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2023.06.30
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テーマ: ニュース(99420)
カテゴリ: その他
神戸の6歳児死亡 逮捕された叔父がきょうだいにも暴力か 支配的な立場で事件関与の可能性
神戸市で6歳の男の子の遺体が見つかった事件で、祖母への暴行の疑いなどで逮捕された男の子の叔父が、きょうだいにも暴力を振るっていた可能性があることが分かりました。
22日、神戸市西区の草むらで、近くに住む6歳男児の遺体がスーツケースの中から見つかりました。母親のとその弟容疑者らきょうだい4人は、6歳男児の祖母を監禁し、暴行を加えけがをさせた疑いで逮捕されています。
その後の捜査関係者への取材で、弟容疑者が母親容疑者らきょうだいに、暴力を振るっていた可能性があることが分かりました。また、逮捕されたきょうだいのうちの1人が、祖母への暴行は「弟容疑者の指示でやった」と話していることが明らかになっています。

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神戸6才男児遺棄、容疑者一家の「虐待の系譜」 “脱出した”一家の長男は「あの家族は見捨てた」
~「自宅の庭には粘着テープを巻かれた冷蔵庫が放置されてガレージはゴミだらけ。カーテンはしわくちゃで、『ガスを通していなかった』という近隣住民の証言もあります。一家は全員無職で、祖母には身体障害があり、生活保護を受給していました。また、複数のきょうだいが知的障害者向けの療育手帳を持っていました」~
「祖母が被害者だなんてね。だって彼女も子供たちを虐待していたんですよ。事件を知って、因果応報という言葉がよぎったくらい。4人は虐待という方法でしか、子供と接することができなかったんじゃないか。彼らにとってはそれが“普通の親子関係”だから……。巻き込まれ、亡くなった6歳児が本当にかわいそう」
『このアホ!』『クズ!』と怒鳴る声や、子供が泣きわめく声が聞こえてきました。鉄パイプで殴られることもあったみたいで、生傷や青あざは絶えなかった。警察や児童相談所も何度か訪問に来ていたほどです」
「服はボロボロで、何日も同じ服装でした。特に上の3人がひどかったですね。冬でも靴下を履いていないような状態で学校に通っていました。ご飯もまともに食べさせてもらえてなかったんじゃないかな。給食が余ったらランドセルに入れて持って帰っていたって」~

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この件については Bill McCrearyさんも記事 を書いておられます。

事件の起きた家庭がどういう状況か、だいたいの想像が付きます。子どもが幼いころは、母親が子どもを虐待し続け、それがやがて子どもは成長し、母親は年老いて(まだ50代なので年老いてというほどではないにしても、身体障害があったそうですから)体格的に立場が逆転すると、今度は子どもが親を虐待するようになる、そのような例は他にも数多く聞きます。
引用記事によれば、既述のように親(祖母)は身体障害、4人兄弟のうち何人かが知的障害で療育手帳を持ち、ということは、持っていない兄弟も知的ボーダーである可能性は高く、生活保護を受けていた、ということです。

引用記事は「祖母が生活保護を受けていた」とありますが、生活保護制度は本来、世帯単位の原則というものがあり、同じ世帯の中で一人だけが生活保護を受けるということは、特殊な例外(世帯分離)を除いてありません。これは、住民票ではなく居住の実態で判断されます。つまり、住民票だけ別世帯にしても、あるいは住民票が別の住所においてあったとしても、居住の実態が同じ世帯なら「同一世帯として扱う」ということになります。
ただし、法的にはそうなっていますが、知人の福祉事務所関係者によれば、実際にはこの「居住の実態」の把握には困難が伴うことが多々あるとのことです。その世帯を毎日24時間監視できるわけではありませんから、最終的には本人たちの言い分や、訪問調査で分かる範囲でしか世帯認定ができない、ということになります。別報道によれば、主犯格の弟は、今年になってこの世帯に転がり込んできたようですから、他の兄弟はともかく、この弟が世帯員増の手続きが取られていたかどうかは定かではありません。

そして、知人によれば、この例は多分各福祉事務所が抱える「困難ケース」の中でも、まずトップ5かトップ3に入る事例だろうということです。一人のケースワーカーが100世帯担当するとすれば、その中では圧倒的に一番の困難ケース、ということになります。


ごみ屋敷、虐待、子どもには、あるいは親にも軽度の知的障害があり、その子どもが成長すると、どこかで逮捕されたり、あるいは女の子ならいつの間にか相手も分からないままおなかが大きくなっている。端的に言えば生活の破綻している家庭ですが、唯一無二の酷い話ではなく、残念ながら「福祉事務所あるある」なのだそうです。
これはもう、いかんともし難い話です。世の中には、どうあがいても「まとも」ではない人間が、きわめてわずかながら、確実にいるのです。

それでも、この種の家庭を担当する生活保護ケースワーカー、保健所の保健師、児童相談所や子育て支援の関係者の中で、立場的にもっとも強いのは生活保護ケースワーカーと言われます。理由は簡単です。生活保護だけが受給者のお財布を握っているからです。保健所や児相は、お金という「武器」なしに、虐待家庭に「あれをしなさい」「これをしてはいけない」と言うだけ(虐待家庭の主観)なので、厳しい戦いを強いられるのです。

今回のこの件の刑がどのようになるかは分かりませんが、別の犯罪が露呈でもしない限りは死刑や無期はありません。特に主導した弟以外は実刑になるかどうかも定かではありません。ということは、遅かれ早かれ社会に戻ってくるわけで、まだ30代前半の年齢を考えれば、その先も長い人生が続きます。
そもそも、「祖母」は今回の件では被害者なので逮捕されていませんが、引用記事によれば十分問題のある人物のようです。今後も保護を受け続けるとすれば、福祉事務所も大変だなと思わざるを得ませんし、福祉事務所やその他の福祉関係者に限らず、本人も周囲も、多難な人生がまだまだ続くことになりそうです。





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最終更新日  2023.06.30 19:00:08
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