2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
全3件 (3件中 1-3件目)
1
SUPER AGURI F1 TEAMがSA07をメルボルンで発表成功裏に冬のテストプログラムを終了したSUPER AGURI F1 TEAMの鈴木亜久里チーム代表とドライバーの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンだが、今日、チームはオーストラリア・メルボルンのアルバートパーク・サーキットのF1パドックで2007年シーズンを戦うSA07を発表した。SA07は、昨年チームが急遽準備した初めてのF1カーであるSA05の開発プロセスの延長として作られたニューマシンだ。誕生からわずか15ヶ月のチームにとって、新車導入は重要な一歩でもある。SA07はチーフデザイナーのピーター・マックールが率いるSAF1チームのデザイン部門とホンダの栃木研究所が8ヶ月をかけて共同開発したものだ。ウインターテストでは数々のデザインコンセプトを検証し、ホンダが開発した新しいパワートレーンの信頼性向上のためのテストを行ってきた。新しいホンダのホモロゲーションエンジンによって、SAF1チームのパワーと信頼性は大きく前進する。これによってチームのパフォーマンスは向上し、新ルールと安定性重視のこの時期にコンペティティブなエンジンが登場することになる。カーボン・ギヤボックスもホンダから提供されるパッケージのひとつで、重量配分がよりフレキシブルに行えるようになり、統合性も改善される結果、信頼性も向上するというメリットがある。FIAのクラッシュテストはSA07の開発過程における大きなチャレンジとなった。ノーズボックスのデザインを大幅に変更しなければならなかったし、リヤ中央のディフューザーのデザインにもエアロダイナミシストが頭を痛めることになった。リヤの衝撃構造がダウンフォースに与える影響を最低限に抑える方法を見つけるために、チームは研究に膨大な時間を費やした。その結果、V8エンジンが生む空力効率とブリヂストン・ポテンザタイヤのコンビネーションが効率の良いリヤのダウンフォースを生み、これが2007年のチームのカギを握る要素となった。SAF1チームはウインターテストで新しいブリヂストン・ポテンザタイヤの特徴を示す多くのデータを得ており、これにより2006年よりも準備が整った体勢でレースに挑むことができる。2007年シーズンを前にこのような良い一歩を踏み出したSAF1チームは、精鋭のみの戦いが許されるF1の一員として確かな地位を築き上げることを目指す。向上した信頼性とタイヤへの深い理解、そして2007年ルールの下での空力への挑戦がSUPER AGURI F1 TEAMのカギを握る力となるだろう。鈴木亜久里 チーム代表「ウインターテストの期間はSUPER AGURI F1 TEAMにとってとてもいいものだった。SA07の新しいパーツの信頼性の評価など、予定していたことはほとんど終えることができた。時間と予算の関係でできないこともたくさんあったが、それを考えても、ここメルボルンに持ってくることができたマシンにはとても満足している。琢磨は1シーズンをSAF1チームで過ごした経験があり、チームの理念やスタイル、そしてスタッフのことも良く理解している。ニューマシンがあれば、今年はもっと結果を出すことが出来るだろう。アンソニーはHRF1チームで5年間テストドライバーを務めた経験があるので、その豊富な経験を活かしてくれると思う。F1ではまだ3レースしか経験がないが、マシンの技術面を評価する知識と経験を持ったドライバーなので、いいパフォーマンスを見せてくれると思う。去年の今頃は、まだグリッドに2台のマシンを並ばせるために奮闘していた。初めての年で、チームにとってはすべてが新しい経験だった。今年はシーズン前に準備を行うことができ、チームの誰もがスタートを待ちきれない気分でいる。ぼくは琢磨とアンソニーが再び共に働き、SAF1チームで彼らの最高のパフォーマンスを見せてくれることを楽しみにしているし、シーズン開幕戦からポイント獲得を目指す。シーズン末にはグリッドの中程にマシンが並ぶようにしたいというのがぼくの目標であり、これは現実的な目標だと思っている。また、このスタートの段階からファンの皆さんがぼくたちに声援を送ってくれることを願っている」
2007.03.14
コメント(86)
ミハエルはチームマネージメントの仕事に関心を持つかもしれないという、彼のマネージャー、ウィリー・ウエーバーの発言以来、周囲にはそんなウワサが流れている。 もちろんこれは、この15年間でミハエルのいない初めての年となる今シーズンに先駆けて、ウエーバーが彼の“お得意様”を少しでも目立たせようと企んで巻き起こした話かもしれない。しかし、ミハエルの弟、ラルフ・シューマッハーもかつて同様のことを示唆したことがある。 ミュンヘンのアーベントツァイトゥング紙に対しウエーバーが語ったところによれば、ミハエルならチームを自ら作るよりも既存のチームを買収することに興味を示すだろうし、2006年に現役を退いた今、トロロッソを買収して新たな挑戦に取り組もうとしている可能性があるという。トロロッソの共同オーナーであり、レッドブルの創業者であるディートリッヒ・マテシッツがチームへのさらなる資金調達先を探しているのは周知の事実で、トロロッソを売却して第1チームのレッドブル・レーシングのことだけに専念したい考えでいるとのウワサも出ている。トロロッソの株は現在、マテシッツとゲルハルト・ベルガーのふたりが50%ずつ所有している。「億万長者に連絡を取って、第2チーム買収の話をする可能性もないとは言えない」とウエーバー。「推測にしかすぎないけれど、ミハエルがレースチームを買収する姿は想像できるよ」 一方、当のミハエルはCEOジャン・トッドの“スーパー・アシスタント”役に指名されており、今季からフェラーリで新たな船出を迎えるものと見られてきた。最新型マシンのステアリングを握る可能性は将来的にあるかもしれないが、ドライバーとして復帰する可能性はまずない。それだけに、チームマネージャーとしてトラック上での成功を再び築き上げたいと考えていてもおかしくはない。 しかし引退以来、“家族との実りある時間”を楽しんでいるとよく語っているミハエルが、F1という過酷な世界にまた戻りたいと考えているのか、疑問は残る。
2007.03.13
コメント(0)
フォード・モーター・カンパニーは12日、傘下のスポーツカーブランド、アストン・マーチンの売却を正式に発表した。売却先は2008年からF1参戦予定のプロドライブ代表、デイビッド・リチャーズをはじめとした投資集団で、売却額は4億7900万ユーロ(約1087億円)。 これまでフォードがブランドのひとつとして所有してきたアストン・マーチンは、近年アストン・マーチンDBR9によるル・マン24時間などでのモータースポーツ活動(活動を請け負っていたのがリチャーズ率いるプロドライブ社)をはじめ、映画007シリーズでのボンドカーの提供など、再びスポーツカーのトップブランドとして積極的に活動してきていた。 昨日からウワサに上がっていたプロドライブによるアストン・マーチン買収だが、今回発表されたフォードからのリリースによれば、買収を行ったのはプロドライブ代表としてのリチャーズ、そしてアストン・マーチンのコレクターで、アストン・マーチン・レーシングの後援者でもあるジョン・シンダーズ氏、クウェートに本拠を置くアディーム・インベストメントという投資会社の合資集団とのこと。 果たして、今回の突然の買収劇は2008年のF1参戦に向けてプロドライブが動いたものなのか、それとも何か別の動きがあるのだろうか……? いずれにしても今回の動きにより、来年の開幕戦のグリッドに「アストン・マーチンF1」が並ぶ可能性が出てきたと言っても過言ではないだろう。
2007.03.12
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1