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「自分がある」ということは自分自身の基準を持っているということである。
他人の期待に応えようとしているかぎり、プレッシャーはなくならない。
メジャーリーガーにとっていちばん重要な資質は何かと書いた「メンタル・タフネス」という本がある。
著者は、選手は他人の期待に応えようと悩んではいけない。自分自身の基準に応えようと努め、他人を喜ばせようとしてはならないと言う。
多くの選手は期待に応えようとして問題をつくってしまうという( Mental Toughness.pp23 ・ 24 )。
偉大な選手になるためには、他人の期待に煩わされることはない。
このようなことはなにも野球の選手について言えることではないわれわれの人生に対する態度として必要なことである。
自分自身の基準を持たない人が、「自分のない人」である。「自分のない人」が他人の期待に応えようとし、プレッシャーに負けて自分自身の能力を発揮できない自分の可能性を実現できない。
小さいころから周囲の期待に応えようとして生きてきたら、自分自身の基準が持てなくて当たり前である。
いま自分自身の基準がないといって落胆することはない。今日から「私はだれなのか?」を自分に聞きながら自分自身の基準をつくっていけばいい。
そしてその基準ができるにしたがって、他人に応えなければというプレッシャーはなくなってくる
そうなったときが「私はプレッシャーが好きだ」と言えるようになる
「メンタル・タフネス」の著者は勝者の態度として、この[ I love pressure ]をあげている。こうなったときにはプレッシャーがプレッシャーでなくなっている。
プレッシャーに立ち向かう姿勢はプレッシャーをプレッシャーでなくしてしまうのである。他人の評価に自身を委ねているかぎりプレッシャーはなくならない。
小さいころから劣悪な人間環境のなかで生きてきた人は、どうしても自分を持てない。
「自分のない人」であるあなたは、いままで他人の期待に応えるだけの人生だった。そして他人の期待に応えなければ、「自分はダメな人間」と錯覚してきた。
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