オッキークラコブ

オッキークラコブ

2019年10月27日
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10月27日(日)日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。

・ベートーヴェン:交響曲第1番、ピアノ協奏曲第1番(アレクセイ・ヴォロディン)、ドヴォルジャーク:交響曲第8番

凄いドヴォ8でした。
インキネンは自然体にもかかわらず、音楽が溢れ出てくるイメージで高い音楽性を感じました。ドヴォ8は洗練されていてシャープ、はつらつとしていました。木管のソロが多いこの曲にあって、過度にソロを強調することはなく、常に弦の存在感を尊重しながら絶妙な調和を導き出すバランス感覚は絶妙でした。常に豊かな響きを醸成する中で随所に各パートが浮かび上がるような感覚が体感できて、極めて充実度が高い演奏でした。全体的に素晴らしかったのですが、中でも2楽章の出来映えが強く印象に残りました。過去に接した実演で言えば、いずれもベルリン・フィルを振ったヤンソンスとカラヤンが忘れられないのですが、ようやくそれを凌ぐパフォーマンスに出会えたのです。当然のことながら、日フィルの集中力の高さも驚異的で、全てのプログラムで安定していました。
ベートーヴェンの1番も見事でした。とにかくスッキリして締まったベートーヴェンでした。スッキリしすぎていてやや物足りない位なのですが、オケのレヴェルの高さもあり緻密な調和で上質に仕上がって、2楽章の出来を筆頭に終わってみると満足感が高かったです。

最後にヴォロディンですが、どうやら苦手な相手のようです。先日同様クリアな音でテクニックも素晴らしいのは判るのですが、弾むようなタッチから繰り出される音が発声でいえば「棒読み」をしているように聴こえてしまうのです。テクニカルで局所的なアプローチと受け止めてしまい、心に響かず退屈になってしまいました。気持ちを切り替えて臨んだアンコール(シューベルト:即興曲)でも結果は同じだったことから、かなり重症のようです。





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最終更新日  2021年08月18日 20時36分24秒
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