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「日本資本主義の父」といわれた渋沢栄一が残した言葉の一つに「何もせずに暮らすは一つの罪悪である」とある。
玄孫に当たる渋澤健氏は「事なかれ主義の生活で満足することは自分中心で、実は自分たちの生活が、いかに経済社会の活動で支えられているか、という視点が欠けています」と解釈している(『渋沢栄一 100 の金言』日経ビジネス人文庫)。自ら行動を起こそうとしない態度は、社会への忘恩に通じると手厳しい。
人間は一人では生きられない。社会的生き物であり、周囲との良好な関係の中に、幸福を見いだす存在である。そのことを考えれば、恩を感じ、恩に報いることは、単なる道徳ではなく、人間の実存、生の本質と深くかかわっていることが分かる。
御書に「仏法を学ぶ人は、父母の恩、師匠の恩、国土・社会の恩を忘れてはならない」( 293 頁、通解)と。自分はいかに多くの人に支えられて生きているかに感謝し、報いていくために、仏法を学び、修行するべきであると教えている。
牧口初代会長も“結果的には、善いことをしないことは、悪いことをしたのと同じである”と、「不善の罪」を問い、貢献的生活への転換を促した。報恩の志こそ、成長のエンジンとなり、価値創造の推進力となる。
【名字の言】聖教新聞 2016.9.16
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