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December 6, 2016
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カテゴリ: 名字の言

古来、帝王学の書として読み継がれてきた『貞観政要』。その中に「創業は易く守成は難し」とある。事業を継ぎ、守ることの難しさを説いた言葉だ。

「守成」の成否は、後継者が「創業の精神」をどう継承するかにかかる。「創業の精神」という不変の出発点に立ち戻りつつ、創意工夫を重ね、たゆまぬ挑戦を続ける。そこから新たな発展も生まれる。

数冊のノートは、どのページも文字でびっしりと埋まっていた。御書の一節、学会指導……。「亡くなった父のものです」と息子。事業に失敗した父は、負債を抱えた中で、剪断加工業を始めた。機械はわずか1台。裸一貫からの再出発だったが、丁寧な仕事が評判を呼び、業績を伸ばしていった。

父は奮闘の日々の中で黄金の原点を刻んだ。 1989 年、池田 SGI 会長との出会いが。工場の規模、従業員の人数などを聞いた後、 SGI 会長は言った。「商売は手堅くやりなさい」。この指導を基に、会社の社訓「誠実なる人人が/確実な仕事をし/充実した社風で/堅実な経営を」を掲げた。

父の死後、工場を継いだ息子。ノートを手にしみじみと語った。「池田先生の指導が根本の父でした。父の仕事への情熱と弟子の姿勢を、自分も貫きます」。「創業の精神」は、しっかりと受け継がれていた。

【名字の言】聖教新聞 2016.10.7






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Last updated  December 6, 2016 05:51:59 AMコメント(0) | コメントを書く
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