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2023.05.12
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2023年J1第13節FC東京vs川崎フロンターレの試合を東京国立競技場で観戦。2-1でFC東京の勝ち。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈FC東京〉
攻撃では、4バックディフェンスライン東京アンカー東とのビルドアップから、右サイドは右SB長友、右WG仲川(途中から渡邊)、右MF小泉との連携、左サイドは左SB徳元、左WG渡邊(途中から仲川)、左MF安部との連携により、両サイドを基点とし、また前線からのプレスによるカウンターを積極的に利用しながら攻めていく。
守備では、前線の3トップを起点に、フロンターレCBとアンカーのシミッチにプレスを仕掛けていく。4-3-3を基調とする。リトリート時は4-1-4-1。
(相手CK時のディフェンスはマンマークとゾーンの併用)

〈川崎フロンターレ〉
攻撃では、4バックディフェンスラインとアンカーのシミッチとのビルドアップから、右サイドは右WG家長、右SB山根、右MF脇坂との連携、左サイドは左WGマルシーニョ、左SB登里、左MF瀬古との連携により両サイドを基点としてし、家長のボールキープやマルシーニョのスピードなど緩急を使いながら攻めていく。
守備では、前線からのマンマーク気味のプレスを使い、東京ディフェンスラインに圧力をかけていく。
脇坂退場後は4-2-3(守備時は4-4-1)に変更。
(相手CK時のディフェンスはマンマークとゾーンの併用)

【得点】
12分 徳元(FC東京)
24分 安部(FC東京)
38分 宮代(川崎フロンターレ)

【退場】
48分 脇坂(川崎フロンターレ)

【警告】
31分 仲川(FC東京)
34分 渡邊(FC東京)
45+1分 シミッチ(川崎フロンターレ)
90分 車屋(川崎フロンターレ)
90+5分 大南(川崎フロンターレ)

【試合の流れ】
東京、フロンターレとも、4-1-2-3システムにて、この試合に臨む。
まずチャンスを作ったのはフロンターレで、11分に、右サイドでの展開で、左MF瀬古からパスを受けた右WG家長が出した浮き球状のクロスに、ペナルティエリア内で反応した瀬古が頭で合わせたシュートは東京GKスウォヴィクの好セーブに阻まれる。
しかし、東京は、ピンチを逃れた直後の12分に、チャンスをモノにする。
右SB長友のクロスの流れたボールを左ポケットにて拾った左SB徳元がフロンターレディフェンスを交わして放った右足のシュートがゴール右上隅に決まって、東京が1-0と先制する。
その後は、東京が前線からのマンマーク気味のプレスにより、フロンターレのディフェンスラインやアンカーシミッチに強いプレスをかけながら縦に速いカウンターを仕掛けて、試合の流れを引き寄せていく。
東京は、21分に得た徳元のFKはクリアされたものの、バイタルエリアにてこぼれ球に反応した左MF安部のミドルシュートはバーを超えてしまうが、その良い流れを活かして、チャンスをモノにする。
東京は、25分に、フロンターレディフェンスラインとシミッチとのビルドアップしたボールを、FWのDオリヴェイラがバイタルエリアにてシミッチからボール奪取して、左へサイドチェンジし、そのパスを受けた徳元のクロスに対して、ゴール前に飛び込んだ安部がゴールに押し込んで、東京が2-0とリードを広げる。その後も、東京は、右WG仲川と左WG渡邊をポジションチェンジするなど、フロンターレに揺さぶりをかけていく。
これに対して、フロンターレは、東京の前線からのプレスにより、スムーズなビルドアップができず、有効な球出しができないでいたが、両サイドにいる右WG家長、左WGマルシーニョへの両サイドへの展開に活路を見出して、チャンスをうかがう。
そして、フロンターレは、37分に、バイタルエリアに進出した家長のミドルシュートは東京ディフェンスが防いだものの、そのこぼれ球に反応したFW宮代のボレーシュートは東京GKスウォヴィクの好セーブに阻まれるが、その良い流れを活かして、チャンスをモノにする。
フロンターレは、38分に、中央エリアでのカウンターから、ドリブルにて仕掛けた瀬古からパスをペナルティエリアにて受けた宮代がゴールに向かって切り込みながら放った右足のシュートがゴール右隅に決まり、フロンターレが1点を返す。
また、フロンターレは、41分にも、左サイドでの展開から、マルシーニョが左ポケットへ仕掛けながら出したグラウンダーのクロスに反応した瀬古のシュートはバーを超えてしまう。
前半は東京が2-1とリードして終了。

