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コンサートに行ってきました。自分自身はコロナ禍以降も何度か演奏していますが、有料の他人のコンサートを見に行くのは、コロナ以降初めてのような気がします。日本に初めてフォルクローレ音楽が知られるようになったのは、ご多分に漏れずサイモンとガーファンクルの「コンドルが飛んでいく」がきっかけで1970年代初頭のことです。日本最大のフォルクローレ音楽祭「コスキン・エン・ハポン」が開催されたのが1975年です。その最初期から活動している人たちは、もう演奏歴45年以上になっているわけです。そんなひとたち(ばかりでなく、もっと若い演奏家も参加していましたが)が中心に開かれたので「45年目の同窓会」という副題を付けたようです。私だって、ケーナを初めて手にしてから36年、人と一緒に演奏するようになって30年なので、キャリアは短い方ではありませんが、人と一緒に演奏を始めたのは90年代に入ってからなので(最初の数年は、日本でフォルクローレを演奏している人がそんなにいるとは知らず、一人でケーナを吹いているだけでした)、70年代から演奏している神代(笑)の人たちには及びません。日本のフォルクローレ界はそんなに広い世界ではないので、最初は皆さん一緒にやっていたようですが、私が知った頃には、あんな派閥こんな派閥に分かれていました。でも、そんな垣根はすべて取り払った組み合わせのコラボレーション、やっぱり音楽はこうありたいものです。個人的には、今日のプログラム一番最後のグルーポ・カンタティの「ノスタルヒア」、たまたま2~3週間前にふと思い出して、カンタティの最初のアルバムを引っ張り出して聞いたところでした。すごくいい曲、そしてルイス・カルロス・セベリッチさんの甘い歌声、大好きなのですが、生で聞くのは初めてでした。感動しました。音源を紹介できたらいいのですが、YouTubeには上がっていないようです。このコンサート、明日も予定されています。(出演者は一部今日と変わります)残念ながら、私は所用により明日は見に行けないのですが、興味のある方は是非。
2022.07.30
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グリーンランドも異常気象、1日60億トンの氷が解ける氷に覆われたグリーンランドの北西部沖。水面はガラスのように静かだが、氷山の上にできた水たまりは、氷床に急激な変化が起きていることを物語る。グリーンランド北部では異常高温が数日続き、急激に解けた水が川になって海に注ぎ込んでいる。専門家によれば、15度前後という気温は、平年を5度ほど上回る。米コロラド大学の国立雪氷データセンターによると、グリーンランドで氷が解けて水になった量は、15~17日にかけ、1日あたり60億トンに上った。同センターの専門家は「過去30~40年の気候平均と比較すると、北部のこの1週間の解け方は普通ではない」と述べ、解ける量が急増していると指摘した。グリーンランドに駐在するテキサス大学の研究者は「昨日はTシャツで歩き回ることができた。本当に予想外だった」と話す。2019年には5320億トンという記録的な量の氷が解けて海へ流れ込んだ。毎年夏にそうした事態が繰り返されることが懸念される。今年春から7月にかけては予想外に気温が上昇して氷床のほぼ全表面が解け、世界の海面は1.5mm上昇した。もしグリーンランドの氷が全て解けたとすると、世界の海面は約7.5m上昇する。今回の調査は、北半球で最も氷の多いこの島が、ますます不安定な状況になりつつあることを物語っている。今年2月には、グリーンランドの氷床の下の氷が「前例のない」ペースで解けているという研究結果が発表されていた。---温暖化懐疑論者の中には、「北極の氷は海に浮いているから、解けても海面は上昇しない!!」と主張する方がいます。例えば、例の武田邦彦の主張です。武田教授が暴く、「地球温暖化」が大ウソである13の根拠北極の氷は海に浮いているので、アルキメデスの原理で氷が融けても海水面は変わらないが、海水面が上がっているとの報道が続いた---そりゃ、北極海の氷は海に浮いていますが、「北極」とは北極海だけを指すわけではないのは言うまでもありません。グリーンランドの(アラスカ、カナダ北部もですが)氷は陸の上に乗っているので、それらが解ければ海水面は上昇します。引用記事にあるように、グリーンランドの氷がすべて解けると、世界の海水面は7.5m上昇します。その程度の海水面の変動は、地球史的には過去無数に起こったことです。地球にとっては、たいした問題ではありません。でも、有史以降では、史上空前の事態です。今から6000~7000年前には、「縄文海進」と呼ばれる、海水面が現在より高い時代がありました。海面の上昇幅は地域によって異なりますが、日本では現在より3~4m程度高かったと言われます。それでも、この時期、海岸は関東平野では相当奥まで入り込んでいます。そしてそれ以降、そのような大規模な海水面の変動は起きていません。縄文海進当時の関東地方の海岸線こちらのサイトから引用されていただきました。7.5mの海面上昇とは、この縄文海進の2倍にも及ぶ海面上昇なのです。東京23区、川崎、横浜、千葉、さいたま、関東の巨大都市の相当部分が、海の底に沈みます。大阪、名古屋をはじめとする海岸沿いの主要都市はみな同様です。日本だけではなく、全世界規模で、その社会的、経済的影響ははかり知れません。北極の氷が解ける、とはそういうことなのです。ましてや、南極の氷が解ければ、それによる海面上昇は50mを越えます。現代文明存続の危機となることは明らかです。もっとも、実際には温暖化は一直線に気温上昇という単純な形態をとるとは限りません。温暖化が寒冷化の引き金になる、という一見不可解な事態も起こりえます。最終氷期(ウルム氷期)は今から1万数千年前に終わりを告げましたが、その最末期、地球がいったん急速に温暖化した後、1万2900年前頃に、急激に再寒冷化し、それが1000~1500年ほど続いた(ヤンガードリアス期)後、再び急激に温暖化する、という経過をたどっています。これは、最終氷期に北米大陸北部にあった巨大な氷床が急激に解け、この水がある時一挙に北大西洋に流れ込んだことが原因と推定されています。世界の海には海流が流れていますが、海表面の海流とは別に深海流もあります。これらの海流が、「塩熱循環」という仕組みによって地球上の暖かい海水を低緯度から高緯度に運ぶ役割を果たしています。海表面の海流と深海流は世界の何カ所かで接続してていますが、そのうちの一か所が北大西洋なのです。北大西洋海流によってカリブ海や南米沿岸から運ばれてきた温かい水が、この海域で沈み込んで深海流に接続している、と考えれています。しかし、ここに北米の氷床から解け出した冷たい淡水が一挙に流れ込んだことで、両者の接続が絶たれ、塩熱循環のシステムが停止したことが、中緯度以上で急激な寒冷化につながったとようです。再寒冷化した期間は1000年から1500年ですから、地球史的には一瞬です。しかし、人類の歴史の尺度で見れば、きわめて長い期間であることは明らかです。さて、グリーンランドの氷が解けた場合、その水が流れ込む先は、やはり北大西洋になります。グリーンランドの氷床は、かつてあった北米の氷床よりおそらく小さいですから、それによって引き起こされる寒冷化も、ヤンガードリアス期によりははるかに控えめなものでしょう。しかしそれでも、有史以降の歴史の中では、史上空前の大気候変動となる可能性があります。そのような気候変動は、世界の農業生産に大きな打撃を与え、それはそのまま現代社会を危機に陥れることになります。先に引用した武田邦彦の主張の中に地球は現在、氷河時代だが、あたかも温暖期のように報道され、地球の歴史をゆがめた。子供が好きな恐竜時代の温暖化ガスの濃度は、今の10倍以上であるという項目があります。この手の愚論も温暖化懐疑論の定番ですが、言っていることは事実です。事実ではありますが、無意味です。だって今はジュラ期じゃないですから。守るべき自然環境はジュラ紀の自然環境ではなく現在のそれです。人類が存在しなかった時代の環境の話を持ち出すなら、地球の40億年以上の歴史の中で、30億年くらいは大気中に酸素はほとんどなかったのです。だから、大気中に酸素なんかないのが、もっとも「自然な状態」だと言いますか?人間を含むほとんどの陸生生物は死滅しますけど。恐竜時代の二酸化炭素濃度が現在よりはるかに高かったことは事実ですが、酸素濃度も現在より低かったのです。現在の酸素濃度は大気の21%ですが、三畳紀からジュラ期にかけては10~15%程度と推計されています。人間を含む哺乳類には相当息苦しい、というか10%だったら生存ギリギリの環境です。だから、その時代には哺乳類はそれほど繁栄できず、より優れた呼吸システムを備えた恐竜(その子孫である鳥は、現在でも極めて優れた呼吸システムを持っているので、ヒマラヤの上空8000m以上を飛ぶこともできる)が繫栄していたのです。地球環境問題というのは、よく「地球が壊れる」と言われますが、実際には地球は壊れません。それはあくまでも、我々人類の社会の基盤となる環境が壊れる、という話なのです。地球史的に見れば、人間が行い得る環境破壊をはるかに超える大変動が、何度も地球の自然を襲っています。白亜期末の巨大隕石落下による恐竜絶滅は、全面核戦争を遙かに越える巨大な環境破壊でした。その白亜期末の大絶滅より更に激しかったのが、ペルム期末の大絶滅です。それでも、その数千万年後には、元とは異なるけれど、豊かな生物相が地球上に復活しています。その地球の自然のダイナミックさ、何度激変や破壊に見舞われても、姿を変えつつその打撃から復活する力強さは、地球史に興味を持つものを虜にします。ただ、地球史と人類の歴史は時間の尺度がまったく違います。人間が引き起こす環境破壊から地球の自然が立ち直るのに要する時間は、ペルム紀末や白亜紀末のそれよれはるかに短いはずですが、たとえそれが1万年だったとしても、地球史的には一瞬ですが人類史的には永遠です。さて、グリーンランドの南極の氷床コアのボーリング調査から、過去数万年(グリーンランド)から40万年(南極)の気候変動が詳細に分かっています。そこから読み取れる事実は、最終氷期が終わって以降の最近1万年は、過去数万年の歴史の中ではもっとも気温の変動の少ない期間である、ということです。それは、現代文明の基盤である農業の発展に必要不可欠な条件でした。それ以前、最終氷期の時代には気温の変動が激しく、この環境で長期的に安定して農業を行うことはどう考えても困難です。20万年前には誕生していた我々ホモ・サピエンスが、1万年前に至って急に農業を発明し、ひいては文明を発達させることができたのは、それが理由であろうと考えられます。地球温暖化が、単純に全地球規模で一定の割合でじわじわと気温が上昇するだけのものであれば、人類社会への影響は致命的に大きいわけではないでしょう。しかし、実際にはそれでは済まないのです。過去1万年間の気温の安定という、農業の基盤を自ら切り崩せば、現代文明は容易に存続の危機を迎えるでしょう。
2022.07.28
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前回の続きです。仙丈ケ岳山頂に到着。10時40分頃、山頂に到着です。北沢峠から、所要3時間10分程度でした。今回は夜行日帰りにしたため、ある程度快速で歩く必要があったため、鳥の写真はあきらめることにしました。鳥撮影はどうしても足を止めなければならないし、1.1kgの100-400mm望遠レンズは重いですから。その甲斐あって、標準コースタイム4時間よりはだいぶ短く済みました。イワギキョウでしょうか?咲きかけです。大仙丈ケ岳へと続く尾根。その先は野呂川乗越を経て塩見岳まで続く、仙塩尾根と呼ばれる長大な稜線です。だいぶガスが湧いてきました。眼下に仙丈小屋と藪沢カールが見えます。ミヤマシオガマ。チングルマは半分散りかかっていました。ウラジロナナカマドのようです。藪沢カール末端のモレーン。仙丈ケ岳には、前回紹介した小仙丈カール(山頂の北東側)の他に、大仙丈カール(南東側)とこの藪沢カール(北側)があります。その中でも藪沢カールがもっとも小規模。氷河時代の、3つの小さな氷河を湛えた仙丈ケ岳の姿を想像してみるのも楽しいものです。仙丈小屋まで降りてきました。まだ11時10分頃ですが、ここで昼食。というか、5時過ぎに戸台口で朝食、登りの2合目、5合目、小仙丈、山頂でおやつ、シャリバテで足が止まるのを避けようと(および、食べて荷物を減らそうと)食べてばっかりでした。チングルマの群落。ハクサンシャクナゲ。あちこちで咲いていました。ヨツバシオガマ。先ほどのミヤマシオガマと近縁です。これもあちこちに咲いていました。この写真で分かるように、仙丈小屋から下には、あちこちに鹿対策の防護ネットが張られています。かつて、仙丈ケ岳は高山植物の宝庫でしたが、シカの食害によってその数をかなり減らしています。藪沢カールより上には今も高山植物が残っていますが、それより下では被害が著しいと聞いています。ただ、この防護ネットの効果なのか、藪沢カールから馬の背までの間も、点々と花は咲いていました。ウスユキソウ、またはその高山型のミネウスユキソウマルバダケブキ。オレンジ色の派手な花ですが、シカが好まないので、シカの食害がひどいと、このマルバダケブキばかりが繁茂することになります。そういう意味では、シカの食害を測るバロメーターのような花とも言えます。シナノキンバイ。初めて仙丈ケ岳に登ったときは、馬の背ヒュッテの周囲が黄色いじゅうたんのようにシナノキンバイが咲き乱れていました。シカの食害のため、今はほとんど見られません。二合目まで降りてきたところで、例によってピーヒャラと。荷物軽量化のために鳥撮影用の望遠レンズは持ちませんでしたが、笛は何があっても持って行くのです(笑)山頂や森林限界の上は人が多いし遠くからでも人目に付くので吹きませんでしたが、この辺りまで降りてくれば人目に付かないだろう、と思って吹き始めたら、結構他の登山者が通り過ぎていきました。それなりに体力を消耗して、喉もカラカラだったせいか(一応、吹く前に水は飲んだのですが)、吹き始めたら悲惨なまでにかすれた音しか出なくて、あせりました。2~3曲吹いたら、かろうじて何とか聞ける音が復活しましたが。この後、北沢峠でバス待ちの間に1曲、更に戸台口でも、時間が余ったので3曲くらい吹きました。どちらでも、二合目よりは全然マシな音が出ました。北沢峠には2時少し前に下山しました。山頂から下山を始めたのが10時50分か55分頃なので、下山の所要時間は3時間でした(昼食と笛吹きタイムを含んでいますが)。登りはじめからの往復所要時間では6時間半くらいです。昼食と笛吹きタイムを除いた「歩いている時間+最小限の小休止」なら6時間を切っていますが。北沢峠から戸台口までの最終バスは4時なので全然余裕なのですが、朝の行列のイメージが強烈で、下山時にあんな行列だったら帰れなくなる、ということを恐れて、結構速めのペースで歩いたつもりでしたが、さして速くもありませんでした。ただ、朝の出発はみんなほぼ一斉なので、既述のようなすさまじい行列でしたが、下山は時間がかなりばらけること、山小屋かテントで宿泊する登山者が少なくないことから、下山時は全然混雑していませんでした。バスの時刻表通りではなく、乗客がバスの定員に達し次第随時臨時便を出す、という体制でした。ただし、前のバスにギリギリ乗れなかったので、次のバスまでしばらく時間があるだろうと踏んで、北沢峠で笛吹きタイム第2弾を始めたら、1曲吹いたところで次のバスが来てしまい、慌てて撤収しました。戸台口に戻ってきたら、まだ3時前。まず笛吹きタイム第3弾(しつこい)、そして、戸台口にある仙流荘で日帰り入浴で汗を流し、そのあとは至福の時間。戸台口までの公共交通機関は非常に少なく、車で来ていたようで、ビールを飲んでいる人は非常に少なかったです。では私はどうしたかというと、往路に使った「毎日あるぺん号」の帰りの便は4時にあるのですが、時間が読めなかったので私は往路しか予約しませんでした。それ以外の唯一のバスの便は午後5時発の茅野行JRバスです。これに乗って、茅野経由で帰宅しました。天気も何とかもって、楽しい山登りでした。
2022.07.26
