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2025.11.20
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昨日11月19日に印旛沼沿岸でツグミ70羽のねぐら入りを観察しました。
ねぐら入りの開始は15時33分2羽が鳴きながら移動、15時55分17羽、16時20分すぎ51羽が鳴きながら竹林に飛来し、出入りを繰り返しねぐら入りを完了しました。
ツグミが群れで寝るのか、単独で寝るのかについての報告は非常に少なく、ずっと疑問に思っていたので貴重な観察となりました。
ねぐら入りについて、下記のような報告がありますので、エッセンスを紹介します。
(ねぐら入りの時間)
平野(1993)は、長野県での観察記録を整理し報告しています。
その中で「1月から1月には15時~16時頃,2月から4月には17時~18時頃になると樹上
に上がりねぐら入りを開始した」と報告しています。
平野(1993)は、長野県でのツグミの環境を調査した結果を報告しています。
報告によると、雑木林のねぐらは全体の40%、スギ林のねぐら28%などと述べています。
(竹やぶでねぐらをとる鳥たち)
松永(2022)は、鳥たちの眠る場所や環境などに関しての観察記録や知見を整理し報告しています。興味深いのは、「木の上と同様、またはそれ以上に人気があるねぐらが竹藪です。スズメやムクドリ、外来種のワカケホンセイインコなどは群れで、キジバトは少数で竹藪をねぐらにすることがよくあります。竹であれば木よりもツルツルしているので登りにくいでしょうし、捕食者が登ってきたら揺れるので群れの誰かが気づき、危険を知らせることで逃げることができます。また、竹藪は枝が多く込み合っているので、フクロウ類やほかの猛禽類などが飛び込んでくる危険も少ないようです」と報告している点です。
フィールドに竹やぶのある環境で、ツグミを複数見かけるところをこれから注目していきたいと思います。
(写真)
一枚目:2023年12月16日柏市内、二枚目:2025年11月18日吉川市内、
三枚目:2025年11月19日印旛沼沿岸で撮影
(引用)
平野小二朗.1993.ツグミのねぐら入り行動とねぐら入りをうながす要因.
Strix第l2巻.p177-182、p183-187.日本野鳥の会.
平野小二朗.1993.山里におけるツグミのねぐらとその環境.
Strix第l2巻.p183-187.日本野鳥の会.
松永聡美.2022.鳥が捕食者を避けるためのねぐら戦略.
https://www.jspb.org/post/鳥が捕食者を避けるためのねぐら戦略.











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最終更新日  2025.11.20 17:26:50
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