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こちらの続き世界帝国スペインを後ろ盾とする宣教師たちはアジア征服計画を続行する最大の目標は中国当時、高価な陶磁器や絹織物、金や銀などの貴金属に溢れ、世界一豊かな国とされていた日本の軍事力を利用した中国の制服計画を建てる彼らは、秀吉に働きかけた「秀吉殿下は日本を平定した後は、どのように?」・・・宣教師 ガスパル・コエリヨ「明国への出兵」・・・秀吉天下統一を目前にした秀吉、次なる目標と語ったのは、奇しくも宣教師の狙いと同じ、明国への遠征であった宣教師はこの機会を見逃さなかった「我らの軍戦をお貸ししましょうか? キリシタンも意のままに動きましょう」・・・宣教師 1592年 中国制服の足がかりにしようと始まったのは朝鮮出兵キリシタン大名を先陣とする大部隊が海を渡った日本軍の猛攻撃を受けた朝鮮軍は劣勢を強いられるこれに対し、中国の明が朝鮮に大規模な援軍を派遣する戦いは激化し、推定で74万人が動員される大戦争となった最前線で戦うキリシタン大名の犠牲が急増しかし、これは秀吉にとって戦略の一環だったと考えられている朝鮮出兵で中国の制服を目指した秀吉は、実はもう一つの思惑を秘めていたキリシタン大名を最前線で戦わせることで消耗させ、軍事力を弱体化させようとしていた拡大したキリシタン勢力を脅威と捉え、その力を削減しようとしていたのだこれに先立ち、日本ではバテレン追放令が出され、キリスト教の布教も禁じられていたさらに宣教師たちにとって想定外の事態が生じた秀吉の野心が、当時スペインの植民地であったフィリピンにも向けられたことを知ったのである「日本の密偵が放たれている」「秀吉の狙いはフィリピンからスペイン大に送る大量の金である」「秀吉は高慢と野心の塊で、世界を簡単に支配できると考えている」とバチカンの文書にはある秀吉の狙いはスペインの富であった制服王フェリペ2世の植民地を奪うことで、朝鮮出兵の戦費をまかなおうとしていたのだフィリピンの状態を知ったヨーロッパの超大国スペインは、一触即発に備えて警戒を強めた有史以来人類が体験したことがない未曾有の事態だったアジアを発火点に、最初の世界戦争が起きようとしていたのだしかし1598年、緊迫した情勢は一変するスペインのフェリペ2世が急死するその5日後、日本の豊臣秀吉が死去日本軍は朝鮮半島からの撤退を決定する宣教師達が抱いた中国征服計画もこれで幕を閉じたのだった・・・この後、戦国時代の日本は、新たなプレイヤーを迎えることになるヨーロッパの新興国オランダ そして家康超大国スペインはフェリペ2世の亡き後、世界各地で行っていた征服戦争が裏目に出て、国力が衰退それとともに、オランダ、イギリスが新興国として台頭したのだオランダは家康と手を結んだスペイン帝国の宣教師達は豊臣家とつながるオランダとスペイン 両国の狙いとは? それは日本の銀であった ジャパンシルバー当時日本は世界の3分の1の銀を生み出す銀山王国であった覇権争いの鍵となる銀を求めて、激しい攻防が繰り広げられていたさらにオランダとスペインはアジアの植民地をめぐって激突この時、最前線で戦っていたのは、進化した武器を携えた日本人傭兵、日本の侍であった戦国日本は世界の歴史を動かす大きな力となっていたのである日本はまさに世界史の最前線だったのだオランダはもともと商人たちが作った小さな国であったそれがまたたくまに世界の覇権を握っていくようになるそこには戦国日本で繰り広げられていた徳川家と豊臣家の戦いが深く関わっていた日本に滞在したオランダ商人が書き残した資料があった平戸オランダ商館文書である戦国武将の懐に入り、利益を得ようとするオランダ商人たちの姿が記されていた「徳川家と豊臣家の間に戦争が起こるという確かな情報を入手した」 「必ずや家康鮫に大砲と鉛を売り込んでみせる」オランダ商人たちは戦国時代の日本にビジネスチャンスを見出していたのであるオランダと戦国日本の運命の出会いそれは偶然から始まった1600年4月19日嵐に襲われて難破した貿易船が命からがら日本にたどり着いたのである船には銃が5百丁、弾が5千発、火薬300キロが積まれていたこのオランダ船に目をつけた人物が徳川家康である家康は自ら生き残った船員たちを尋問したウィリアム・アダムス、ヤン・ヨーステンこのときの詳細なやりとりが記録に残されている。「日本に来た狙いは?」「貿易です。我々の武器を買えばあなたはより強くなるはずです。」豊臣家に対抗するため軍事力を強化していた家康オランダの提案はまさに渡りに船であった「面白い。その方ら、このわしに仕えんか?」