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先週霧ヶ峰に行ったばかりですが、2週続けて山登りで、今週は南アルプスの仙丈ケ岳に行ってきました。それも夜行日帰りで。仙丈ケ岳は何回か登っていますが、最後に登ったのが2007年なので、15年ぶりになります。「毎日あるぺん号」で東京を金曜夜に出発し、北沢峠への入口である戸台口に着いたのは土曜朝5時頃です。しかし、その時戸台口は・・・・・仙丈・甲斐駒の登山口となる北沢峠、2019年の台風によって広河原-北沢峠間の南アルプススーパー林道が寸断されて復旧しておらず、長野県側の戸台口からしか行くことができません。その戸台口の昨日23日朝5時過ぎの状況です。北沢峠に向かうバスを待つ長蛇の行列。1000人くらいいたのでは。まず切符を買う行列とバス乗る行列。見た瞬間、これはもう仙丈ケ岳登頂は無理か、と思ったのですが、「毎日あるぺん号」で前の席だった方に声をかけていただいて、3人がかりで待ち時間をだいぶ短縮できました。それでも5時半始発のバスにはまったく乗れず、1時間遅れの次のバスに乗れました。でも、1時間遅れなら仙丈ケ岳往復には全然問題ありませんでした。お二人には大感謝です。というわけで、予定より1時間遅れくらい、7時20分頃北沢峠を出発しました。朝方は快晴、順調に登ります。五合目の「馬の背」ここはまだ樹林帯ですが五合目からひと登りするとハイマツ帯になり、一気に明るくなります。最高に気持ちの良い稜線に出ました。向かいの甲斐駒ヶ岳は、山頂付近にずっと雲がかかっていました。一瞬山頂が姿を現しましたが、完全に雲が取れることはありませんでした。甲斐駒の右隣りなのでアサヨ峰のはずです。こちらは快晴鳳凰三山も地蔵岳に雲がかかっており、オベリスクは見えません。北沢峠のテント場でしょう。テントがいっぱいあります。私も幕営も考えたのですが、夜行日帰りにしてしまいました。小仙丈ケ岳に到着。山頂が隠れていますが、北岳です。右側が間ノ岳。小仙丈ケ岳から、仙丈ケ岳と、その手前の小仙丈カールが一望できます。この景色、確か中学生か高校生の時に初めて写真で見て、「いつか実物を見てみたい」と思ったのが、私が山に興味を持った最初のきっかけでした。だから、山登りを始めて3つ目くらい、初めての3000m峰にここを選んだのです。それが1992年、丁度30年前のことです。仙丈ケ岳。山頂の下が、しゃもじですくったような、なだらかな凹みになっているのが、カール(圏谷)と言って、かつてここに氷河があった痕跡です※。氷河が削り取った土砂が、氷河の末端に積み上がったモレーン(堆石)もあります。非常に分かりやすい氷河地形。おそらく全長数百mしかない、小さな小さな氷河だったでしょうが、だからこそ、上から下まで地形が一目でわかりやすくなっています。※カールはU字谷とも言いますが、仙丈ケ岳のそれはあまりにも浅くて、U字とは言いにくいものがあります。川の水は一本の線状に谷を侵食するため、谷の形状がV字になりますが、雪(氷)は谷全体を侵食するため、このような谷の形になります。小仙丈ケ岳を後に山頂への稜線を進みます。次第にガスが濃くなって視界がなくなってきます。山頂はもうそこです。山頂から南に続く尾根。中央が大仙丈ケ岳。その南は野呂川乗越を経て、三峰岳、熊ノ平、塩見岳に至る仙塩尾根と呼ばれる長大な稜線です。野呂川乗越から仙丈ケ岳までは2000年に、三伏峠から塩見岳を経て野呂川乗越までは1997年か8年に、歩いたことがあります。登山道の階段の下にウスユキソウ(または高山型のミネウスユキソウ)が咲きかかっていました。そしていよいよ山頂・・・・・・は、次回に続きます。
2022.07.24
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山上容疑者の全ツイートに衝撃。ネトウヨで“安倍シンパ”、41歳の絶望安倍元首相を銃殺した容疑者のものと思われるツイッターのアカウントが明らかになった。一部のツイートはテレビ・新聞でも報道されているが、全ツイートを読んでみると、予想しなかった彼の心象風景がうかがえて、とても興味深い(7月19日現在、アカウントは凍結されている)。後述するように、“アンチ自民党”どころかネトウヨ的な発言が多いのだが、文章がまともなことに驚く。奇妙なことに、容疑者のtwitterに安倍元首相に批判や憎悪をぶつける投稿はほとんどない。むしろアンチ安倍勢のツイートに、反論するケースが目立つのだ。(以下、「 」内は容疑者のツイート)===============・(他者の<伊藤詩織さんの話知ってて安倍政権を支持できる人は人間じゃない>とするツイートに対して)「ところが安倍首相辞任に各国首脳から賞賛と惜別の声多数。BBCで放送されて『知らなかった』もないだろう。世の中そんなもん。1イシューで動くのは限られた人間だけ。」(2020年9月23日)・「自民党が完全無欠とは全く思わないが #自民党に殺される なんて言ってる連中の傲慢さ、不誠実、真摯さの欠如を見ると野党に投票する気が本当に失せる。奴等が本当に破壊したいのは自民党ではなく自民党を支持した国民だという事を嫌でも思い出さざるを得ない。」(2020年11月15日)・(安倍政権の対ロシア外交を批判する弁護士のツイートに対して)「下らないねえ。安倍の味方する気もないが、(中略)当のウクライナですら開戦数日前まで「侵攻はない」と言っていた戦争の数年前に行った友好的外交の責任を取れと。安倍憎しの最初にありきが見え見えの愚論」(2022年3月23日)===============容疑者は、2020年9月2日には、安倍首相(当時)の写真を見て、「写真が統一教会の大会そのもの。どこまで入り込んでいるのか…」とツイートし、両者の“関係”を知っていたはず。また、2021年9月、教会の関連団体「天宙平和連合」に安倍首相が寄せたビデオメッセージで犯行を決意した、と供述しているという(これに関するツイートはない)。ところが、教会との関係を知った2022年3月時点でも、上のように安倍元首相を擁護しているのだ。事件当初、「“サヨク”の安倍叩きに影響された犯行」と言う識者がいたが、これは全く的外れだった。容疑者はむしろ、“反サヨク”である。父が自死、母が統一教会に巨額献金、病気だった兄も自死…。だが、一家を自己破産に追い込んだ母を責めるというより、家族を救えなかった自責の念もかいまみえる。容疑者のアカウントだと知らなければ、「よくいるネトウヨ」に見えるだろう。反韓やミソジニー(女性嫌悪)のツイートも多い。===============・「ネトウヨとお前らが嘲る中にオレがいる事を後悔するといい。」(2019年12月7日)・「世はヘイトだ差別だ喧しいが、統一教会というものを知れば知るほど、その異常性の発生源に民族から切っても切り離せないもの、民族性と言うしかない物が通底している事に気付くだろう。」( 2019年10月14日)・「在日差別に反対する場合に最も必要なのは、明確に韓国・北朝鮮と対決する姿勢。もはや友好国ではなく敵国なのだという認識。」(2021年12月28日)・「オレは物言う女が気に食わないのではない。『女に対する侵害だから他の事は捨象する』みたいな風潮が著しくアンフェアだから言ってる。」(2021年4月1日)===============統一教会を生んだ国だからといって、韓国自体を憎むのはやはり歪んでいる。また、フェミニズム的な言説にもいちいちカラむ。41歳・独身の容疑者は、家庭崩壊で今まで恋愛どころではなかったのかもしれないが、その鬱屈を「女性」全体に向けているように見える。(以下略)---実にまともな分析ではありますが、それを報じているのがフジサンケイグループのSPAであるところが少し笑えます。フジテレビの平井文夫が「特定のマスコミや有識者といわれる人々が、テロ教唆と言われても仕方ないような言動、報道を繰り返し、暗殺されても仕方ないという空気をつくりだしたことが事件を引き起こした」という文章を読み、「僕の胸につかえていたのはこれだった」などと書いています。これもフジサンケイグループの夕刊フジは、大原浩の「みんなが『死ね』と言っているんだから、安倍氏は悪い奴に決まっている」と山上容疑者が思い込んだ可能性を十分検討すべきだろう。」