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コタツにいるバァを立ち上がらせる。「お、重~い」「イヒヒ」バァが笑う。つられて笑って腰が抜けそうになる。「どのくらいあるかいの? 10貫くらいか」ちょうど昨日、バァがウチに来る前の、入院中の写真を久々に見てビックリしたとこ。すごく痩せてるそう、その姿を見て、このままにしておけないと思ったんだ2ヶ月の入院で少しふっくらしたものの、ウチに来たときは35キロだったよ、とダーリン。それ以来初めての計測。1貫3.75キロだから9貫ちょっとだった体重が11貫弱になってたついでにネコ1号は1貫足らず。ネコ2号は1.5貫。ほぼネコ2号分の増加。手前がネコ2号。ネコ2号分太ったバァはぽっちゃりしてカワイイがこれ以上は、膝や内臓にも負担をかけるだろう。これからは体重管理にも気をつけねばふいにバァがダーリンと私の顔を交互に見比べる。「どっちがエエか」ん?何の話?頭?性格?顔?顔なら私の方がキレイだけど?「キレイなことあるか(キレイではない、の意)」えーん今日は何の加減かいつもと変わらぬ味付けなのに晩御飯を食べながらバァは「辛~い」を連発。箸でつまんだだけで「辛~い」そんなわけないだろ~。「バァ、名前を辛いちゃんに変えたら?」「イヒヒ」「辛いちゃ~ん」「は~い」ノリはよし食後、口にお茶をふくんだままクシャミ。テーブルの端から端までお茶が飛ぶ勢いもよし
Jan 29, 2008
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土曜の晩、ダーリンは飲み会で不在。バァと2人でコタツでご飯のんびり過ごすお腹がいっぱいになったら眠くなるのは人の常。「バァ、すぐに寝たらお腹に悪いけん しばらく起きといてな」「うん・・・」そう返事しつつもチラリと私を横目で見て横になろうとする。「バァ、寝るん?」「イヒヒ」起き上がる。しばらくして、チラリと横目で見て横に…。「バァ」「イヒヒ」起き上がる。それを何度か繰り返してるうちに30分あまりが経った。「もう、ええか~」「ハイハイ、もういいよ~」やっと横になれたバァはすぐさま寝息をたてた。WOWOWを見ながら私も知らないうちに眠ってしまった変な声で目覚める。…と、バァが起き上がってテレビを見てる。変な声の主はWOWOW。土曜夜中のロマンシアター、エッチな映画。バァが凝視している慌ててチャンネルを変え「バァ、みかん食べよ~」夜中に2人でコタツでみかん。気まずい感じがしたのは私だけか?日曜日の午後、私は仕事。今度はダーリンとバァが2人でコタツ。ダーリンの買ってきた「大人のぬり絵」にバァは熱中。帰宅した私が「おやつ食べる?」と声をかけても無視。一生懸命、色を塗る。使うのは、私が小学生の頃から使っているクーピーペンシル。椿の花がきれいに彩られたコタツとバァと、ウチの1月はのんびり過ぎていく。
Jan 28, 2008
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「目、もう治ったか?」バァが私に聞く。隣のダーリンは、しばしキョトンとしたあとあーあーと思い出す。そう、私は目の調子が悪かった。東京での研修中、痛みを伴って左目の半分が真っ赤に充血。仕事柄パソコンに向かう時間が多いので普段から目薬を持ち歩いている。『サンテ40』「サンテ40の40は40歳の40なんよ」と、ダーリン。え、マジ~サ、サ、サンテ20探さなきゃ「そんなのない」さておき、そのサンテ40をこまめに注したが一向によくならない帰宅後、その目を見て、バァは大いに心配した。痛みがある分、自分でも心配になって病院へ。幸い、たいしたことはなく、処方された目薬で痛みは収まったと、それから4日目、である。ダーリンはすっかり私の目のことは忘れていたがバァはちゃんと覚えてくれていた記憶力、バツグン最近、こんな風にバァの記憶力にハッとさせられることが多い。2、3日前、ちょっと汚れたので「洗うね」と持っていった座椅子カバー。カバーをかけて座椅子を戻すと「きれいになったかー」長髪が短髪になったわけではないダーリンの髪形の変化に「散髪したんかい」エトセトラ・エトセトラ。「寒い寒い」と1日中、ベッドかコタツで過ごすさして刺激のない毎日なのに、バァの記憶力はよくなっている気がする。デジタル放送のおかげで、字幕つき番組はデコーダーなしに字幕表示できバァがよくテレビを見るようになった。これがいいのか心なしか肌つやもよくなったような…・・・と思ってた矢先「バァ、最近肌がつやつやしてない?」とダーリン。やっぱりそう思うバァの若返りの秘訣、何だろう??知りたい記憶力の低下防止にポリフェノールがよい、と赤ワインを毎日飲むダーリン、君も知りたくないかバァに、といただいた手編みの帽子とソックスカバーでバァはご機嫌。まるで少女のように笑う。ウシシ・・・そんな少女はいないか
Jan 25, 2008
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「東京行っとった人はもう、もおったんかいな(帰ったんかな)」バァが私に聞く。バァが私に聞く・・・私にえ~っと、東京行ってたのは私よ。電話で話したやん。「おお、そうか」ちょっとキョトンとした様子。もしかして電話の相手と私は一致してなかったのか・・となると私の感動は根本的なところで間が抜けてる。あ、いや、止そう、そういうのを疑心暗鬼というのだ。これって疑心暗鬼かいやいやともかく、深く考えるのは止そうそんなバァにダーリンが尋ねる。「バァ、遅くまで帰ってこんような 嫁さんはいらんのー。 新しい嫁さん、もらうか」バァ、ニヤリ。私は応戦。「バァ、私じゃないとイカンよねー」「ウンウン、いかん。若いしの~」とバァ。フフン、私の勝ちそんなに若くはないけどねスーパーのお惣菜では食事が進まなかったらしいバァは、私の手料理をキモチよく完食。合格出掛ける前にバァに声をかける。「バァ、ちょっと出掛けてくるね」「東京へか?」…わかってるのか、わかってないのか・・。「東京じゃないよ~。1、2時間で帰るね」「そうか、そんなら3時間か」ドキッ、鋭いいつも言った時間には帰ってこない私。ちゃんと見抜かれてる参りました
Jan 23, 2008
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夕べ、家に着いたのは午前1時をまわっていた。空港から自宅までは40キロちょっと、通常、車で1時間ほどの距離。それがひどい渋滞。全然前に進まないここ、四国では珍しい。事故でもあったかほどなくして、友人から電話「飛行機飛んだんやねー。車すごい渋滞でしょ?」これもまた珍しい四国の雪が日曜日を覆ったらしい。主要国道の1本と高速道路が通行止めで私の帰るルートに集中しているとのこと。「今日中に帰れるかなぁ~?」え~ダーリンに状況連絡「そっかーガンバレよ。バァにかわるね」わ~い電話、できるもんね。・・・耳に飛び込んできた声。バァ、今、何て言ったあぁ、とうとうそのときが来たバァが、バァが・・・私の名前を呼んだしかも「ちゃん」づけそのダミ声、絶対忘れない渋滞で全然進まないこと、お土産を買ったことなどを告げる。「そのうち、帰れらい(帰れるよ)」ウンウン。「がんばれよー」そう言ってバァはダーリンとかわった。バァの声を聞いて疲れもふっとび、俄然元気が出たでも、そのときの私はまだ知らなかった。この渋滞で自宅まで4時間もかかることを
Jan 21, 2008
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今、私は研修で東京にいる。バァには3度目のショートに行ってもらう予定だった。本人は意外とすんなり了承したが、なんとなくイヤな予感がする、とダーリン。風邪などの感染を心配している。ショートの準備をして出てきたが羽田に着いたころダーリンからメール『いろいろ考えたんやけど、嘔吐下痢とかに 万一なったら後悔するし、 家にいたら様子を見に帰れるから、 預けないことにしました』え~大丈夫なのか夜、研修を終えて電話オムツ替えも食事も難なくクリアしたよう「バァにかわろうか?」とダーリン。いやいや、電話はいつもムリやし。「もしも~し」バァのダミ声が聞こえる。「もしもし~、ご飯食べた?」一応話しかけてみる。「ウン、食べよる」え…かみ合ってる「テレビ見よる?」「ウン、テレビ見ながら食いよるんじゃ~」ええ~電話できる「東京かぁ~、ワシの分までいろいろ見てきてくれよー」「勉強ばっかりよ~」「そうかぁ~」いや~んすごい電話で会話が成立してる~「お土産、買って帰るなー」「おおー、うまいもん買えよー」「私がおらんでも寂しくて泣かれんよー」「おーちゃんとメシ食えよー」ジーンカンドー明日もがんばれそう。ダーリン、あと1日お願いします。
Jan 19, 2008
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ベリッベリッ、頭上で音がする。私がゴロゴロしてるコタツの頭上はバァのベッド。ベッドに座って、バァが本を破っている。バァは健康雑誌が好きだが、読んだ(読んでないかも)後はビリビリ破って捨てる。破るページの根拠は不明。数ページ捨てたら、大事そうにその本を枕元に整理する。そして、いつしかなくなってしまう本がある。ちなみに今日のページは広告ページ。お、ちゃんと根拠ありと思ったら、『膝関節痛に効く』のページもあったストレス解消法なのかもしれない。久々に空いてる午前中。たくさんいただいた大根を漬物にしようと思いつつ、悪魔のコタツでまったりしてたら、バァがシンクの大根を洗って皮むきを…途中で飽きたのね途中までむいてくれてたあぁ~もう昼がくる。早く漬けなきゃ…と思いつつ、バァとオヤツタイム今日は天気もよくて窓から差し込む陽射しもあったか『ほのぼの』って単語がよく似合う。昨日、今日とバァはご機嫌もよく、口数も多い昨日の夕飯時。慌てて食べて、舌をかんだ私を気の毒そうに見て、「血が出よるぞ~」とバァ。「うわっホント、血が出よる」とダーリン。「ウッソ~」は私。慌てて鏡で確認。血なんて出ていない…。「イヒヒ」「アハハ」あんたら~ホント、息ぴったり。さあ、おいしそうに食べるバァの写真、撮っとこう「バァ、こっち向いて~、カワイイ顔して」「よっしゃ、カワイイ顔するぞ~」ニッタ~・・・・・・う~ん、普通の顔のほうがカワイイんだけど…。
Jan 18, 2008
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ウチには私が悪魔と呼ぶものがある。冬の風物詩、コタツ。コタツに入ると出られない。何にもしたくない。ソッコー寝てしまう。私の鋭気を吸いとる悪魔。バァも悪魔に魅せられてる使徒の一人。3人でコタツを囲んでの晩御飯がお気に入り。コタツの位置はテレビに近い。テレビにクギ付けになりながらご飯を食べる。最近いちばんのヒットは「ピーウィーの大冒険」実写の米コメディー映画。見てわかるストーリーがいいらしい。子どもとおんなじバァ、箸が止まってるよ~。口開いてるし。あ~あ~口から麺が…。「イヒヒ」ネイチャー番組も大好き。「おぉ~」などと感嘆しながら食い入るように未知の生物の生態を見る。ホント、ダーリンと似てる相変わらずラジオもお気に入り「バァご飯よ~。起きて~」目を閉じて横になってるバァに声をかける。「今、名曲聴きよるんじゃ」あ、すみません「お~い、メシもうちっとついでくれ~」おかわりの催促が聞こえる。今日も絶好調
Jan 17, 2008
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お昼ご飯を食べ終えたのを見計らって声をかける。「バァ、酒粕炊いてあげよか」「ウン、ほんならもうやめとこか」あ、いやちゃんと昼食、完食してますけど私とバァの共通好物・甘酒を作る。本物の(?)甘酒は米と麹から作るらしいが酒粕と水、砂糖、塩で簡単酒粕甘酒。健康飲料である。「飲んでもションベンに出るだけじゃ」なんて元も子もないことをいいながら、それでも嬉しそうにすすり、おかわりをして2杯甘酒嫌いのダーリンも参戦して1リットルほど作った甘酒、完売消化のことを考えてしばらく起きてるように促し椅子でテレビを見させるもちょっと寝よか、とベッドに移動。またたくまに寝息が聞こえるそっと、バァの布団を直す。「こりゃあ」「あ、ゴメンゴメン、ビックリした?」「当たり前じゃ、ビックリしたわ。 こんにちはって言わんかい」こ、こんにちはこんにちはって言うの「当たり前じゃ、人んち来たら、まず こんにちはって言わんかい」あ、あのぉー・・・人んちって・・・ま、いっか。「バァ、こんにちは~」「イヒヒ」ちっ、やられた~
Jan 14, 2008
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「うーん、うーん」バァの声が響く。え、玄関の方からドキドキしながらのぞく。玄関においてあったお米の袋、30キロなり。運ぼうとしてる「何しよるん?」「これ、運ぶんじゃ、 ここじゃったら知らんヤツが『こんにちはー』言うて来て 盗っていってしまう」30キロの米、なかなか人んちの玄関開けて持って行かないって。「運ぶんじゃ~」わかったわかった。バァの他人への疑り深さは相当。起き抜けに「今日知らんヤツが盗みに入ってきた」と時々言う。今でも盗人の夢はよく見るよう。山奥の女所帯、イヤなこともあったんだろう。今日のバァは久々に1日の大半を起きて過ごす朝。仕事に行く前に昼のおかずに炊こうと大根の皮を剥いているとガラガラッ。部屋の戸が開いて「大根は、なますにしたらエエ。 酢食わないかん」ガラガラッ。戸が閉まる。大根剥いてるの、なんでわかったんだろ?昼。「これはいつ食うんじゃ?」塩抜き中の数の子をじっとじっとじっと眺める。夕方。ダーリンからメール『家にちょっと寄って栄養ドリンク飲んでたら バァもほしいって』水戸黄門を見ながら栄養ドリンクで元気をつける。夜。テレビの『逢わせ屋』を見てこの人を逢いたい人に逢わせるべきか否か、に反対多数を見て「みんな反対じゃがワシは賛成じゃ」「これ体にええんよ~」夕飯時、鳥肝をすすめる私にまたか、お前の『体にええ』にはもう騙されんぞ、フン、という顔をする差し入れにもらったたこ焼きを半分に割ってお米をのせて、パクリ。その食べ方新しいなかなかに絶好調ダーリンが肉付きのいい私の背中を叩いて言う。「前世でお前はオレの飼ってるウシだったんかもなー」バァ、さもおかしそうに笑う。
Jan 10, 2008
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ショートで疲れたのか、昨日、今日と昼夜グッスリのバァ。ご機嫌も直った食欲も旺盛ここにきて、様々な憶測()を生んだバァの食べたい『丸くて穴の開いた、柔らかくて甘いもの 』についに決着のつくときが来た。年末に何となくその話題になった。初めて聞くといった顔のダーリン。あら、ダーリンには話してなかったかダーリン、即答。「それ、かまどやろ」か・ま・ど「名物かまど」の「かまど」昔からある銘菓。その手があったか実家から戻る途中パーキングエリアでゲットバァのお土産に。最近あまり甘いものに興味を示さないバァが、ご飯の合間に手を伸ばす。そ、それ、おかずじゃないんよ~。左手にかまど、右手には箸。盗らないって言ったことさえ忘れてるバァに正解かどうか確かめるべくもないが、たぶん、ダーリン正解私も1個もらおう、…と思ったら・・・・ない箱もない。あ~こんなとこに隠してるやっぱりダーリン正解バァ、こんなとこに隠してたら隠してることさえ忘れちゃうよ~。
Jan 9, 2008
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「おかえり~」ショートステイ先にダーリンとお迎えに。思いっきりの笑顔で言ったがバァはニコリともしなかった昨日の朝、9時にバァをショートへ送りその足でダーリンと2人で実家に帰る予定だった。8時45分。「バァ、そろそろ行こうか」「イヤじゃ」え・・・前日説明してバァは納得した。朝も確認した。なのに、なぜ「行かん」えーーーーーー「ここにおる」「ご飯はどうするん?」「メシは自分で炊く」「どうやって?」「ガスで」「お正月にお年寄りがガスをつけてて燃え移って 焼け死んだんよ~。ニュースでやりよったよ」「えーホンマか?たまげた ほんなら買いに行く」「道を渡りよって、お年寄りがよく車にはねられるんよ」「ほんなら、リンゴ食う」頑として行くと言わない。間際になって・・・なだめたり、すかしたり、泣き落としてみたり、ステイ先には遅れると連絡して説得を試みる。頑として行くとは言わない。そうして1時間たった埒があかない。最終手段だ。ダーリンがバァを抱え上げ強制連行。バァは抱っこされたまま、家のあちこちの手すりに手を伸ばし、最後の抵抗を試みる。そんなにイヤなのか・・・車に乗って、ようやくあきらめた様子。ゴメンね、バァ。「明日明るいうちに迎えに来るからね」ステイ先の個室の部屋に落ち着いてニコリともせずバァは頷いた。2日の間、1度電話をかけ、ステイ先から1度電話をもらいケアマネさんからも1度電話をもらった。3度の電話を総合するとご飯はちゃんと食べたらしい朝、頭が痛いと言ったと聞き心配になるが深刻な様子ではなさそう。そして、約束の5時。バァを連れて帰宅。2日間の様子をあれこれ尋ねるも要領を得ない。いつもながら『報告』という習慣はないよう。しばらくベッドで休んで、晩御飯。バァの好きなうな丼。「もちっとメシ、ついでおくれ」食べ過ぎはイカン、とちょっとだけ入れると不服そうにフンと鼻で笑う。「もちっとじゃ」2時間近くかけてゆっくりご飯を食べワインをお猪口に1杯飲んでバァはようやくニヤリと笑ったバァ、おかえり
Jan 7, 2008
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確か去年の花見だった私が実家に帰ったのは。叔母の家には大きな桜があって毎年そこに集う、恒例行事。まだバァがウチに来る前のこと。それ以来帰っていない。高速にのって車で2時間の距離が遠くなった。それでもやっぱり親の顔が見たい。今日明日、私は1泊の予定で実家に帰る。昨日のうちに、バァには郷が隣の県にあること、明日帰りたい旨を伝えた。「うんうん、行っといで」「バァは明日お泊まりに行ってくれる?」「行かないかんのか?」「ご飯も作ってくれるし、おむつも替えてくれる。 バァに優しくしてね、って頼んでおくから」「・・・・・・ウン、わかった」その前日私がコタツでウトウトしてるときダーリンもバァにショートのことを伝えた。ウトウトしながらはっきり聞こえた。「イヤじゃ。メシも自分で炊く、 自分のことは自分でできる」そんなバァをショートに預けて実家に帰るのはやっぱり気が引ける帰らまいか、とも思う。でも実家で楽しみにしている親の顔が浮かぶ。ここはバァに辛抱してもらおう。たった1泊だから。お腹の調子はすっかり良くなった。食欲もある。体調は心配ないだろう。初めてのショートでちょっと芽生えた不信感はケアマネさんが問い合わせてくださり多少払拭されたが、「地獄じゃった」というバァのセリフも気に掛かる。月曜日にケアマネさんが様子を見にいってくださるとのこと。心強いバァの編み物はいっこうに進みそうにないのでバァの帽子は私が編んだ。「ヘンな帽子~」ダーリン、バカウケ。バァは鏡をのぞき、まんざらでもなさそう。「どんぐりみたいでカワイイ~」というと「ウンウン、どんぶりみたいじゃ」どんぶり…そう見えなくもない。個性派だが、なかなか似合う「今日、この帽子をかぶって行く」バァはそう言った。
