浅きを去って深きに就く

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

March 13, 2016
XML
カテゴリ: 抜き書き
菩薩行の逆転

橋爪●最後にもう一つ、大事なポイントは、久遠のブッダがなお菩薩行を続けていることです。

もともと菩薩の修行は、覚りを目指すためのものです。覚って仏になるのが目的で、菩薩の修業は、そのための手段であるはず。無数の地涌の菩薩が出現しました。彼らが長年、菩薩としての修行を続けているのは、覚りを得て仏になるためで、通常の菩薩の修行と同じです。


植木●その通りですね。小乗仏教と大乗仏教の主張する菩薩は、お釈迦さまに限定するか、しないのかの違いはあるけれども、ブッダという理想に至る前段階として手段・プロセスの意味がありました。〈菩薩からブッダへ〉という方向がありました。


橋爪●このような菩薩行は、覚りを得たなら、必要なくなるはずです。菩薩行は、それ自体よいものだとしても、あくまでも手段なのですから。〈菩薩行=手段〉〈覚り=目的〉の関係ははっきりしている。

ところが、久遠のブッダは、覚りを得た後も、ブッダでありながら、菩薩行を続けているという。菩薩行は、手段ではなくて、それ自体が目的化している。これはとても大胆な、発想の逆転だと思う。

(略)

橋爪●このように、菩薩行それ自体を、価値あるものとして行うという発想は、他の経典にはなく、法華経だけの特徴だと思うのですが。


植木●その通りです。法華経の最も重視すべき点です。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  March 13, 2016 06:24:37 AM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

聖書預言@ Re:池上兄弟とその妻たちへの日蓮の教え(10/14) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
背番号のないエースG @ 関東大震災 「福田村事件」に、上記の内容について記…
とりと@ Re:問われる生殖医療への応用の可否(04/03) 面白い記事なんですが、誤字が気になる。
とりと@ Re:●日本政策研究センター=伊藤哲夫の主張(03/21) いつも興味深い文献をご紹介いただき、あ…
三土明笑@ Re:間違いだらけの靖国論議(11/26) 中野先生の書評をこうして広めていただけ…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: