フットボール(サッカー)戦術研究

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2022.07.17
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2022年J2第27節ファジアーノ岡山vs栃木SCの試合をシティライトスタジアムで観戦。0-0のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈ファジアーノ岡山〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチ本山、河井とのビルドアップから、1トップのデュークのポストプレーを時折利用しつつ、右はSB河野とシャドー田中、左はSB徳元とシャドー のハン・イグォンが連携して両サイドを基点としてクロスを交えながら攻めていく。
守備では、4-4-2または4-4-1-1のブロックを固く敷いて対応していく。前半、中シャドー 佐野は栃木ボランチ神戸、谷内田を監視。
(相手CK時はゾーン対応)

〈栃木SC〉
守備では、前線3枚からのマンマーク気味のプレスを仕掛けていき、ファジアーノCB柳とバイスに圧力をかけていく。リトリート時は5-4-1ブロックを形成して、数的優位性を使って中央を固める。
(相手CK時はマンマーク対応)

【退場】
なし

【警告】
67分 黒崎(栃木SC)
72分 鈴木(栃木SC)
81分 トカチ(栃木SC)

【試合の流れ】
(前半)
ファジアーノは4-2-3-1システム、栃木は3-4-2-1システムにて、この試合に臨む。

その後しばらくは、栃木は、決定機まで至らないながらも、両サイドを基点として、CKを獲得していくなど、攻撃を仕掛けていき、ファジアーノディフェンス陣に対して、前線から積極的にプレスをかけていく。
これに対して、ファジアーノは、栃木の攻撃に対して、4-4-1-1のブロックを敷いて対応していく中、1トップのデュークのポストプレーを突破口にして反撃を試みていく。
ファジアーノは、20分に、中央エリアでのカウンターから、中シャドー の佐野がボール奪取して出したスルーパスに、ペナルティエリアへ走り込んでいた左シャドー のハン・イグォンが反応して放ったシュートは、栃木右CB鈴木にブロックされてしまう。
また、ファジアーノは、31分にも、左SB徳元がペナルティエリア内に投げた右スローイングに、ニア側にて反応したデュークが後ろに晒せたボールに、フォア側に飛び込んだCB柳にわずかに合わず。
その後は、ファジアーノが両サイドを基点として、試合の流れを引き寄せていき、栃木は5-4-1ブロックを敷いて対応していく。
ファジアーノは、39分に得た中央エリアでの徳元のFKに、フォア側にて反応したデュークが頭で合わせるも、バーを超えてしまい、続く44分にも、左サイドでの展開から、徳元の左クロスのこぼれ球に反応した右SB河野の右足のシュートは右に外れてしまう。
ロスタイムに入り、栃木は、谷内田の左CKに、右シャドー瀬沼がフォア側にて頭で合わせるも、ゴール右に外れてしまい、前半は0-0で終了。

(後半)
後半序盤、ファジアーノはデュークが中盤に頻繁に降りてクサビのパスを受けて攻撃のリズムを作ろうとし、またディフェンス面でもデューク、佐野が栃木3バックに積極的にプレスをかけていき、試合の流れを引き寄せようとするのに対して、栃木の前線3枚がファジアーノディフェンスに対して積極的にプレスをかけていき、攻撃でも両サイドを基点として攻撃を仕掛けていく。
その後は、両チームの中盤でのボール争奪戦が激しくなる中、混沌とした状況が続いていく。
この状況にて、最初に選手交代策に出たのは栃木で、61分に、2シャドー右の瀬沼から高萩に、左の山本からトカチに替えたのに対して、ファジアーノも64分に、左シャドー のハン・イグォンからチアゴ・アウベスに替えて、デュークとチアゴ・アウベスの2トップ、トップ下の佐野を左中盤に変更する4-4-2システムに変更して、両チームとも試合の流れを掴もうとしていく。
その後、最初チャンスを作ったのは栃木で66分に、左サイドでの展開から、中央エリアでの高萩のパスを基点として、バイタルエリアにて根本のポストプレーで左に叩いて、反応した大森の左クロスに反応したトカチのシュートはファジアーノディフェンスにブロックされてしまう。
また、栃木は、70分にも、中央エリアでのカウンターから、神戸からバイタルエリアにてクサビのパスを受けた根本が、走り込んできたトカチにスルーパスを出すも僅かに合わない。高萩がゲームメイクに参加して攻撃のアクセントを加えようとしていく。
これに対して、ファジアーノは、デュークのポストプレーやチアゴ・アウベスの両サイドに流れる動きなどで、試合の流れを変えようとする。
ファジアーノは、77分に、左サイドにてパスを受けた佐野が右へ有効なサイドチェンジのパスを出し、そのパスにフリーで反応したチアゴ・アウベスがペナルティエリア内に仕掛けながら放ったシュートはわずかにバーを超えてしまう。
その後は、ファジアーノが両サイドを基点として攻撃を仕掛ける場面が多くなっていき、栃木は5-4-1ブロック対応を余儀なくされる。
ファジアーノは両サイドを基点にしてクロスを上げていくが、栃木はGK川田を中心にことごとく跳ね返してファジアーノに決定機を与えない。
ロスタイムに入り、栃木は92分に、バイタルエリアにてクサビのパスを受けたトカチが反転してシュートを放つも、ファジアーノGK堀田の正面を突いてしまう。 
最後まで両チームとも得点には至らず、0-0で終了。

【システム】
(ファジアーノ岡山)4-2-3-1(右から)
GK 堀田

ボランチ 本山(86分 喜山)、河井(75分 齊藤)
3シャドー 田中、佐野、ハン・イグォン(64分 チアゴ・アウベス)
FW  デューク(75分 成瀬)
(守備時は4-4-1-1または4-4-2)

(栃木SC)3-4-2-1(右から)
GK 川田
DF  鈴木、グティエレス、大谷
MF 黒崎、神戸(89分 佐藤)、谷内田(84分 磯村)、大森
2シャドー 瀬沼(61分 高萩)、山本(61分 トカチ)
FW 根本(84分 宮崎)
(守備時はプレス時は5-2-3または5-3-2。リトリート時は5-4-1)


ファジアーノは、前後半ともデュークのポストプレーを最大限利用しつつ、佐野、後半投入のチアゴ・アウベスの機動力を活用して、栃木の5-4-1ブロックを崩しにかかったものの、クロスの正確性が甘いなどで、無得点に終わった。
J1昇格には好守とも精度を高める必要あり。

栃木は、後半ディフェンスのマークをファジアーノに剥がされつつも、5-4-1ブロックを固く敷いてドローに持ち込んだ。
攻撃については、クサビのパスを含む精度を高める必要があるが、高萩の活用方法によっては、攻撃の重要なアクセントになりうる。

#fagiano
#ファジアーノ岡山
#tochigisc
#栃木SC









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最終更新日  2022.07.17 21:55:39


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