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歩世亜さん
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木昌1777さんComments
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勾当台公園から一番町へ。(2017/2/3 18:35~18:44) デモに出発する準備をする人たちがいつもよりずっと多いような気がした。たぶんそんな気がするだけだろうと思っていたが、今日の参加者は45人だとスタッフの一人から教えられた。
先週までの2回のデモは35人だったので、たしかに今日は多い。これくらいの人数での10人の増減はけっこう印象を変えるようだ。




一番町。(2017/2/3 18:46~18:52)
東電1F2号機の格納容器の写真の記事に続いて、東京電力は今月中にもロボットを投入して格納容器内を調べるという ニュース
もあった。
前にも何度か失敗しているように、今度もおそらくロボット投入直後に動かなくなるだろう。失敗する可能性が極めて高いのだ。格納容器内の530Svという線量の推定が写真のノイズから推定したというのは、カメラが放射線損傷を受けている程度から判断したということである。高エネルギーの放射線は、どのような固体材料においてもその原子配列を壊す形で損傷を与える。
その物理的性質がもっともダメージを受けやすい固体材料は半導体である。半導体の性能は、きれいに配列した母体結晶に導入されたごく少量の不純物が作る電子(または電子空孔)のある定まったエネルギー順位で決まる。放射線損傷は母体結晶の原子配列を乱雑に壊してしまい、いろんな種類の格子欠陥(電子レベルでは不純物と同じ役割をする)が大量に(様々なエネルギー順位が大量に)発生するので、電子制御できる半導体ではなくなる。格納容器に投入されるロボットの制御部分は半導体からなる集積回路で構成されているので、格納容器内ではあっという間にその性能を失ってしまう。
半導体ばかりではなく、カメラのレンズもあっという間に不透明になってしまうだろう。ソーダガラスであれ石英ガラスであれ、それが透明なのは光を吸収する電子のエネルギー順位が存在しないためである。半導体の場合と同様に、放射線損傷はガラス固体の中に様々な電子のエネルギー順位を大量に作ってしまい、それが光を吸収してしまう。ガラスが放射線損傷で真っ黒になるのはよく知られた事実である。(ちなみに、私は、私の研究生活の最初期の短い期間、半導体や金属合金の放射線損傷をテーマにしていた。1個の放射線が固体内のどれだけの原子配列を壊すか、モデル計算をしたことを思い出した。)
高エネルギー放射線の大量被ばくの前では、人知を絞ったロボットもまったく無力なのである。どんなに科学が発達しても、人間にはできないことがあるのだ。それを知ることこそ科学そのものの前提なのである。


青葉通り。 (2017/2/3 19:00~19:04)
一番町も広瀬通りを過ぎ、さらに中央通りの入り口を過ぎると急に人通りが少なくなる。青葉通りに曲がれば、デモ人とくるまばかりという感じである。バスはたくさん通るので、バスの方にプラカを掲げ、乗客に向かってコールをあげることが多くなる。
バスの乗客には声が届いているのだろうか。バスの乗客としてデモを眺めてみたいと思ったが、たしかそんな短歌があったのではないか。抜き書きノートで探して見た。三人目として探した岡井隆のノートにあった。
じりじりとデモ隊のなか遡行するバスに居りたり酸き孤独嚙み
岡井隆 [1]
長いデモの列を遡るようにバスはのろのろ進み、デモに加わっていない作者には忸怩たる思いがわいているのだ。バスの中からデモの列を眺めてみたいなどと単純にはいかないようだ。デモに加わっていない自分をどう見るかの方が心に重くのしかかってくるのだ、きっと。たぶん、私でも……。