ふさの国から 晴走雨読パパの日記帳

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2025.10.23
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テーマ: 身近な昆虫(199)
すっかり涼しくなった朝。玄関を開けると金木犀の甘い豊かな香りが鼻孔をくすぐる。門柱の隣にすくっと立つハナミズキの大きな葉も赤みを帯びている。
いい気分だ!気持ちよく秋の装いを満喫していたところ・・・
奴の姿が目に入った。三角形で突起のように葉や樹皮になりすましてやがる。まるで、レーダーをかいくぐるステルス攻撃機のような。でも、レーダーは見過ごしても、僕の目はごまかせないぞ!





奴の名はチュウゴクアミガサハゴロモ。急速に生息域を拡大している外来種の昆虫で、樹や果実の汁を吸い取って病気を引き起こすという、とんでもない奴だ。
先日、秋の道沿いで見つけて、マークしていたのだ。
チュウゴクアミガサハゴロモに果たし状

ここで会ったが百年目。さっそく握りつぶしてやろうと思ったが、弱気にも素手での対応に躊躇し、ティッシュの上からと弱気になっていたら、気配を感じた奴は飛び去ってしまった・・・。しまった・・・。

数時間後、帰宅するとハナミズキの樹の下の蜘蛛の巣に、奴が2匹、引っかかっていた。

見ると、大きな女郎グモが、まさにそのうちの1匹にしがみつき、食べようとしているところであった。
蜘蛛を家の中や庭で見つけても、放置したり外に逃がしたりしてきた。蜘蛛は、蚊やハエ、ダニなどの害虫を食べてくれるというし、何より、蜘蛛は神仏の使いだと聞いていたから。
芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のイメージなのだ。ひょっとしたら、業の深い僕も、カンタダのように蜘蛛に救われるかもしれない。蜘蛛が一本の糸を伸ばして救い出してくれるかもしれない。そんな思いもあるのだ。

お陰で、この日、我が家の北門のシンボルツリーたるハナミズキを、奴の魔の手から守ることができた。
蜘蛛の恩返しだったかもしれない。
我が家の女郎グモの糸は一本ではなく、何本もの糸で同心円を描き、ビッシリと巣を作っている。相当に恩を感じてくれているのであろうか。心強い限りである。





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Last updated  2025.10.23 05:30:05
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