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NHK の大河ドラマ『真田丸』がクライマックスを迎えている。前回の放送( 9 月 4 日)では、関ヶ原の戦いを前に、真田昌幸と信幸、信繁(幸村)の父子が、一族の存続を懸け、家康と三成方の敵味方に離別して戦うことを決断する「犬伏の別れ」の場面が展開された。強大な大名が競い合う戦国の荒波を乗り越え、一族を守り抜こうとする父子の戦いは一段と壮絶さを増す。
ドラマのタイトルになっている真田丸は、関ヶ原から 14 年後の「大坂の陣」で、豊臣方についた信繁が大坂城を守るために城の南方、現在の天王寺区餌差町に築いたとされる砦の名称。信繁はここに陣取り、兵の数で圧倒する徳川方に大打撃を与えた。
その戦いぶりが「 日本一 の 兵 」とうたわれた信繁をはじめ、真田一族が小さな勢力でありながら、知某の限 りを尽くして巨大な敵に果敢に挑み、胸のすくような戦いを繰り広げる姿は、長く日本人の心を引きつけてきた。
真田一族の生きざまは、小さな島国でありながら、今日の発展を築いた日本のすがたとも、不況の中で従業員や家族を守るため必死に奮闘する中小企業の経営者の姿とも、重なり合うのかも知れない。
ならば、その汗と労苦が必ず報われる社会を築くことが、政治の果たすべき役割だろう。われわれは、それを肝に銘じて進んでいきたい。
【北斗七星】公明新聞 2016.9.9
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