家康は船員たちを家臣として召し抱えることに決めた船に積まれていた大量の武器弾薬は家康の手に収まることとなったオランダが日本に来た背景には、ヨーロッパ情勢の劇的な変化があった大国スペインの支配下にあったオランダが、圧政を逃れるべく、独立を宣言。激しい戦争を始めるしかし、スペインの力は強大であった世界中の植民地から莫大な富を吸い上げ、無敵艦隊を始めた世界有数の軍事力を有していた独立間もないオランダは、劣勢に立たされるこの時オランダが打ち出したのが貿易による富国強兵策であった海外で商品を売って資金を稼ぎスペインに対抗できる軍事力を持とうとしたのであるオランダと日本の出会いは、歴史を大きく動かしていく続く・・・オランダの3色の国旗はこのスペインからの独立戦争のときに作られたデザインですその後、それを真似して多くの国が三色の国旗を作ったとかチコちゃんでやってましたねそれにしても「我らの軍戦をお貸ししましょうか? キリシタンも意のままに動きましょう」これって神父の吐くセリフとは思えないですよね(笑)家康の家臣となったオランダのウィリアム・アダムス彼はクリスチャンだったのですが、プロテスタントだったのですね・・・スペインのカトリック宣教師達の悪口を相当家康に吹き込んだと思われますさて、今後どうなっていくのでしょう秋も深まりゆくこの頃やはりクラシックがいいですねもの悲しきメロディー・・・この曲を紹介するつもりだったのですがいったい どうしたんでしょう この動画なんだかこの曲のイメージがすっかり変わってしまいましたまあ 綺麗だからいいですけどね(笑)シンデレラ姫かしらん (??д?)ちょっと魔法じみた感じ🎃
2020年09月26日
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都内の庭園から赤い社は弁天様向こうに見える宇宙船のようなものは ご存知 東京ドームここは小石川後楽園です都心にある緑の空間トカゲもいました ニホンカナヘビ トカゲなのに蛇の名がつくわかるかしらん・・・さて こちらはダリアの一種ですが名前はご存知でしょうか?ヒントはこちら<キューティーハニー>という名前でしたまさか そんな名前の花があるとは知らなかった秋の入り口ですね
2020年09月18日
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四つ目のカブラル の続き未曾有の戦争多発地帯となった戦国時代の日本宣教師は予想超える日本の軍事的発展を驚きを持って記していたバチカンに残る文書には「日本は絶え間なく軍事力を高めている」 とある最新の調査から、当時の日本で空前の軍事革命が起きていたことがわかってきた最大の変化はヨーロッパから伝わった鉄砲。国産化が進むなか、急速な技術革新が生じていた銃身の断面を放射線で調べてみると、鉄に含まれる不純物が、外国産のものより均等に分散していることがわかったこれは銃身の強度に安定をもたらすその秘密は鍛造と言われる技法にあった この技は日本刀の制作で磨かれたものである鉄を鍛え上げることで強度を飛躍的に高めたのだ火薬を大量に詰めても銃身が歪む事はなく、その爆発力を弾丸に伝えることができて、鋼鉄製の甲冑を容易に射抜く破壊力があった日本の鉄砲はヨーロッパと異なる独自のイノベーションを遂げていたのであるさらに、日本では鉄砲が「大量生産」されていた信長の直轄地であった大阪の境で、鉄砲を作っていた職人たちのリストが見つかったパーツごとに「分業性」がとられて大量生産が行われていたとみられている戦国日本にあった鉄砲の数は30万丁に及び、世界一の銃大国になっていた世界でも突出した軍事大国であったのだ宣教師たちは信長の天下統一は後押しする一方で、日本の軍事力を詳しく分析していた「日本は強大な軍事力を持っている。日本の力は利用する価値がある」戦国の日本をより大きな世界戦略に組み込もうとしていた安土城の瓦と同じ青い瓦を許されていたのが、安土城下に建てられた神学校である信長と宣教師たちの深い関係がうかがえるその裏で密かに征服計画を抱いていた宣教師たち彼らの計画を加速させることがヨーロッパで起きていた。スペインにて。征服王と言われたフェリペ2世がポルトガルを併合したのである。これは世界情勢を大きく塗り替える出来事であった。当時スペインは無敵艦隊と言われる約30隻の軍艦を用いて世界有数の海軍力を誇っていた。そのスペインがポルトガルの広大な植民地を飲み込み巨大帝国が誕生したのである。フェリペ2世が下した命令、アジアの制服に尽力せよ。このことが戦国の日本を大きく揺るがすのである。アジア征服計画「我々の最大の目標は中国の制服である。それはスペイン国王の権力の発展につながる」当時の中国は明と言った。