フットボール(サッカー)戦術研究
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ウクライナ被災者支援チャリティーマッチ/FCシャフタール・ドネツクvsアビスパ福岡の試合を東京国立競技場で観戦。2-2のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)【戦術】〈FCシャフタール・ドネツク〉攻撃では、4バックディフェンスラインとアンカー(時にMFが加わって)連携したビルドアップから、両WGがサイドに高く張ったうえ、右サイドは右SBと右MF、左は左SBと左MFがそれぞれ連携して両サイドの基点となったうえハーフスペースやサイドのスペースにてポジションチェンジを繰り返し、また時にCFへのクサビのパスを利用しつつ、またサイドチェンジを多用しながら、ポケットやディフェンス裏への進出を狙って攻めていく。守備では、4-1-2-3を基調とした前線5人からのマンマーク気味のプレスをかける。リトリート時は数的優位を利用して4-1-4-1のブロックディフェンスにて対応していく。(相手CK時はゾーンとマンマークの併用対応)〈アビスパ福岡〉攻撃では、3バックディフェンスラインとボランチ中村、平塚との連携したビルドアップから、FW城後のポストプレーを利用しつつ、両サイドを基点とし、右サイドは右WB湯澤に、右シャドー紺野が連携し、左サイドは左WB亀川に左シャドー金森が連携したうえ、パス交換しながら、素早い攻めを主体として、両ポケットへの進出を狙って攻めていく。守備では、5-4-1を基調としてブロックディフェンスをし、プレス時は5-2-3を基調として前線からのマンマーク気味のプレスをかけていく。(相手CK時はゾーン対応)【得点】 7分 ダニーロ(シャフタール)34分 宮(アビスパ福岡)37分 金森(アビスパ福岡)53分 シュヴェド(シャフタール)【退場】なし【警告】なし【試合の流れ】(前半)シャフタールは4-1-2-3システム、アビスパは3-4-2-1システムにて、この試合に臨む。まず、チャンスを作ったのはアビスパで、キックオフからの右サイドへの展開にて、FW城後からペナルティエリア右にてパスを受けた右シャドー紺野の右上隅を狙ったシュートは、シャフタールGKの好セーブに阻まれる。さらに、アビスパは、3分にも、左サイドでの展開から、左WB亀川のグラウンダーのクロスにペナルティエリア付近にて反応した紺野のシュートはバーを超えてしまう。アビスパの素早い攻撃に戸惑いを見せていたシャフタールではあったが、ビルドアップを基点としたサイドからの攻撃により先制する。シャフタールは、7分に、右サイドでの展開から、右SBゴチョレシヴィリのクロスに反応したCFダニーロがアビスパCB2枚のマークを外しながら頭で合わせたシュートがゴール右上隅に決まって、シャフタールが早々に1-0と先制する。さらに、シャフタールは、13分にも、中央エリアでのアンカー・ステパネンコのスルーパスを基点として、左サイドにいた左WGのクロスに反応したダニーロのシュートは、アビスパGK坂田の正面を突いてしまう。シャフタールは、CBのパス交換によるビルドアップから、アビスパの前線からのハイプレスを掻い潜って、両サイドに有効なパスを散らして、ボール支配率を高めていき、試合の主導権を握り、これに対して、アビスパは5-4-1のブロックディフェンスにて対応してカウンターに備えることとなる。シャフタールは、28分に、バイタルエリアでのこぼれ球に反応したネウェルトンのシュートはGK坂田の好セーブに阻まれる。シャフタールの両サイドを基点とした攻撃に対してリトリート対応をしていたアビスパではあったが、その後、セットプレーを活用してチャンスをモノにする。アビスパは、34分に得たボランチ中村の左CKに、フォア側にて晒したボールのこぼれ球に反応したCB宮がゴール右隅に流し込んで、アビスパが1-1に追いつく。さらに、アビスパは、37分に、左サイドでの展開から、左シャドー金森からパス受けて左サイド奥に抜け出した亀川のグラウンダーのクロスに対して、再度ペナルティエリア左に走り込んで反応した金森のシュートがゴール右隅に決まって、アビスパが2-1と逆転に成功する。これに対して、シャフタールは、ビルドアップからの両サイドを攻撃の基点としつつ、サイドチャンスを多用して、アビスパの5-4-1ブロックディフェンスを崩しにかかる。