浅きを去って深きに就く

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

January 5, 2017
XML
カテゴリ: 心理学

TALK &トーク」代表取締役 野口

人が雑談をするのはストレス解消という意味もあります。私たちは仕事や家庭の中で、小さなストレスにまみれて暮しています。それをどこかで吐き出してしまわないと、心が疲れてしまうのです。


「今日の営業先の人が苦手でね」とか「課長にまた文句を言われたよ」と言うことで、ストレスを外に出しているというわけです。


この時に聞き役の人の立場は重要です。「うちの家内は金遣いが荒くってさ」と言われた時に、つい「お金の管理はあなたがしたらいい」などと解決策を示してしまいそうになりますが、それは決してしてはならないことです。


話し手の望みは、心に詰まった苦しみや迷いを言葉にして吐き出すこと。だから愚痴をこぼされた時の最善の対処法は、「うわあ、それは困ったね」と気持ちを分かってあげる言葉を送ってあげることなのです。


解決策を示されても、心に詰まったストレスは解消されません。これは男性がよくやってしまうミスで、相手を閉口させてしまいます。

愚痴や他愛もない話には、解決よりも相手にしゃべらせてあげる、吐き出せてあげるという気持ちで対応すると、話も弾んで相手も喜んでくれます。

例えば、「それはこうしたらいいんだよ」ではなく、「へー、そりゃ困ったね」でいいということです。

女性たちが電車やファミレスで、ああでもないこうでもないと結論の出ない話を延々と楽しげに交わしている光景を見たことがあるでしょうか。男性の中には、あの姿を見て「女っていうのは意味のない話ばかりして」と見下す人もいます。


実は、女性は意味のないような話をしつつ、ストレスを発散しているのです。よく考えてみると、総じて女性の方が楽しそうで、しかも健康を長く維持しています。これはストレスの発散方法が男性よりも優れている証だと思います。


雑談は意味がないからこそ楽しいものです。愚痴は言わないと決めている昭和の男もまだまだ多いことと思います。しかし、それでは心が疲れてしまうはずです。

「仕事はしんどいな」「ほんとに」「やってられないよ」「金があればすぐに辞めてやるんだけど」「そうだな(笑)」とこんなことで OK 。職場や居酒屋でぜひお試しください。



【すぐに使える!「盛り上がる雑談術」】公明新聞 2016.11.3






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 11, 2019 06:44:17 AM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

聖書預言@ Re:池上兄弟とその妻たちへの日蓮の教え(10/14) 神の御子イエス・キリストを信じる者は永…
背番号のないエースG @ 関東大震災 「福田村事件」に、上記の内容について記…
とりと@ Re:問われる生殖医療への応用の可否(04/03) 面白い記事なんですが、誤字が気になる。
とりと@ Re:●日本政策研究センター=伊藤哲夫の主張(03/21) いつも興味深い文献をご紹介いただき、あ…
三土明笑@ Re:間違いだらけの靖国論議(11/26) 中野先生の書評をこうして広めていただけ…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: