King of a suicidal explosion
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台風どうでしたか?学生の頃だったが同じ区内のプールでバイトしてたんだよ。台風の時。実家のじじばばは商店をやっていて、バイト中に電話がかかってきた。K田川が氾濫しそうなので、帰ってこいって・・・。当時、台風と言えばしょっちゅう溢れてたのでたいしたことがないと思っていたのだが、たいしたことあった。実家は川からまっすぐに伸びた道沿いで距離は100Mちょっとあったと思う。高低差もあり、川が氾濫すると道をずーっと流れてくるわけ。プールを出るとすげー雨で、まぁ誰も気にしないだろうとユニフォームのTシャツと下は海パン、サンダル履きというラフなスタイルで出発。バスとか地下鉄とか交通手段はあったが、ハナっからアテにしてなかったのだ。数駅しかないので歩いても30分ほどの距離である。実家のある道(川から伸びた道ね)は300Mくらいで突き当たるのだが、その突き当たりに行くまですでに水は足のくるぶしくらいのところだったので、さすがに焦った。まぁ、キケンを冒してまで帰ることもなかったのだが、実家にはじじばばしかいなかったので強行突破ということになった。道の突き当たりではすでに腰まであった。よかった海パン(競泳用)で・・・。しかし、水の流れは川のほうから濁流となってこっちに向かってきている。川はヘドロで汚れていたため足元にねばねばした感触で絡みつくし、第一歩いて家に向かうことができない。激しい雨の彼方にいくつもの水柱が見えた。マンホールからだろうソレは川の水位を表していることでコトの重大さに気づいた。もう、意地でも帰らないと・・・しかし、歩いては向かえない・・・が自分には秘密兵器がある!泳ぐのだ(当たり前)。でもただ泳ぐだけではない。こんなウ○コ水に顔つけて(まして目など開けて)までその気はないが、救助法ってこんな時役立つなんて・・・。水難救助って溺れてるのから目を離さないのが鉄則なんだけど、ブレスト(平泳ぎ)だと顔上げてできるがスピードに難があり、キホンは顔上げクロール(けっこうたいへんなんだから・・・)。これしかない!!また、しかし!なのだが、この顔上げクロールというのはスピードも出るがかなりの体力が必要なのだ。しばらく歩くともう肩まできてた水深がもっと深くなることも考えられるし、家まで100数十Mを一気に行けるとは思えないし、ましてや濁流に逆らって行かなければならない。そ・こ・で!何メートル置きかにある電柱を休憩地点にジグザグに泳ぐことを瞬時に発案。たぶん、そんときはアタマの上にソケットもないのに光った電球とか7が3つ揃っているのが見えただろう。これが意外と難しい。直接電柱に向かって泳ぐと、流れに戻されてたどりつけない・・・。なので電柱の遥か向こうを目指して、流れに流されてちょうど電柱・・・というように泳がなければヤタラとエネルギーを消耗してしまうのだ。そうやって電柱につかまりながら休憩を幾度かしながら、やっと到着。途中で、他の家の2階から「なに、やってんのー?」という声が聞こえたが、見てわかんねーか?家に着いたが扉は水圧で開かないので電柱から2階の雨戸を開けて、階下に行くとそれはそれはものすごい様相だった。畳は浮き上がり、重なり合って浮いてる。商品はじじばばが2階に避難させてて8割がた片付いている。イヌは庭から避難していくつか重なってあった椅子の上で「ひーひー」言ってる。デンキは当然止まってるので夜になりかけの状況でこれはないだろ?状態であった。その後、店のショーケース(重いのに)が浮き始め、高さのあるものは倒れて崩壊(ガラス製)。でもってみんな2階へ避難。次の日もまたひどかった。台風は去り、日も照っていたのだが、川から流されてきた浄化目的(?)の鯉がそこいらじゅうに異臭を放ち、ゴミ置き場には濡れた畳が山を形成していた。うちも山に畳を捨てに行ったが、あまりの山の裾野のでかさにオドロキながら、なるべく頂上に近いとこまで重くなった(水、吸ってるからね)畳を足、滑らせながら運び、さらに降りる時はハデにすっころびながら・・・そういうの終わると事態を知らない(帰ってこれなかった)父母がへらへらと薄ら笑いを浮かべて帰ってくるんだな。これが。
2004.10.09
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