シャフタールは、43分に、右サイドでの展開から、右SBゴチョレシヴィリのクロスに反応したダニーロが頭で合わせるも、僅かにバーを超えてしまう。前半は、アビスパが2-1とリードして終了。(後半)シャフタールは全員を総替えし、アビスパも選手交代しつつ、後半に臨む。まず後半の流れを掴んだのはシャフタールで、53分に、左サイドから右サイドへのサイドチェンジを基点として、右サイド奥にてパスを受けた右WGシュヴェドが対峙していたアビスパ左WB小田を振り切ってペナルティエリア右に進出しながら放った左足のシュートがゴール左隅に決まって、シャフタールが2-2と追いつく。その後も、シャフタールが安定したビルドアップから両サイドに展開しつつ、前線3枚がポジションチェンジしつつ、CFケルシらがアビスパのディフェンスライン裏や両ポケットへの有効な進出を狙って試合の流れを掴んでいき、アビスパは5-4-1のブロックディフェンスにて対応し、後半投入されたCF鶴野らを基点としてカウンターを狙う展開が多くなる。シャフタールは、62分に、自陣エリアでのボール奪取から、2本のパスからアビスパディフェンスライン裏に出た左WGエギナウドが左足のシュートを放つも、ゴール左に外れてしまう。一方、アビスパは試合の流れを変えるため、68分に、ボランチ平塚から田中に、金森から田邉に替えて、60分に紺野に替わって投入された前がボランチに、同じく前嶋に替わって投入された湯澤が右WBに、シャドーに田中と田邉で構成する布陣を敷いて攻撃を試みる。そして、アビスパは、75分に、右サイドでの展開から、湯澤のクロスに反応した前のシュートはシャフタールGKルドコの好セーブに阻まれる。その後は、シャフタールが安定したビルドアップからのボール支配により、両サイドを基点としたディフェンスライン裏や両ポケットを狙う攻撃を仕掛け一方、アビスパは5-4-1のブロックディフェンスから、鶴野ら前線の機動力を活用して、サイドに流れてからの素早い攻撃を狙う展開が続いていく。シャフタールは、88分に、左サイドでの展開から、バイタルエリアでのケルシのポストプレーからパスを受けたエギナウドのシュートはGK坂田の正面を突いてしまう。一方、アビスパも、ロスタイムに入った92分に、左サイドでのカウンターから抜け出した鶴野が左ポケット付近に進出して出したグラウンダーのクロスに、ペナルティエリアに走り込んで反応した湯澤が合わせた右足のシュートは、僅かにゴール←に外れてしまう。2-2のドローにて終了。【システム】(FCシャフタール・ドネツク)4-1-2-3(右から)[前半]GK リズニクDF ゴチョレシヴィリ、ボンダル、マトヴィエンコ、アザロヴィアンカー ステパネンコMF ボンダレンコ、スダコフFW ズブコフ、ダニーロ、ネウェルトン[後半]GK ルドコDF コジク(73分 トパロフ)、レムキン、ミロシ、ペドリーニョアンカー ナザリャナMF カスティージョ(73分 ヴィウニク)、クリスキフFW シュヴェド、ケルシ、エギナウド(守備時はプレス時は4-1-2-3、リトリート時は4-1-4-1)(アビスパ福岡)3-4-2-1(右から)GK 坂田DF 田代、宮(45分 井上)、森山MF 前嶋(60分 湯澤)、中村、平塚(68分 田中)、亀川(45分 小田)シャドー 紺野(60分 前)、金森(68分 田邉)FW 城後(45分 鶴野)(守備時は5-4-1。プレス時は5-2-3) 【まとめ】シャフタールは、前半、アビスパの素早い攻撃やセットプレーにより失点したが、安定したディフェンスラインのビルドアップから、両サイドを基点として、有効なスペースを利用して、ボール支配率を高めて試合展開をしていた。確実かつ安定した技術から数的優位をうまく作り、有効なスペースを突く戦い方が随所に見られ、あわやCLベスト16進出の実力が垣間見えた。アビスパはシャフタールにボール支配等、試合の主導権を握られる時間帯が多かったものの、素早い攻撃や確実なブロックディフェンスなど、アビスパらしい戦い方が随所に見られ、通用する部分も発見できたのではないか。両チームともベストコンディションではなかったにもかかわらず、それぞれの持ち味を出した戦いに感謝。★今シーズンも当ブログをお読みいただき、ありがとうございました。#FCシャフタール・ドネツク#ウクライナ被災者支援チャリティーマッチ#avispa#アビスパ福岡#FCシャフタール・ドネツクvsアビスパ福岡
2023.12.18