経理は地味だが役に立つ〜マラソン二刀流HIROの経理の仕事とマラソン日記〜

経理は地味だが役に立つ〜マラソン二刀流HIROの経理の仕事とマラソン日記〜

PR

プロフィール

マラソン二刀流HIRO

マラソン二刀流HIRO

カレンダー

コメント新着

aki@ この様な書き込み大変失礼致します 日本も当事国となる台湾有事を前に反日メ…
背番号のないエースG @ Re:関東大震災から100年(09/01) 「福田村事件」に、上記の内容について記…
ウルトラランナー経理部長 @ Re[1]:久しぶりの秒殺(11/08) さとうさんへ ご教示いただきまして、あり…
さとう@ Re:久しぶりの秒殺(11/08) 下書き機能でエントリーで聞かれる項目を…
aki@ Re:新プロジェクトX(04/16) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2025年07月02日
XML


後半に入ってすぐ、54.5km地点でドロップバッグを受け取りました。

ここでふくらはぎサポーターをつけ、消炎剤を吹きつけ、リュックを背負います。
後半に向けて少しリフレッシュして、再スタートします。

このエイドでは、リタイアした方を収容するバスが多く走っていきます。
さすがにこの暑さに、過酷なコースですので、リタイアも多く出ているようです。

やはり、いつもそうですが、残りフル1本となる地点から、60km過ぎ以降は疲れもかなり出てきます。
暑さもあり、水分摂取が多くなり、梅干しやバナナなどの補給も増えます。

そのうちに、徐々に内臓がやられてきます。
苦しい状況になってきたので、早めに胃薬を飲みます。

エイドで座って休んでいる人や、歩いている人も多く目にします。
私もかなり苦しくなってきました。

70km過ぎからは、残りがなかなか減っていかない感覚になります。
ペースが前半に比べてかなり落ちてきているので、我慢の走りが続きます。

74kmのエイドで、冷たいそうめんを食べました。
つゆも塩分が効いており、少し元気が出ました。

80kmの手前から、右手にオホーツク海、左手にサロマ湖を臨むワッカと呼ばれるコースに入ります。
ここでは、リタイアすると収容に1時間以上かかることがある、という看板が立っています。


わたし、世界を走ってます 20代で43カ国のマラソンを走って見えてきたこと [ 鈴木ゆうり ]

走っていくと、いつ終わるともわからない折り返しコースになります。
ここが正念場と言い聞かせながら、前へ進んでいきます。

なかなか折り返しが見えず苦しみます。
かなり先の方が見えるのですが、行っても行っても折り返しにはならないようです。

北海道マラソンの新川通りを思い出しながら、2回のエイドを超えて、ようやく折り返しを迎えます。
思わず、やっと折り返しと声が出ました。

しかしながら、この地点の景色は素晴らしい景色で、これを見れば苦労も吹っ飛びます。
そして90km地点を超えて、残りは10kmになります。

あとは来た道を戻るだけですが、今度は向かい風を浴びてなかなかペースが上がりません。
疲れもピークになり、気力で前に進みます。

既にすれ違うランナーもいなくなりました。
長い長いワッカを超えて、最後のエイドで水分補給をして、残り2kmほどの距離を進みます。

ここまで走ってきた長い1日を思い出しながら、最後の力を振り絞ります。
そして残り1kmを過ぎ、フィニッシュ地点が近づいてきました。

沿道の年配の女性が「お疲れ様。待ってたよ」と声をかけてくれ、思わず涙が出そうになりました。
応援の力を受けて、右手に見えてきたフィニッシュ地点に突っ込みます。

アナウンスで私の名前が呼ばれました。
そして、そのまま憧れのサロマのゴールを切りました。

思わず、やった、と声を出し、左手でガッツポーズが出ました。
こんなことは珍しいのですが、それだけ苦しかったレースを走り切った満足感からでしょう。

フィニッシュタイムは、ネットタイムで12時間6分53秒でした。
やはり苦しいレースだったことがわかりました。

サロマ湖100kmは、やはり過酷な大会でした。
それでも、多くの方がこのサロマを目指している理由が、少しはわかったような気がします。

多くの方の応援のおかげで、無事に完走することができました。
この場を借りて、皆様に感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025年07月02日 18時17分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[マラソン・ランニング] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: