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2025.06.04
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2025年ルヴァンカッププレイオフラウンド第1戦セレッソ大阪​vs横浜FCの試合をヨドコウスタジアムで観戦。4-1でセレッソ大阪の勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈セレッソ大阪〉
攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ香川、上門との連携したビルドアップから、時に4-2-4的フォーメーションを取り、両サイドを基点とし、右サイドは右シャドーのブエノと右SB中村、左サイドは左シャドーのアンドラーデと左SB登里にボランチ連携し、時にCF古山やトップ下の柴山へのクサビのパスやサイドチェンジ、更にはポジションチェンジを交えつつ、左右のハーフスペースやポケット進出を狙い、外と中のパス交換や両サイドからのクロスにより攻めていく。
後半途中からは両シャドーがワイドに開いた4-2-1-3システムに変更。
守備では、プレス時は4-2-4または4-4-2を基調、リトリート時は4-4-2を基調としてディフェンス対応していく。
(相手CK時はゾーンとマンマークの併用)

〈横浜FC〉
攻撃では、岩武、細井、福森の3CBとボランチ小倉、熊倉との連携したビルドアップから、両サイド、右サイドは右WB山根、左サイドは左WB中野が高く張ったうえ、右サイドは山根と右シャドー室井、左サイドは中野と左シャドー新井にボランチが連携してサイドの基点となり、時にCF櫻川のポストプレーを有効に利用しつつ、櫻川や室井、新井へのクサビのパス、または両サイドからのクロス利用やポケットへの進出を狙って攻めていく。

(相手CK時はゾーンとマンマークの併用)

【得点】
56分 香川(セレッソ大阪)
68分 ブエノ(セレッソ大阪)
90+1分 ハットン(セレッソ大阪)
90+6分 小倉(横浜FC)
90+8分 中島(セレッソ大阪)

【退場】
なし

【警告】 
64分 小倉(横浜FC)


(前半) 
セレッソは4-2-3-1システム、横浜は3-4-2-1システムにて、この試合に臨む。
まずチャンスを作ったのは横浜で、まず12分に得た左CB福森のFKのこぼれ球を、バイタルエリアにて反応した左WB中野のシュートはバーを超え、更に14分にも左サイドでの展開から、左シャドー新井が左ハーフスペースから中に切れ込みながら放った右足のシュートはバーを超えてしまう。
横浜は、ビルドアップからの両サイドを基点として、時にCF櫻川のポストプレーを交えながらチャンスをうかがう。
一方、セレッソは、16分に、左サイドでの展開にて左シャドーのアンドラーテを基点として、右サイドへの展開において右SB中村のグラウンダーのクロスのこぼれ球に、ペナルティエリア内で反応した左SB登里のシュートはブロックされてしまい、更に19分にも、右サイドでの展開から、右サイドに開いていたトップ下の柴山を起点として、ペナルティエリア右に進出した右SB中村の横パスを受けた右シャドーのブエノのシュートは横浜GKメギオラーロの好セーブに阻まれてしまう。

その後は、横浜が両サイドを基点としてチャンスを作り、21分には、敵陣左サイドでのカウンターから、ボール奪取した中野がそのままペナルティエリアに進出しながら放った右足のシュートは、セレッソGKキム・ジンヒョンの正面を突いてしまい、続く23分には、右サイドから左サイドへのサイドチェンジにて中野のクロスに、ペナルティエリアにて右シャドー室井が頭で合わせるも、バーを超えてしまい、更に29分にも、バイタルエリアでの櫻川のポストプレーを起点として、パスを受けた新井のシュートはGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれてしまう。
横浜は両サイドを基点として、櫻川のポストプレーとシャドー、両WBとの連携がよく、また前線3枚を起点とするハイプレスも有効に機能して、試合を優位に進めていく。
これに対して、セレッソは、4-4-2のリトリート対応を余儀なくされる時間帯が続いていたが、ビルドアップからの両サイド⇄ハーフスペース間でのポジションチェンジなどで試合の流れを変えようとする。
セレッソは、前半終了間際にチャンスを作り、まず40分には、右サイドでのカウンターから、柴山のクロスに、フリーにゴール前に飛び込んだCF古山が頭で合わせるも、ゴール右に外してしまい、更に右サイドで展開から、柴山からバイタルエリアでパスを受けたアンドラーデのシュートは、バーを超えてしまい、前半は0-0で終了。

(後半)
セレッソ、横浜とも選手交代やシステム変更なく後半開始。
まずチャンスを作ったのはセレッソで、48分に、中央エリアでのカウンターから、アンドラーデがボール奪取してそのままドリブルにて仕掛けながらバイタルエリアにて放ったシュートはバーを超えてしまう。
しかし、横浜も54分に、右サイドでの展開から、右WB山根がペナルティエリア右から出したクロスに、ゴール前で反応した櫻川が頭で合わせるも、ゴール左に外れてしまう。
しかし、そのすぐさまセレッソが先制に成功する。
セレッソは、56分に、右サイドでの展開を基点として、バイタルエリアでのパス交換からの柴山のスルーパスに、ペナルティエリアにて反応したボランチ香川がゴール中央に流し込んで、セレッソが1-0と先制する。
これに対して、横浜も、60分に、敵陣左サイドに進出した中野からパスを受けた新井が左ポケットに進出しながら出したクロスに、ゴールフォア側にてフリーで反応した櫻川が頭で合わせるも、惜しくもバーを超えてしまう。
セレッソは、61分に、アンドラーデからフェルナンデスに、古山からハットンに代えて、フェルナンデスを右WGに、柴山を左WGに、ハットンをCFに、ブエノをトップ下とする4-2-1-3システムに変更して、両サイドを高く張って横浜のディフェンスラインを下げさせようとする。


一方、追加点を許した横浜は、72分に、右シャドー室井から駒沢に、左シャドー新井から小川に、左WB中野から鈴木に替え、更に77分には、CF櫻川から森に替えて、森のポストプレーや小川、駒沢のハーフスペースの利用などで反撃を試みる。
横浜は、81分に、右サイドでの展開から、右WBに回った鈴木からバイタルエリアにてクサビのパスを受けた森のシュートはGKキム・ジンヒョンにキャッチされてしまう。
その後も、セレッソが両サイドを基点として試合を優位に進めていく中、ロスタイムにて更に追加点を上げる。
セレッソは、90+1分に、横浜左CB福森によるヘディングでのクリアボールを、バイタルエリア右にて反応したハットンがそのまま仕掛けてGKメギオラーロと1対1になりながら難なくゴール左隅に流し込んで、セレッソが3-0と更にリードを広げる。
一方、横浜も、90+6分に得た福森の左CKのこぼれ球を、バイタルエリアにてした小倉の右足のシュートがゴール右隅に決まって、横浜が1点を返して、一矢を報いる。
しかし、セレッソがすぐさま、90+7分に、右サイドでの展開から、フェルナンデスのクロスに、ゴール前に進出した中島(84分にブエノに代わってボランチで投入)が頭で合わせて、ゴール左隅に流し込んで、セレッソが4-1と更にリードを広げて、終了。


(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)
GK キム・ジンヒョン
DF  中村、進藤、舩木、登里(84分 西尾)
ボランチ 香川、上門(87分 喜田)
シャドー ブエノ(84分 中島)、柴山、アンドラーデ(61分 フェルナンデス)
FW  古山(61分 ハットン)
(守備時はハイプレス時は4-2-4または4-4-2、リトリート時は4-4-2)

(横浜FC)3-4-2-1(右から)
GK メギオラーロ
DF  岩武(86分 遠藤)、細井、福森
MF 山根、小倉、熊倉、中野(72分 鈴木)
シャドー 室井(72分 駒沢)、新井(72分 小川)
FW  櫻川(77分 森)
(守備時はハイプレス時は3-4-3基調、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1)

【勝負の分かれ目】
セレッソが後半、両サイドを基点として、パス交換から丁寧に横浜のブロックディフェンスを崩し切ったことと、前線からの有効なプレスを完行できたこと。

【まとめ】
セレッソは、前半こそ、櫻川のポストプレーを基点とした両サイドからの攻撃によりピンチを迎えたものの、後半は両サイドを基点としてワイドかつポジションチェンジを含むスペースを使った有効な攻撃を展開でき、大量得点に繋げた。
プライムスラウンドに向けて大きく前進。

横浜は特に前半は櫻川のポストプレーを両した有効なサイド攻撃により多くのチャンスを作り、いくつかの決定機を作ったものの、活かしきれず、後半途中からセレッソにより有効なスペースを利用されてしまい、ブロックディフェンスを崩されてしまい、集中力を切らしてしまった。
また、ファールがそのまま失点を繋がってしまったのも痛かった。
先制できていれば、違った展開になっていたかも?第2戦をどのように戦うか?

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最終更新日  2025.06.04 22:57:55


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