なんて文章を掲載しています。いずれも大外れであることをフジサンケイグループ自らが明言したわけです。そもそも、政治対立において時に激しい言葉の応酬があるのは、当たり前のことです。他ならぬフジサンケイグループの産経新聞や夕刊フジ自らが、左派、リベラル勢力、かつての民主党政権にすさまじい罵倒を浴びせてきた過去があるのですから、鳩山元首相に対して「国賊」「売国奴」「ルーピー」などの言葉が産経の紙面に踊ったことは一度や二度ではありません。菅直人元首相もそうです。ネトウヨ系メディアのそのような発言にかけらほども同意はしませんが、そのような激しい言葉で敵対者を非難する権利自体を否定することはできません。当然、逆の立場からネトウヨ系メディアが礼賛する政治家に対して激しい言葉での非難が飛んでくるのは「お互い様」という以上のものではありません。鳩山や菅直人を罵倒するのは自由だが我らが安倍様を罵倒するのは許されない、というのであれば、「勝手にほざいてろ」という以外の感想はありません。事実として、この犯人は、ネトウヨと称するのが妥当かどうかは意見が分かれるかもしれませんが、「嫌韓」「女性蔑視」「反左翼」的な考えの持ち主で、左派、リベラル派の安倍に対する評価にいっさい同調していないことは明白です。そもそも、日本における右翼、左翼の歴史を知れば、このような犯罪行為がほとんどの場合、左翼によるものではないことは歴然としており、犯人についてなにも分からないうちから「アベガー(安倍批判派)のせい」などというのは「私は日本の政治史に無知です」と言っているに等しいのです。もちろん、歴史的に見れば、山村工作隊、火炎瓶闘争、革マル派対中核派の内ゲバ、浅間山荘事件など、左翼過激派による武力闘争の例は日本にもあります。しかし、その中に政治家や政府要人に対する暗殺事例はありません。日本で起きた政治家暗殺は、ほとんどが右翼(あるいは国粋主義者)によるものです。戦前の濱口首相(この犯人は明確に右翼団体員ではなかったが、関係はあった)、原敬、もちろん5.15事件の犬飼毅、2.26事件の高橋是清ら現職、元職首相に対する暗殺事例はすべて右翼過激派によるものです。「血盟団」などという「一人一殺」を目標とする右翼団体もありました。戦後も、社会党浅沼稲次郎暗殺が大日本愛国党党員の少年によるものであることは有名ですし、民主党石井紘基議員暗殺事件の犯人もそうでした。暗殺未遂まで含めれば、更に多くの政治家暗殺が、右翼によって企図されています。そうなる理由は簡単で、明治維新以降の日本の政権構造が基本的に右派、保守派主導だからです。つまり、右翼過激派にとっては現政権を根底から転覆させる動機が薄く、単に「君側の奸」つまり気に入らない特定の政治家や要人を排除すれば、政治的目的が達せられると考えるからです。しかし、左翼過激派にとっては、現政権もしくは政治体制、国家体制その全体が打倒すべき対象であり、その中で首相だけ、特定の要人だけを排除しても、自らの政治的目的が達せられるとは考えないからです。もちろん、暴力的手段を用いるのは右翼の中でも左翼の中でもごく一部です。これはあくまでも、武力闘争を是とするような、ごく限られた一部の極端な過激思想の持ち主についての話です。そこから考えれば、首相殺害という暴挙は、明らかに左翼過激派ではなく右翼過激派の行動パターンに親和性が高いのです。もちろん、この犯人は政治主張を実現するために今回の犯行を行ったのではなく、安倍元首相が親密な関係にある統一教会に家族を滅茶苦茶にされた、言ってみれば私怨を晴らすための犯罪のようです。しかし、結果的にではあれ、右翼過激派にありがちな行動パターンであることは歴然としています。もっとも、別の基準も考えられます。以前の記事に「いまの小林よしのりさんはNHKにとっては左の人」という興味深い証言を紹介したことがあります。つまり、主義主張の中身によって右翼か左翼かを分類するのではなく、安倍を礼賛するか批判するかで右翼か左翼かを分類する、というわけです。どんなに右翼的な主張であっても、安倍に批判的な者はすべて左翼扱い、ということです。なるほど、そういう判別基準に立てば、どんなに右翼的思想であり、嫌韓、女性蔑視的であろうが関係ない、安倍元首相を殺害した、という一点においてこいつは左翼だ、ということになるでしょう。それをひっくり返して表現すれば、安倍元首相が殺害されたのは左翼のせいだ、ともなり得えます。書いていてめまいがするくらい頭の悪い理屈ではありますが、本気でそう思っていそうな人たちも少なくないのが恐ろしいところです。ただ、この犯人を、この手前で救える手立てはなかったのかな、ということも思ってしまいますけどね。やった犯行は許されないし、そのツイッターアカウントに書いていたという内容にも共感を覚えるところはありませんが、環境が違えば力を発揮できたに違いない人であることも確かです。能力を持った人でも、最初のボタンを掛け違うとやり直しがきかない社会、というのも、残念過ぎる現状です。
2022.07.22
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前回の続きです。ナデシコ、であることは分かりますが、ナデシコにもいろいろ種類がありまして、霧ヶ峰に自生するのはエゾカワラナデシコということです。実は山頂直下までリフトが通じています。ただし、八島湿原側ではなく反対側からですが。鳥と花の写真に時間を費やしすぎて、この辺りはやや急ぎペース。リフト終点から車山山頂まで。リフトで行ったら「車山に登った」とは言いにくいところですね。八ヶ岳方面は雲の中でした。ビーナスラインを下に見下ろしながら。山頂の標識です。ウスユキソウ、もしくはその高山型のミネウスユキソウです。エーデルワイスの仲間ですが、谷川岳や至仏山に生えるホソバヒナウスユキソウに比べると、だいぶ太った(笑)花で、ヨーロッパのエーデルワイスとはあまり似ていません。車山の肩を見下ろします。この距離からでも、草原が黄色っぽいのが分かります。それにしても、駐車場は満杯のようです。さすがは車山(違う)黄色っぽい正体がこちらになります。ニッコウキスゲ(ゼンテイカ、エゾカンゾウとも)の大群落です。ニッコウキスゲの大群落。ただし、先の八島湿原と同様にシカの食害が激しく、電気柵で囲われた範囲以外はほとんど咲いていません。ニッコウキスゲ。尾瀬ヶ原、尾瀬沼に匹敵する密度と思います。ニッコウキスゲ電気柵の外には咲いていません。ニッコウキスゲ。しかし、ここに着いたのが、最終バスの10分前。というか、もっと前に着いていたのですが、またもやニッコウキスゲの前に鳥撮影に時間を費やしました。前半に鳥と花の写真でペースが遅すぎて、最後はギリギリになってしまいました。大急ぎで撮影して・・・・・ソフトクリームを食べ終わったら、ほどなくバスがやってきて、帰宅の途に就きました。帰りは「あずさ」を予約していなかったら満席。座席未指定券を買って、茅野から甲府までと八王子から新宿までは座れたものの、甲府から八王子までは立ち席でした。たいして登っていないけど、そこそこ疲れました。というわけで、鳥写真についてはまた後日にアップします。
2022.07.20
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この3連休、当初は遠くの山に泊りがけで行こうと思っていました。しかし、事前の予報があまりに悪く、実際に初日は終日雨でした。このため泊りがけの山は中止して日帰りで行くことにしました。が、昨日も天気は不安定で、朝出かける準備はしていたものの、中止。三度目の正直で今日、3連休最終日に山に行ってきました。霧ヶ峰の八島湿原から車山にかけてです。八島湿原でバスを降りると、結構人が多かったです。連休最終日、車もいっぱいです。シカの食害を防ぐため、八島湿原は防護柵で囲われています。この物々しい入口を通って湿原へ。広い高層湿原が広がっています。ウツボグサアヤメ。クルマユリヤナギランノアザミこの辺りで八島湿原から離れて車山方面へ向かいます。クサフジなんと、シマリスがいました。ただし、日本でシマリスが天然分布するのは北海道のみ(エゾシマリス)。したがって、これは外来種ということになります。飼育個体の野生化でしょうか。車山の山頂が見えてきました。もちろん笛も吹きました。車山乗越付近にて。笛を吹いた車山乗越付近より撮影。車山に向かって歩きます。以下次回に続きます。
