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March 7, 2026
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小泉防衛大臣は、東日本大震災で被害を受けた宮城県の自衛隊基地を視察し、震災の経験と教訓を今後の防災や減災に生かすとともに、装備品の充実や訓練強化などに取り組む考えを示しました。今日はジョルジュ・サンドの小説を紹介します。

愛の妖精: プチット・ファデット (岩波文庫 赤 535-1)
La Petit Fadette
ジョルジュ・サンド
岩波文庫

 さて、本篇ヒロインのファデットだが、p335中p79まで登場しない。その前に、まず彼女に関わる男性二人ランドリーとシルヴァン(シルヴィネ)の紹介が続く。村の議員をしていた事もあるバルボーには既に三人の子供がいたが、五人くらい養えるから作っちゃおう(え?)と実行。しかし妻は「双子ってどちらかが死なないと、どちらかが丈夫に育たないって言うわ」と、心配のあまり泣き出してしまう。取り上げ婆のサジェット婆さんは、二人が成長する頃には、自分はもうこの世にはいないだろうと思い、妻に「いつも一緒にさせとかない方がいい。一緒に叱るのも、同じ服を着せるのもダメ」と、根拠のあるようなないようなアドバイスを贈る。

 ランドリーとシルヴァン(シルヴィネ)は、周囲の心配も家族の“二人を仲たがいさせたい”工作もよそに、仲良く育っていくが、やがてランドリーが先に他所カイヨー家に出稼ぎに行く。事ここに至り、さすがの母親も、ランドリーはしんからの男の子、情があるのはシルヴァン、と個性の違いを認める。

 いっときも離れていられないかのように、シルヴァンはカイヨー家でくランドリーに逢いにいく。妻は思い余って二人とも雇うよう声をかけるが、そんな余裕はないと断られ、むしろずっと一緒にはいられないんだから、ここで引き離しては?と逆提案される。シルヴァンは、カイヨー家と親しくなるランドリーに嫉妬し、言わなくてもいい事を言うようになる。また、ランドリーは外の世界を知ってしまったので、シルヴァンとの二人だけの遊びなどは、もう子供じみて楽しくなくなってくる。うーん、なんかフツーのシブリングライバリーとは違うような。

 ある時シルヴァンがどこかに行ってしまって、探しにいくと、ファデー婆さんと出会う。彼女にシルヴァンの行先を聞くが、ファデー婆さんはサジェット婆さんのライバルで、産婆に呼んでくれなかったことを恨みに思っていて、邪見に追い払う。しょんぼりしているランドリーの肩をたたいたのがファデーの孫ファデット。ここでやっと、ボーイ・ミーツ・ガール。



 これでどうやって恋に落ちるのか、と思いきや、根はいい子という少女漫画の王道設定。ランドリーがこれまでいいなと思っていたマドレーヌよりも、素直で優しくて、弟思いで真面目に仕事もこなす。何よりランドリーの事を大事に思ってくれる。

 魔女と呼ばれるお婆さんと一緒に暮らしていても、気立てはいい、すわ結婚となったが、ここでとんでもないブラコンのお兄ちゃんが立ちはだかる。というか、もっと前に何とかしておけばよかったのでは。両親暢気すぎる。ともあれ、一件は落着し、ラブストーリーは勿論メインプロットなのだが、弟が好きすぎる兄の成長譚とも読める。

 ところで、自身のファデという名前の記憶でいえば、名香智子さんの初期の漫画のタイトルロールである。こちらもやはり気立てが良い。名は体を表すらしい。

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最終更新日  March 8, 2026 08:08:02 PM
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