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2023.05.24
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2023年ルヴァン・カップ第5節ガンバ大阪​vs京都サンガの試合をパナソニックスタジアム吹田で観戦。1-0で京都サンガの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈ガンバ大阪〉
攻撃では、4バックディフェンスラインとアンカーのダワン、右MF山本との連携したビルドアップから、右サイドは右SB半田と右WG杉山と、左サイドは左SB江川と左WG福田とがそれぞれ連携して両サイドの基点となり、時にFW鈴木のポストプレーを交えつつ、また左MF宇佐美がトップ下の位置から攻撃を組み立てながら攻めていく。中盤はダワンと山本がポジションチェンジし、宇佐美がトップ下として攻撃していく。
守備では、前線からのプレスをかけていき、リトリート時は鈴木、宇佐美の2トップとする4-4-2のブロックを作る。
(相手CK時の対応はゾーンとマンマークの併用)

〈京都サンガ〉
攻撃では、4バックディフェンスラインとアンカー金子との連携したビルドアップから、両サイド、右サイドは右SB福田、左サイドは左SB植田が両サイドの基点となり、豊川、一美、木下への速いクサビのパスからのコンビネーションにより攻めていく。 
62分から3-5-2システムに変更。

(相手CK時の対応はゾーンとマンマークの併用)

【得点】
18分 木下(京都サンガ)PK

【退場】
なし

【警告】
   7分 アピアタウィア(京都サンガ)
14分 鈴木(ガンバ大阪)
30分 福田(ガンバ大阪)
38分 江川(ガンバ大阪)
46分 金子(京都サンガ)

90+4分 佐藤(ガンバ大阪)

【試合の流れ】
(前半)
ガンバ、サンガとも4-1-2-3システムにてこの試合に臨む。
両チームともディフェンスラインのビルドアップから両サイドを基点として攻撃の機をうかがう中、サンガが17分に右サイドでの展開から、ペナルティエリア内にて、クサビのパスを受けた右WG豊川がパスを受けた右MF谷内田がガンバCB佐藤に倒されて、PKを獲得し、そのPKを左WG木下が冷静に右隅に決めて、サンガが1-0と先制する。

サンガは28分に、右サイドでの展開から、豊川へのクサビのパスを起点に、右SB福田がドリブルで仕掛けながら出したクロスに、ペナルティエリアにて反応した谷内田が合わせてシュートを放つも、ゴール左に外れてしまう。
これに対して、ガンバは、FW鈴木による左右のスペースやバイタルでのポストプレーや右WG杉山や左WG福田を基点として攻撃を仕掛けていく。
ガンバは、37分に得た右CKにCB福岡が頭で合わせるも、サンガGK太田の正面を突いてしまう。
また、ガンバは、アンカーのダワンを右MFに上げて、右MF山本にアンカーに下げて、山本をディフェンスラインとのビルドアップに積極的に参画させ、また宇佐美が左ハーフスペースを基点にゲームメイクをすることにより、攻撃のリズムを作ろうとし、サンガは4-5-1のブロックを形成して対応する。
ガンバは、46分に、左スペースからサイドチェンジのパスを右サイドにて受けた杉山が、ペナルティエリア付近にいるダワンに横パスを出し、ダワン、宇佐美とつないで、ペナルティエリア付近にてパスを受けた山本のシュートはGK太田の正面を突いてしまい、前半はサンガが1-0とリードして終了。

(後半)
ガンバ、サンガとも選手交代やシステム変更なく後半開始となる。
最初に試合の流れを掴んだのはガンバで、両サイドを基点としてチャンスをうかがい、51分に得た宇佐美の右CKの際、ガンバCB佐藤がサンガディフェンスに倒されてしまい、ガンバがPKを獲得する。
しかし、キッカー鈴木が左寄りの中央を狙ったPKはGK太田が足でセーブし、ガンバはPKに失敗する。
PKに失敗したガンバは、57分に選手交代策に出て、FW鈴木からジェバリに、左SB江川から黒川に、右WG杉山からファン・アラーノに替えて、両サイドのスペースを有効利用して攻撃を仕掛けていき、サンガは4-5-1のリトリート対応をしていくが、ガンバのサイド攻撃により、ブロックが下がって苦しい展開となる。
そこで、サンガは62分に、右WG豊川から井上に替えて、アピアタウィアとイヨハとの間に配置し、左SB植田から荒木に替えて、アピアタウィア、井上、イヨハの3バック、右WBを福田、左WBを荒木とし、一美と木下の2トップとする3-5-2システム(守備時は5-3-2)に変更して、ガンバのサイド攻撃に対応する。
その後もガンバが両サイドを基点に攻撃を仕掛けて、サンガが5-3-2の低い位置でのブロックを形成してガンバの左右からのクロスを跳ね返してカウンター攻撃を狙う展開が続いていく。
ガンバは、更に、68分に、右MFのダワンからラウィに替えて、更なる攻撃を仕掛ける。
ガンバは73分に、右サイドでの展開から、バイタルエリアにてラウィからパスを受けたジェバリのポストプレーから、パスを受けた宇佐美のシュートはGK太田の正面を突いてしまうり
終盤に差し掛かって、ガンバが更にサイド攻撃を仕掛けてクロスを多用するが、サンガはアピアタウィア、井上、イヨハのセンターラインがことごとく跳ね返して、ガンバに決定機を与えず、粘り強くディフェンス対応していく。
そして、サンガは、85分に、FW木下からパトリックに替え、右MF谷内田から川崎に替えて、パトリックの1トップ、5バック、4人の中盤とする5-4-1システムに変更して、ディフェンスに更に固めて、逃げ切りを図ろうとする。
これに対して、ガンバは、再三両サイドから攻撃を仕掛けて、クロスを出すも、サンガのディフェンスにより跳ね返されてしまい、サンガが1-0と逃げ切って勝利。

【システム】
(ガンバ大阪)4-1-2-3(右から)
GK  谷
DF  半田、福岡、佐藤、江川(57分 黒川)
アンカー ダワン(68分 ラウィ)
MF 山本、宇佐美
FW  杉山(57分 ファン・アラーノ)、鈴木(57分 ジェバリ)、福田(76分 食野)
(守備時は4-4-2または4-4-1-1)

(京都サンガ)4-1-2-3(右から)
GK  太田
DF  福田、アピアタウィア、イヨハ、植田(62分 荒木)
アンカー  金子
MF 谷内田(85分 川崎)、平戸
FW  豊川(62分 井上)、一美(78分 木村)、木下(85分 パトリック)
(守備時はプレス時は4-3-3、リトリート時は4-5-1。後半途中から5-3-2→5-4-1)

【勝負の分かれ目】
サンガが前半のいい時間帯に先制できたとともに、アピアタウィア、イヨハを中心としたディフェンスラインがガンバのサイドからの攻撃をことごとく跳ね返して、粘り強く対応をしたことと、GK太田のPKセーブ。
そして、後半の3バック(5バック)へのシステム変更によりガンバのサイド攻撃を阻止した適切な曹監督の采配。

【まとめ】
サンガは、両サイドを基点とした速い攻撃による決定機は多く作れなかったものの、ガンバの攻撃に対しては、アピアタウィア、イヨハ、井上が適切な対応を継続できたとともに、数的優位を維持できたことが勝因。ディフェンスの勝利。
この勝利でルヴァン杯グループステージ突破に大きく前進。

ガンバは、サイドのスペースを有効利用でき、終始優位な試合運びをしていたが、サンガの堅いディフェンスを崩すことができず、鈴木のPK失敗も大きく響いた。
サイドでの基点は作れているものの、分厚いブロックを敷かれた時やアイデアやクロスの精度に難あり。現状ではブロックを敷かれる前に先制する試合運びができるかが鍵。



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最終更新日  2023.05.24 23:03:21


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