アジア最大の人口を抱えていた。キリスト教がアジアを席巻するためには、この国の制服が不可欠と考えられていた。鍵は世界屈指の戦国日本の軍事力であった。「スペイン国王が行う中国征服事業のため日本は非常に有益な存在となるであろう」当時日本は中国に比べて非常に好戦的な国だと考えられていた宣教師は日本の軍事力を利用すれば中国の制服も可能だと分析したいたアジア征服のため日本の軍事力を利用しようとする宣教師たち、宣教師がもたらす軍事物資を使って天下統一を目指す信長、しかし、両者の蜜月は終わりに近づいていていくさて 出ましたここで信長の重大発言「我神にならん」天下統一を目前に自信を深めた信長キリスト教の神ではなく、自分こそこの世の支配者であると宣言した宣教師たちは、信長は意のままにはならない、と戦略の立て直しを迫られ、新たな計画に乗り出していったその舞台は中国に近くキリシタン大名の多い九州宣教師は長崎港一帯をキリシタン大名から譲り受け支配下に置くさらに最新兵器、大砲を九州に持ち込み、軍事力の強化を図ろうとしていた九州は宣教師にとって制服計画を始めるためのプラットフォームであった宣教師が蓄えた軍事力は信長にとって大きな脅威になっていくこの頃、日本のキリシタンは九州を中心に100,000人に増加信長の想像を超えた大きな勢力に成長していた宣教師の真意を問いただす信長「貴様ら、この国で何をしようとしているのか?」宣教師は答えた「われらは日本人の心を盗みに来たのです。悪魔の手から霊魂を救うため」・・・宣教師 グネッキオルガンティーノ緊張を孕んだ両者の関係は、突然の事件によって断ち切られる本能寺の変このときの様子を宣教師がつぶさに記録している「信長は襲撃を察知できていなかった。薙刀で戦った後、銃弾を受けた。」信長の死後も、宣教師の計画が止まる事はなかった山崎の戦い宣教師が勝利するとにらんだのは豊臣秀吉であった。宣教師は高山右近らキリシタン大名に対し秀吉側に加わるよう働きかけていた。右近たちが勝利すればキリスト教の勢力拡大に有利に働く。宣教師は情勢の変化に期待していた。目論見通り、秀吉が勝利した後、政権の中枢には多くのキリシタン大名が名を連ねた黒田官兵衛、高山右近、蒲生氏郷、黒田長政、小西行長秀吉の時代には日本のキリシタンは30万人を突破した新たな政権のもとで宣教師たちの計画が加速していった世界帝国スペインと宣教師たちのアジア征服計画はさらに進んでいったのだった続く・・・結局、信長は、キリスト教には染まらなかった、ということですねオルガンを聞きに神学校には足を運んでいたようですが彼にとっては多くの興味の対象の中の一つでしかなかった宣教師の神は天地創造の神 唯一神 デウス 信長の考える神は、しいていえば、神道的、多神教的な神霊 八百万の神々(複数形)ここには大きな隔たりがある宣教師たちは日本を軍事力で直接攻めるのは諦めていただろうなんせ当時の日本は世界屈指の軍事大国だったのでねこれは信長の功績だったといえるかもしれないあとになってみないとわからないことがたくさん
2020年09月11日
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最近 緑のある公園をわたり歩いています代々木公園神宮の杜神代植物園小金井公園 砧公園神代植物園にはサルスベリの大木がありました全景を撮ろうと思ったけど標準レンズには入りきらなかった・・・写真としてはダメダメですね(笑)記録として載せますここまで大きいのは街なかではまず見れないですね私の大好きなオペラ歌手でコンサートもにも行ったことがあるアンネ・ゾフィー・フォン・オッターですがコステロとのコラボCDも出していたのですね一曲紹介しましょう本職のオペラでの映像なんと 今どきはただでこれを全編見れるんですねしかも字幕付きでみなさん 必見ですよこれは特にこのシーン 1:19分あたりから は私があまた観たオペラ映像の中でも最も美しい場面です役者よし(見た目も) 演奏もよし 舞台よし 演出よし 音楽はもちろんよし の五拍子揃った選りすぐりのシーンです婚礼の儀に先立ち、婚約者の男性になり変わり、相手の女性に銀の薔薇を愛の証として届ける使者の役目をする薔薇の騎士この薔薇の騎士が、あろうことか、他の男性の婚約者である目の前の女性に一目惚れしてしまうというシーンです婚約者の男がまた卑俗な輩でね・・・物語を知りたかったら全編 御覧くださいご覧になってわかるように男役を女性アンネ・ゾフィー・フォン・オッターが演じていますつまり元祖宝塚ですな
2020年09月07日
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