2022.07.18
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日本国よさようなら、安らかにお眠りなさい。ということでしょうかね。---というのはもちろん冗談ですが、安倍元首相を国葬というのも、これまた質の悪い冗談としか私には思えません。暗殺されたから、というのであれば、戦前の原敬、犬養毅、濱口雄幸の各首相(首相経験者では高橋是清と斎藤実も)が暗殺されていますが国葬とはなっていません。殺害の直接の契機となった、カルト教団である統一教会との親密な関係、モリカケ問題をはじめとする様々な「お友だち優遇」の政治、のちの時代にツケを残すアベノミクスの経済手法、現実に、近年「貧しくなる」一方であることがあからさまに見えつつある経済状態、もちろん、安保法をはじめとする日本の国策の変更、すべてにわたって問題は大きいです。犯罪行為に巻き込まれて命を落としたことは残念なことですし、ご冥福は祈りますが、殺されたから彼のやってきた政治のありかたがよかった、問題ないものだとは言えません。このように問題の多かった政権を、長く政権にあったから、暗殺されたから、という理由で国葬という形で国費で葬式を行うべきではありません。また、歴代の首相経験者とは異なる扱いとする理由もないと私は考えます。
2022.07.16
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「容疑者の妄想に加担してはいけない」三浦瑠麗さん、宗教めぐる報じ方を非難「安倍さんに責任あるような印象操作になっている」国際政治学者の三浦瑠麗さんが12日、フジテレビ系「めざまし8」にスタジオ出演。安倍元首相を銃殺した容疑者は動機について、母親が所属した宗教団体にうらみがあって、関係性があると思った安倍元首相を狙ったとしている。三浦さんは「世の中に宗教をめぐるトラブルはたくさんある」と前置きした上で、「こういうことが起きて安倍さんが銃殺されましたということを、そのまま無批判に報じることが、ある種、安倍さんに責任の一端があるかのような印象操作になっている」と注意喚起し。魅力的な女性が性的暴行を受けた場合、因果関係の1つとして「魅力」はあったとしても暴行の正当な動機ではないと例え話を交えて解説。「動機がそうであったということと、その動機になんらかの正統性があるかのような言い方をするというのは非常に分けて考えないといけない」と強調した。さらに「因果応報的な言説っていうのが選挙期間中もちらほらでてきた」とも話し「犯罪者に加担するもの。彼(容疑者)の妄想に加担してはいけない」と語気を強め、持論を訴えた。---何を言っているのか、と思います。言うまでもなく、殺人はどんな事情があろうと許されない、これは間違いありません。そんなことは大前提の上で、しかし、「魅力的な女性」と「カルト宗教と付き合いのある政治家」を置き換えて論じる神経は、私の理解を越えます。女性が魅力的であることは、法にも道義にも社会通念にも、何ら反するものではありません。しかし、政治家が、多大な被害者を出しているカルト宗教と付き合うことは、法には反しないとしても、道義や社会通念には明らかに反すると言えます。統一教会の合同結婚式、信者に過大な献金を要求するやり方、霊感商法、そのいずれにおいても極めて問題の大きな(最大限穏当な表現です)団体です。政権と特別な関係を築いていなかったら、とうの昔に警察から摘発されていておかしくない団体です。オウム真理教は人を殺しているので別格としても、この手の悪徳商法を行う宗教団体が摘発された例としては「法の華三法行」事件があり、教組の福永法源は懲役12年になっています。そして、統一教会による霊感商法の被害額は、「法の華」を上回っています。刑事ではなく民事裁判では、多くの例で統一教会は負けています。繰り返しますが、道義や社会通念に反するからと言って、殺してよい理由には一切なりません。しかし、殺されたから道義や社会通念に反した事実には口をつぐむべき、というのもまたおかしなことです。さて、問題のメッセージはこれです。ご出席の皆様、日本国前内閣総理大臣の安倍晋三です。~およそ150か国の国家首脳、国会議員、宗教指導者が集う希望前進大会で、世界平和をともにけん引してきた盟友のトランプ大統領とともに演説する機会を頂いたことを光栄に思います。~今日に至るまでUPFとともに世界各地の紛争の解決、とりわけ朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ皆様に敬意を表します。~---何を隠しようもない、安倍前首相自身が画面に出て、UPF(天宙平和連合)、韓鶴子総裁の具体名を挙げたメッセージを述べています。で、これに対して統一教会(世界平和統一家庭連合)はぬけぬけと「当法人と友好団体(UPF)の区別がついていなかったのではないか」と言うのですが、正直言って私だって区別はつきませんよ。だって、実質同じ団体なんですから。それこそ創価学会と公明党よりもっと同一性が高いでしょう。一応は公明党の委員長と創価学会の会長は別人物だし、それぞれの本部も別の場所に(近い場所だけど)になっています。しかし、UPFの韓鶴子総裁というのは、統一教会の現在の教組だし(いわば、池田大作が公明党の委員長もやっているようなものでしょう)、日本法人は統一教会もUPFも同じ建物に入っているんだから。従って、最大限穏当に言っても「系列団体」「外郭団体」で、普通に言えば「中身は同じ」「同一組織が別組織に偽装しているだけ」です。もちろん、そんなことは今更周知の話であって、安倍元首相がそれを知らなかったはずがありません。そもそも、統一教会傘下の「国際勝共連合」は安倍元首相の祖父岸信介元首相が統一教会の教組文鮮明、日本右翼の大物笹川良一らが協議して設立したものです。それ以降統一教会は自民党を中心に日本の保守派政党にかなり食い込み、その中心には岸信介元首相や、その娘婿で安倍元首相の父安倍晋太郎元外相がいました。安倍晋太郎元外相は、統一教会の活動家を自民党国会議員の秘書や選挙運動員として各議員にあっせんたといいます。それを、安倍元首相が知らなかったはずはありません。安倍元首相が統一教会系の団体にメッセージを寄せたのは、何もこの時が初めてではありません。安倍元首相が統一教会系の団体にメッセージを寄せたのは、官房長官時代の2006年です。一説には、その後、第一次政権の2006年前後には、安倍元首相は統一教会と距離を置こうとしたとも言われますが、自民党の下野時代に再び統一教会と接近、教団幹部を首相官邸に招待、教団信者による安倍政権支持の街宣活動など、以降はズブズブの関係となっています。旧統一教会は2015年に「世界平和統一家庭連合」に改名していますが、本家である韓国での名称は1994年に改名されていますが、日本では宗教法人を管轄する文化庁が認めず、改名がなかなか通りませんでした。前回の記事へのコメントでBill McCreary さんから指摘があったとおり、それが2015年に認められたのは、「モリカケ」と同じく、「認めろ」という内々の圧力または忖度があったとも言われています。これで安倍元首相と統一教会は無関係とか、数多くの付き合いの一つだけ、というのはあまりに無理があると言わざるを得ません。
2022.07.14
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母親が寄付、宗教団体恨む 安倍氏関係と襲撃計画安倍元首相が奈良市での街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、無職容疑者が「母親が宗教団体に多額の寄付をしていた」と供述していることが9日、捜査関係者への取材で分かった。「母親が団体にのめり込み恨みがあった。団体と安倍氏がつながっていると思ったから狙った。当初は団体幹部を襲撃しようとした」という趣旨の話もしており、奈良県警は詳しい動機を調べる。(以下略)---実はこれ、一昨日もリンクを貼った記事なのですが、その時点では、裏が取れていないからこの宗教団体の具体名を書かないのだろうと、ある程度日本のマスコミに同情的に考えていました。しかし、昨日の時点になると、犯人の母親が信者であることをその宗教団体が認めた、明日(つまり今日)記者会面を行う、との報道も出始めます。この宗教団体が統一教会であることを、すでに統一教会自身も認めていたわけです。もはや裏は完全に撮れていた状態です。それにもかかわらず日本の主要マスコミはどこも、宗教団体の具体名を報じないのです。昨日までの時点で統一教会の具体名を出した報道は現代ビジネスくらいのものではないかと思います。ところが、海外のマスコミはそんなことはありません。日本のメディアが伝えない「山上容疑者の母親と“統一教会”の関係」を米紙が報じた安倍元首相殺害の容疑者は、「特定の宗教団体への恨み」から犯行に至ったと供述していると、日本のメディアは伝えている。だがその宗教団体とはどこなのか? 日本の大手報道機関が団体名を報じないなか、米紙ワシントン・ポストが統一教会に接触した。(以下略)Qué hay detrás de la polémica Iglesia de la Unificación y el asesinato de Shinzo Abeスペインのラ・ラソン紙は7月9日の時点で上記のように「統一教会をめぐる論争と安倍晋三暗殺の背後に何があるか」という記事を出しています。(Iglesia=教会、Unificación=統一、そのまんま直訳です)世界中のマスコミが、この犯人が恨みを抱いた宗教団体が統一教会であると報じているのに、当の日本の大手マスコミだけ、その宗教団体が自ら会見した今日まで一切その名前を伏せ続ける、いかに考えても異常なことです。前述のとおり、もはや情報の不確かなどというものが理由ではないことは明らかです。考えられる理由はただ一つ、それは昨日が参議院選挙だったことです。つまり、報道が選挙に影響を及ぼす可能性を考慮して、統一教会という名前を伏せたとしか考えられません。安倍晋三、というより祖父岸信介、父安倍晋太郎から連綿と続く、岸・安倍一族と統一教会との深いつながりは、これまでも散々問題視されてきました。その統一教会に対する恨みから安倍を殺害したという事実は、安倍に対してもマイナスイメージ、ひいては選挙で自民党に対するマイナスとして作用するでしょう。そこを忖度したとしか考えられません。実際には、統一教会の名が即時に報道されていても、それによる選挙への影響はたいして大きくなかっただろうと私は推測しています。もちろん、それは単なる推測なので実際のところは分かりません。でも、仮に大きな影響であろうと小さな影響であろうと、選挙に影響がある(かも知れない、実際にはどうか分からない)という理由を隠れ蓑にして、分かっている事実を公然と伏せて、具体名を伏せた「宗教団体」という不自然極まりない報道に終始することは、異常なことではないのかと私は思います。そんなことをやるなら、「安倍暗殺」という事実自体が自民党に対する同情票を集める、選挙への影響が非常に大きな報道なんだから、それを選挙後まで伏せろよ、と言いたくなります。もちろん、そんなことはできるわけがありません。そう考えれば、選挙後まで統一教会の名を伏せ続けることの異常性も理解できるかと思います。それをやったのが産経新聞だの読売新聞だのの安倍御用マスコミなら、ある意味分かりやすい話ですが、いわゆるリベラル系とされる朝日、毎日、東京新聞すら横並びに「宗教団体」「宗教団体」「宗教団体」という隠蔽記事。日本のマスコミは死んだのか、と思わせられます。---ちなみに、我が家と統一教会の間には、遠い昔にちょっとした因縁があります。今を去ること40年くらい前、私が中学生の時だったか高校生の時だったか、親戚の一人が統一教会(原理)に入信したか、しそうになった、という騒動があったのだそうです。私の両親は私と同様に、今でいうところのリベラル派、当時の言葉では革新支持でしたし、父は宗教団体を嫌っていました。そんな父ですから、そのことを知って、親戚の脱会への動きに多少協力したようです。と言っても、どこまでそこに熱意を注いだかは分かりません(最終的にその後その親戚は統一教会とは縁を切っているはずです)。でも、それに対して結構な嫌がらせ電話が、私の実家にも押し寄せてきたのです。親子ではない、親戚というだけの関係なのに、です。まあ、私の両親は私の100倍くらい気が強くて譲らない人たちですから(笑)百倍返しくらいの勢いで嫌がらせ電話の主に詰問していましたが。その時点では、私はそれが統一教会とは知らず「なんだかよく分からない嫌がらせ電話が家にかかってきているな」としか分かりませんでした。何年かのちに、霊感商法か合同結婚式かの統一教会の問題を報じた新聞記事を目にした時に、その時の経緯を両親から聞きいて、「なるほど」と思いました。そんな経緯もあって、統一教会、原理、勝共連合、霊感商法、合同結婚式といったものに対しては私の両親も、もちろん私自身もものすごく拒否的ですし、それと近しい関係の岸・安倍一族に親しみなど感じようはずもありません。
2022.07.11
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安倍晋三元首相、演説中に撃たれ死亡 男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕8日午前奈良市の近鉄大和西大寺駅前の路上で、街頭演説中の安倍元首相が背後から近づいた男に銃で撃たれた。安倍氏はドクターヘリで奈良県橿原市の県立医科大学付属病院に搬送されたが、同日午後5時3分に死亡が確認された。撃った男は現場近くで警察官によって身柄を確保され、路上から黒色のテープで巻かれた銃が押収された。捜査関係者らによると、容疑者は特定の宗教団体の名称を挙げて「恨む気持ちがあった」と説明。その上で「団体のトップを狙おうとしたが難しく、安倍氏が(その団体と)つながりがあると思い込んで狙った」という趣旨の供述をしている。一方で「(安倍氏の)政治信条に恨みはない」とも話しているという。犯行に使われた銃は手製のもので、長さ約40センチ、高さ約20センチ。県警は自宅を家宅捜索し、よく似た手製の銃のようなもの数丁のほか、火薬類を押収した。防衛省関係者は容疑者が2002~05年の3年間、海上自衛隊に任期制の自衛官として在籍していたと取材に明らかにした。小銃の射撃や解体、組み立てについても学んでいたという。容疑者は今年5月まで、大阪府内の人材派遣会社に在籍し、京都府内の倉庫でフォークリフトを運転していた。(以下略)---まさしく驚天動地の出来事でした。言うまでもなく、私は安倍元首相の思想信条、目指す国の姿、これまでにやってきたことのすべてを、まったく評価しません。しかし、主義主張への賛否と人の生き死には別の問題です。当たり前のことですが、主義主張がどうだから、殺されても良いとか良くないという問題ではありません。どんな理由があろうとも、殺されてよい人などいませんから。ご冥福をお祈りします。それにしても、日本は世界でも有数の治安のよい国にもかかわらず、政治家に対する暗殺や暴力事件は必ずしも少なくはありません。首相経験者の暗殺は、さすがに戦後は初めてですが、戦前は原敬、浜口雄幸、犬養毅の3人が現職のまま暗殺されていますし、戦後も現職首相に対する暴力事件としては、岸信介と三木武夫が刺されたり殴られたりしています。政治家に対する暗殺は、1960年社会党委員長浅沼稲次郎刺殺事件、1990年自民党丹羽兵助議員刺殺事件、2002年民主党石井紘基議員刺殺事件があり、2007年に議員ではありませんが伊藤一長・長崎市長が射殺される事件も起こっています。このうち、丹羽議員の刺殺犯は統合失調症、伊藤市長射殺犯は暴力団員であり、政治的背景は不明確ですが、浅沼刺殺事件と石井刺殺事件については、犯人は右翼団体員であり政治的背景は明白なテロ行為と言って差し支えないでしょう。そして、今回の件です。犯人は安倍元首相のどこが気に入らなくて凶行に及んだのでしょうか。引用記事によれば、安倍前首相の政治信条に恨みはないとする一方で、特定の宗教団体の名称を挙げて「恨む気持ちがあった」と説明しているといいます。別報道によると、「母親が団体と金銭トラブルになった影響で家庭が崩壊したと説明。この団体を国内に広めたのが安倍氏だとする持論を展開し」ているとのことです。この宗教団体の具体名は明らかにされていませんが、安倍元首相と深いつながり、のめりこんで金銭トラブル、家庭崩壊、といったあたりからは、何となくどこの宗教か察しがついてしまいます。霊感商法とか合同結婚式で問題になった、あの宗教ですよね、おそらく。確かに、その宗教団体(推測のとおりだとすれば)にはきわめて多くの問題がありますし、それにもかかわらず安倍元首相と深いつながりがあることも明らかです。ただ、だから殺してよいはずがないのは言うまでもないことです。むしろ、このような暴挙に出てしまっては、せっかくの、正当性があったであろう批判が台無しになってしまうというものです。政治的に見れば、大変な大影響があり、もちろんこの参院選への影響もかなり大きなものがあると思われますが、もう投票日は明日です。さすがにこのタイミングでアンケートを行う報道機関もないでしょうし(今日調査しても、もう選挙前に発表することも、結果をまとめることすらできない)。選挙結果がどう左右されるのかは、まったく予想もつきません。ただ、このような悲惨な事態が、せめて有権者の選挙への関心の増大、投票率のアップという結果につながってほしいとは思います。それが与党有利か野党有利かに関わらず。常識的に考えると、与党への同情票が集まって投票率が上がれば与党有利になりそうです。それは、私の望む選挙結果とは異なります。投票は香典ではありません。ただ、たとえそうだとしても、この事態に際して、投票率がまったく上向かないようでは、あまりに無残な状態と言わざるを得ない、とも思うのです。ちなみに、私自身は既に期日前投票を済ませています。選挙区、比例区ともに投票したい候補または政党が複数あって、非常に悩みましたが、選挙区は共産党候補、比例区は社民党(政党名)に票を投じています。読者の皆様に、何党に入れてくださいとは申しません。棄権せず投票してください、とだけ申し上げておきます。
2022.07.09
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「社会保障費も必要、特別扱い受けられるのか」海自総監の発言概要海上自衛隊呉地方総監部の伊藤総監は4日、参院選で防衛費増額が争点になっていることについて記者会見で問われ、「(増額を)もろ手を挙げて無条件に喜べるかというと、全くそういう気持ちにはなれない」などと述べた。記者 参院選で、防衛費をGDP(国内総生産)比で2%まで増やすことも念頭にするとの議論がある。現場から見て、防衛予算の現状や2%という議論をどう考えるか。伊藤総監 今、5兆円超の予算をいただいている防衛省として、それが倍になるということを、個人的な感想ですけれども、もろ手を挙げて無条件に喜べるかというと、私個人としては全くそういう気持ちにはなれません。というのは、社会保障費にお金が必要であるという傾向に全く歯止めがかかっていないわけです。どこの省庁も予算を欲しがっている中にあって、我々が新たに特別扱いを受けられるほどに日本の経済状態ってどうなんだろう、良くなっているのだろうかということを一国民としての感想ですが、思います。そして大事なのは、何を我々自身が必要としているか、ということをしっかりと積み上げる。整理して国民に提示していくということなんだろうなと思います。ロシアによるウクライナ侵略、これでミサイルや砲弾といった弾の数、それを十分持っておかないといけないという議論がしきりとなされていますよね。一方で、それに勝るとも劣らぬくらい重要な船、飛行機、潜水艦、これらを維持・整備していくということの重要性。通常艦艇も潜水艦も、実は塩の水につかっているんですよね。海水という。放っておくと基本、さびちゃうんです。~極論ですけど、ミサイルや大砲の弾をたくさん仮に買ったとしても、それを撃つプラットフォームである船の手入れを怠ったら海の上に出て行けない。(以下略)---良識的かつ非常に穏当な意見と思います。もちろん、現状の倍という空想的な数値ではなければ、防衛費の増額について否定的ではないのかも知れませんが(立場が立場だけに、そう考える方が自然)、そうだとしても好感のもてる意見です。日本の財政状況は非常に良くない、などということは今更言うまでもないでしょう。コロナ禍の下で、国債発行残高は1000兆円の大台を越えています。たとえば今「社会保障費を2倍に」と言い出したら、気でも狂ったかと思われかねませんし、「財源はどうする」という言葉が必ず返ってきます。それなのに、どうしてそれが防衛費だと、2倍にすることが「現実的」だと思えるのでしょうか。5兆円の防衛費を10兆円に増やす、その差額は5兆円です。単年度ならともかく、毎年5兆円ずつです。そのお金はどこから沸いてくるのでしょうか?社会保障費の増額に対しては「財源が」という人は、この5兆円の財源についても、当然納得できる説明をすべきでしょう。赤字国債を増やすのか、消費税かその他の税金を上げるのか、他の予算を削るのか(具体的に何の予算をどのくらい削るのか、それによって我々の暮らしに具体的にどのような影響があるのか)、それに口をつぐんだままの「防衛力増強論」など、現実論の衣をまとった空理空論でしかありません。確かに、ロシアのウクライナへの侵略は蛮行です。しかし、ロシアと陸路で国境を接しているウクライナやその他の欧州各国と、海が国境を隔てている日本では、条件は同じではありません。また、ウクライナ軍と日本の自衛隊(特に航空自衛隊と海上自衛隊)の力も同等ではありません。弱体のウクライナ空軍を相手に戦場の航空優勢(制空権)を取れなかったロシア空軍が、それより遙かに強力な航空自衛隊を有する日本を相手に、簡単に航空優勢を取れるわけがないのです。航空優勢が確保できないロシア軍が、貧弱な海軍力で日本に陸軍の揚陸を試みても、その結果はあまりに明白です。軍拡は亡国への道であるロシアがウクライナに対して蛮行に及んだから日本に対しても蛮行に及ぶ(その能力がある)と考えるのは、冷静な判断ではありません。その冷静ではない判断にもとづいて、財政面を考慮せずに防衛力増強を叫ぶのもまた、冷静な議論とは言えません。私も、少なくとも当分の間は、日本が非武装国であるべきだとは思いません。残念ながら防衛力は必要です。が、同時にそれは必要最低限度であるべきと考えます。多ければ多いほど良い、というものではありません。過大な武力は国民を不幸にしかしません。だいたいにおいて、多すぎる武力は国を守る役に立つよりは、国の進む道を誤る凶器にしかなりません。わが国の歴史を振り返ってみても、あるいは今のロシアや北朝鮮を見ても、それは明らかだと思います。
2022.07.07
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元売りへの補助金が当初予算の20倍に…「だったらガソリン税を下げろ!」が有権者の願いガソリン価格の高騰が止まらない。6月27日時点のレギュラーガソリン全国平均小売価格は、1リットルあたり174円90銭。先週より1円高く、実に4週連続の値上げだ。政府は石油元売り会社に補助金を支給。岸田首相は「1リットルあたり210円であるところ、170円程度の水準に抑えている」とアピールするが、170円台でも約14年ぶりの高値水準。財政負担も青天井だ。今年1月27日の補助金の開始当初は1リットルあたり5円を支給。昨年度補正予算に800億円を盛り込んだが、3月10日から25円に引き上げ。昨年度予備費から3600億円超を充てることになった。さらに、4月28日からは発動基準を「172円以上」から「168円以上」に下げ、補助額も35円に増やした。期間も4月末から9月末までに延長し、予算額は6~9月までで1兆1655億円に上り、当初予算の20倍に膨張している。財務省の試算によると、ガソリン税を一時的に引き下げる「トリガー条項」の凍結を解除し、発動した場合、国と地方の税収減は1年間で計1兆5700億円になるという。すでに補助金への財政負担はトリガー発動の税収減分を上回り、だったら“いってこい”で減税してくれた方が、よっぽど国民も「恩恵」を実感するに違いない。