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日本の平和憲法
日本の終戦時を描いた『日本のいちばん長い日』で有名な半藤一利氏の著書『日本憲法の二〇〇日』が先日、角川新書として復刊した
◆同書冒頭、15歳の半藤少年が逃げ惑う群衆の一人として中川に落ち、九死に一生を得た東京大空襲が描かれる。黒焦げの死体がころがる中を命からがら戻ってきた家とその周辺は焼け野原。神国日本は絶対に勝つ、日本は絶対に正しいと教えられてきたが、〈俺はこれからは「絶対」という言葉を使うまい〉と誓う
◆敗戦から憲法制定までの、さまざまな生の声の積み重ねには迫力がある。新憲法の平和条項を半藤少年は〈それは武者震いの出るほど、わたくしには素晴らしいことのように思えた〉と感激し、老境を迎えても〈人類の理想として、地球の明日のために、世界の各国が日本国憲法に倣え、とときどき叫びたくなっている〉と述べている
◆戦乱のアフガニスタンで多くの命を救う灌漑事業に尽力し、同国国民から慕われた中村哲医師は、現地の人から信頼され事業を行う上で力になったのは、日本の平和憲法の存在だったとたびたび述懐している
◆きょうは憲法記念日。徹して平和を守り抜く努力を積み重ねる重要性を、いま改めて思う。 (唄)
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