモネだったけど突き抜けた先があれではなぁ。

 ああこのドラマだけは何度見ても引き込まれるし、語ることがいっぱいある。


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最終更新日  October 19, 2024 11:48:24 AM
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