(後半)
両チームとも、選手交代なく後半に臨む。
まず東京が攻勢に出ようとし、両サイドからチャンスをうかがい、48分に、右サイドにてフロンターレ脇坂が東京左WG仲川にチャージに仕掛けたものの、VARの結果、このチャージが仲川の足元を狙ったレイトチャージと判定され、脇坂に退場処分が下される。
これにより、フロンターレは、一時的に、シミッチと瀬古のダブルボランチとする4-2-3システムで対応するが、その後は、選手交代策やシステム変更で対応していく。
その直後、東京は、数的優位を活かして、チャンスを作り、55分に、ペナルティエリアでの混戦から、渡邊が放ったシュートはバーを叩いてしまい、追加点には至らない。

東京も前線からのプレスをかけていくが、フロンターレが東京のプレスを剥がしていき、75分には、家島が橘田に替え、宮代から小林に替えて、シミッチ、大島、橘田の3枚で構成する中盤の組み立てにより、徐々に試合の流れを引き寄せていく。(システムは4-3-2)
フロンターレは、78分に、CB大南のロングフィードに対して、ペナルティエリアにて反応した遠野のシュートはGKスウォヴィク臨む好セーブに阻まれる。
これに対して、東京は、プレスからボール保持を狙うが、ボール奪取に成功しても、縦の攻撃を急ぐあまり、中盤や前線に繋がらず、フロンターレに主導権を握られる展開が続く。
フロンターレは、87分に、左サイドでの展開から、小林からパスを受けた遠野がループ状のシュートをゴール上に狙うも、またもやGKスウォヴィクの好セーブに阻まれる。
その後もフロンターレが攻撃を仕掛けるが、東京のディフェンスラインの粘い強い対応により、フロンターレに得点を与えず、東京が2-1と逃げ切って勝利。

【システム】
(FC東京)4-1-2-3(右から)
GK  スウォヴィク
DF  長友、木本、森重、徳元
アンカー 東
MF  小泉、安部

(守備時は4-3-3を基調)

(川崎フロンターレ)4-1-2-3(右から)
GK  上福元
DF  山根、大南(90+5分 山村)、車屋、登里
アンカー シミッチ(82分 山田)
MF 脇坂、瀬古(59分 大島)
FW 家長(75分 橘田)、宮代(75分 小林)、マルシーニョ(59分 遠野)
(守備時は4-1-4-1。後半途中から4-3-2)

【勝負の分かれ目】
 東京が前半、前線からのプレスによりフロンターレのディフェンスラインを下げさせたとともに、素早い攻撃での複数得点できたこと。
また、後半はスウォヴィクまたはディフェンスラインの好守によりフロンターレの猛攻を抑えられたこと。


東京は前半のプレスからのカウンターが有効で、いい時間帯でできたとともに、スウォヴィクやディフェンスラインの粘い強い対応により、何とか逃げ切ることができた。
ただ、後半は縦に攻め急いで、中盤が構成できない場面が多くなり、フロンターレに主導権を握られた。
遅攻からの組立が課題。

フロンターレは前半、東京のプレスによりリズムを崩されて2失点したのが最後まで響いた。
ただ、後半、脇坂の退場後は、数的不利ながらも、シミッチ、大島、瀬古(橘田)が近い位置での数的優位を作って有効なビルドアップを構成して東京のプレスを丁寧に剥がして、あと一歩まで詰め寄り、自力を見せた。


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最終更新日  2023.06.03 11:51:48


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