オッキークラコブ

オッキークラコブ

2019年10月19日
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10月19日(土)日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。

・ドヴォルジャーク:歌劇『アルミダ』序曲、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(アレクセイ・ヴォロディン)、交響曲第3番『英雄』

40歳に満たないインキネンの『英雄』は「憎い名演」でした。
『アルミダ』序曲は初めて聴いたのですが、ドヴォルザークとしては民族的な表現が控えめでやや北欧的とも思える響きが特徴的な美しい曲でした。ただ、オケは管がやや乱れ気味のスタートでした。
2曲目のピアノ協奏曲ですが、ヴォロディンは卓越したテクニックの持ち主で「ここまで一音一音が見事に聴こえるか」と思わせる程クリアでした。しかし、全体的な表現力ではやや「薄さ」を感じさせ、スケール感が出てこないことから魅力的には聴こえませんでした。ペダルの多用もやや気になりましたし、オケが相変わらず管を中心に今一つだったのは残念でした。
メインの『英雄』はスッキリ、シャープで洗練されていました。やや速めのテンポで一見淡々としているのですが、細部に渡ってきっちり仕上げられており、終始質の高さを感じさせるものでした。淀み・揺るぎがなく、常に上質な響きを意識して品格があり、派手さはありませんが音楽がひしひしと迫って来る印象でした。正直オケには随所で不満を感じましたが、今後2年間に渡り展開されるベートーヴェン・チクルスを、継続的に聴いていきたいと強く思わせるものでした。





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最終更新日  2021年08月18日 20時35分10秒
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