「石油元売り大手3社の決算は、原油価格の高騰を追い風に過去最高益です。高騰で潤う大企業に補助金で喜ばせ、高騰に苦しむ消費者は二の次という政策は根本的におかしい。トリガー発動の方が明らかにクリアで効果的です。しかも、ガソリン価格にはガソリン税などを含んだ総額に10%の消費税を課す『二重課税』の問題があり、せめて消費税は除外すべきでしょう。ガソリン高騰は短期間で終わらず、一時しのぎの補助金では今後も財政負担が増え続けるだけ。消費者目線で考えれば、間違いなく補助金よりも減税です」ーーーペーパードライバー歴を三十数年で卒業した私の場合、スクーターはリッター60km超?も走るし、まだ合計8リットル程度しか給油していない(金額にして、ざっくり1400円くらい)ので、ガソリン高騰の影響がお財布を直撃まではしていません。しかし四輪車の場合は、EVは別にして、ハイブリッド車でも燃費はリッター30kmくらいのようですし、EVにしても電気代も上がっているので、影響は大きいでしょうね。ちなみに、スクーターを購入するに際しては、燃費も車種選びの基準の一つになっていました。第一希望だった(けれど入手できなかった)カブシリーズは燃費の良さで知られていますし、実際に購入したDIO110も、かなり低燃費です。引用記事によると、本来ガソリン価格はリッターあたり210円になっているところを補助金によって170円に引き下げている、と。本当にそうなのかどうかは実際には分かりませんが、リッターあたり25円の補助金がかなり大きいことは確かです。それにしても、原油価格高騰の陰で、ガソリン元売り各社は過去最高の利益を出しています。そんな石油会社に補助金をぶち込んでさらに儲けさせる、納得のいかないことおびただしいです。しかも、高額のガソリン税を取っておきながら補助金というのも不思議な仕組みで、記事が言うようにそれならガソリン税を減税するほうがはるかに単純で分かりやすいです。しかしおそらく実際は逆で、ガソリン税の減税をしないために補助金でお茶を濁しているというところではないでしょうか。それは、ガソリン税が道路特定財源になっているからなのでしょう。色々な、無理に無理を重ねた制度でめちゃくちゃなことになっている、というのが現実かなと思います。しかし、あれもこれも迷走しているとしか思えない自公政権ですが、目前に迫った参院選はどうやら盤石らしいです。もちろん、結果は終わってみなければ分かりませんが、どうも選挙が大きく盛り上がっているようには感じられず、下馬評からそう大きくことなった結果になりそうな予感は感じません。下馬評どおりの結果になったとすれば、日本人の大半は、物価高騰もそれに反して賃金が上がらないことも、この訳の分からないガソリン補助金も、その他のあれこれも、もっと広く言えば、衰退しつつある日本のかじ取りに関して、さしたる不満を持っていない、そのままで良い、と思っているということなんでしょうね。
2022.07.05
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以前、走行距離100kmを越えたところで給油したところ、燃費がリッター当たり53.4kmになった、という記事を書いたことがあります。走行距離100km越え昨日、走行距離が300kmを越えたところで、また給油しました。前回は自宅近くのガソリンスタンドでしたが、今回は自宅からかなり離れた場所で、しかもセルフスタンド。だから何?と思われるかもしれませんが、何しろ車でペーパードライバー歴何十年の私は、セルフスタンドで給油するのは初めてでして、まごつくまごつく。幸い、後続車両がまったくいなかったので、まごついて時間を喰っても誰にも迷惑はかけていませんが。で、前回の給油から192km走って、給油量は3.08Lでした。割り返すと燃費がリッター当たり62.3kmになります。えっっっ?このDIO110の燃費は、カタログスペックで60km/hの定値燃費で59.4km/hWMTCモード値で54.9kmってなっていますけど・・・・・カタログスペックより燃費がいいって、何かが間違えている?考えられるのは、セルフスタンドで満タンにしたつもりが満タンではなかった、という可能性があり得ます。あふれるのが怖くて、給油口ギリギリいっぱいではなくそれより少し下で止めてしまいましたから。あと2~3cmは燃料が入ったかもしれません。でも、あと100mlも入らないと思いますが、仮にあと100ml入ったと仮定して3.18Lでも、リッター当たり60kmを越えています。うーーーん、どうなんだろうか。どこかで計算を間違えているかなあ。ちなみに、最初の給油からの累計だと、5.31Lの給油で311km走っており、累計の燃費だとリッター58.6kmになります。これも、カタログスペックの定値燃費に近い燃費です。走っているのがほぼ土日だけで、渋滞に引っかかることがほとんどないし、急加速は全然しません。だって、慣らし運転中は急加速はするなってマニュアルに書いてあるし。急ブレーキもほとんどかけません。それどころかブレーキ自体をあまりかけていません。先の方に赤信号黄色信号が見えたら、アクセル放してスピードが落ちるのを待ち、止まる寸前にちょっとブレーキをかけるだけなので。最初からブレーキをかけるのは、ギリギリのタイミングで黄色信号になった時だけです。そのあたりが理由かもしれません。それに、前回の給油以降はアイドリングストップをほとんど入れっぱなしというのも燃費には効果があるかもしれません。本日は大井ふ頭中央公園と東京港野鳥公園に行ってきました。実は前にも行ったのですが、駐車場に入る道が分からず、周りをぐるっと走って引き返してきました(笑)なので、今日は駐車場へのルートを事前に確認してから行きました。こんな摩訶不思議な道の構造になっていたなんて、知りませんでしたよ。公共交通機関で行くと、結構交通費が高い場所(東京モノレールは運賃が高い)ですが、スクーターならガソリン代だけなので安上がりです。なので、ついに年間パスポートを買ってしまいました。1回の入園料は300円ですが、年間パスポートだと1200円なのです。今までは、入園料よりそこに行くまでの交通費の方がずっと高かったので年間パスポートなんか買ってしまったら、逆に行かなくちゃならなくなってしまうから・・・・・なんて考えてしまい、買おうと思ったことがありませんでした。
2022.07.03
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6月はあまり鳥の写真は撮れていません。ちなみに、すべて葛西臨海公園で撮影しています。(すべてスクーターで行きました)珍しい鳥はいませんが、6月は鳥の子育ての季節です。6月11日カルガモの親子。あと1週間早ければ、もっと小さくてもっとかわいかったでしょうが、ちょっと大きくなってしまいました。カルガモの母鳥。東京近辺で普通に繁殖するカモ類はカルガモだけです。カルガモの親子6月19日鳥ではありません。コウガイビルです。初めて見ました。ヒルと名は付いていますが、ヒルの仲間ではありません。そして、これは調べた限りオオミスジコウガイビルという種類のようで、外来種です。コウガイビル。こんなに長いんですね。西なぎさではヒバリが飛んでいました。ヒバリが降り立ちました。ヒバリ。トリミングはしていますが、かなり至近距離です。そして、シロチドリが繁殖しているようですが、この日は姿を見かけませんでした。周囲にカラスがいっぱいいたので、やられちゃったかな、と思ったのですが。6月26日前回と同じく西なぎさにて。ケージの中にシロチドリがいました。このかごは目が粗くてシロチドリは自在に出入りできます。つまりカラスの侵入を防ぐためのものでしょう。ただ、この程度の重しでケージがひっくり返されないかどうかは分かりません。シロチドリが外に出てきました。シロチドリ、繁殖が上手くいくとよいですが。この葛西臨海公園や三番瀬では珍しい鳥ではありませんが、東京近辺で繁殖は比較的珍しいのではないかと思います。実は環境省レッドリストの絶滅危惧種II類に指定されています。
2022.07.02
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