映画・海外ドラマ・本　ひとこと言いた～い

カレンダー

hoshiochi @ Re:そう　僕たちはまだ坂の途中　「おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中」(11/03) 千菊丸2151 さんコメントありがとうござい…

千菊丸2151 @ Re:そう　僕たちはまだ坂の途中　「おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中」(11/03) この作品、最終巻まで読みましたがよかっ…

千菊丸2151 @ Re:中学生たちによる　前代未聞の裁判劇　映画「ソロモンの偽証　前編　後編」(08/29) お久し振りです。原作小説を読んだうえで…

hoshiochi @ Re[1]:アガサ・クリスティー原作　イギリスドラマ「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」＆原作はバトル警視登場「殺人は容易だ」(08/05) 千菊丸2151さんへコメントありがとうござ…

お気に入りブログ

弁護士灰島秀樹

New! ジャスティン・ヒーさん

羽田空港ちーこ♪３５１０さん

秋の農繁期が終わら…

天野北斗さん

憂きも一時 小烏丸の”てる”さん
いもたこなんきん クロ麻呂さん

プロフィール

hoshiochi

フォローする

キーワードサーチ

▼キーワード検索

< 新しい記事

新着記事一覧(全5290件)

過去の記事 >

October 23, 2025

マシュー・ヴェン警部シリーズ第二弾　ミステリ「沈黙」

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100642)

カテゴリ：海外のミステリー＆ファンタジー小説

みなさんこんばんは。退職するのに必要な手続きを依頼者に代わって電話で行う、退職代行サービス「モームリ」を運営する都内の会社が、依頼者を弁護士に紹介して違法に報酬を得ていた疑いがあるとして、警視庁は22日、弁護士法違反の疑いで会社などを捜索しました。今日はテレビドラマヴェラシリーズでもお馴染みのアン・クリーヴス作品を紹介します。

沈黙
The Heron’s Cry
アン・クリーヴス
早川書房

TVドラマ化されている『ヴェラ警視』シリーズは荒涼たるイギリスの大地で、人々の愛憎が描かれた。皆が秘密を隠そうとするクローズドサークルを、やや強引なヴェラが乗り込んできて、収拾にあたる。さて、本編はそれよりは明るいイメージ、というか、そもそもセンターに立つ捜査者のイメージが真逆である。

　男性の恋人がいる、やり手のマシュー・ヴェン警部シリーズ第二弾。今度も彼の夫ジョナサンがかかわるコミュニティで事件が起こる。ジョナサンが複合施設を運営しており、様々な人が出入りする。こう言っては何だが、容疑者、被害者、そして事件の宝庫である。ジョナサンは当事者として関係者に関わり、マシューはあくまで捜査する者として関わる。一方は人間善性説を信じ、一方は職業柄、必ず誰かが何かを隠している＝嘘をついている、と思わなければならない。衝突、摩擦も起こるが、お互いの愛情が最後は融和剤になる。饒舌な人ほど真っ先にボロを出すため、さしたる悪人ではない。今回確かに犯人は沈黙していた。巧みに、目立たぬように沈黙を貫く犯人を、あなたは見つけられるだろうか？