Jan 5, 2008
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~歩みののろいものはない どうしてそんなにのろいのか~なぜに、『もしもしカメよ』なのか、バァはベッドに横になったままで早朝その歌を歌っていた。2番まで歌詞を間違えずに。今年もバァの頭ははっきりしているいや、またまたはっきりしてきた、と言うべきだ。指を使うからいいかな、と何ヶ月も前に渡した毛糸とかぎ針。くさり編みを50センチくらい編んだままで止まっていた。くさり編みしかできないんだと思ってた。それが、今朝、おもむろにそれを取り出し編み始めた。帽子を編むらしい。長編み、知ってたんだ。いや、思い出したのか夜には、ダーリンの提案で、お正月食べ控えてたバァのためにしゃぶしゃぶ「しゃぶしゃぶ、したことないだろうけど 結構好きだと思う」ビンゴ~バァは嬉々として肉を鍋に入れる。まだ食べてないお肉があるのに、次をしゃぶしゃぶする。時々「ありゃ~、ワシの肉が消えた」詰まるのが怖くて食べさせてないお餅もしゃぶしゃぶ用なら大丈夫薄いが意外に伸びる。お餅感が味わえたよう食後、「バァに念のため胃薬飲ませといて」とダーリン。昼もダーリンが手渡して飲んだと言う。薬嫌いのバァが自分で昼から何度も何度もバァがその存在を確認している枕の下のそれ、パンシロンの袋だと思うよ
Jan 4, 2008
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三が日が過ぎて、キモチ日常に戻った今朝。バァのお腹もようやく日常に戻った朝ごはんも雑炊→柔らかめのちらし寿司に昇格。半分食べたところで「全部食べてええんかい お腹は直ったか」バァ自身には、お腹の不調の自覚はあまりなかったようだがとにかく食欲がなかった。食欲がないんだって思ってたけど、実は控えてたんだ「調子が悪いから辛抱してね」を守ってたんだ。ウンウン、もう大丈夫食べていいよホッとした様子でキモチ少なめの朝食を完食。そうして、我が家に日常が戻った。ホッ、よかったあまり食べちゃいけないからご飯が楽しみじゃなかったんだ。夕べ、「ご飯よ~」にもベッドから起き上がらず。シビレを切らしたダーリンが起こすも、背中を向けた途端、また横になり、また起こす、油断すると横になる、を繰り返し、ダーリン、キレ気味雑炊や消化にいいものばかりじゃ食欲もわかんはずお腹、よくなって本当によかった。お正月はバァにとっては食べる楽しみさえない寝正月。夕べはちょっとスネてた様子。その夜中。おもむろに起きて「紙、おくれや~」「紙?ティッシュ」「違うワシも紙飲むけん」飲む?紙を?何のこと???「正月って書いた小さい紙、みんなが飲みよるやつ、 ワシにもおくれ」「みんなそんなもん飲まへんよ」「ウソいう~」いやいやホントだって~夢でも見たかきっと夢の中でみんなが『正月』って書いた紙を飲んでお正月をお祝いしてたんだ。バァにも遅ればせながら何かお正月らしいこと、考えてみよう。
Jan 4, 2008
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新年あけましておめでとうございます。31日の朝までかかって大掃除を終え、キモチよく新年。…となるはずだったが、柿が原因と思われるバァのお腹の不調。私がもっと早くに気付くべきだった今回いただいた渋抜きのあたご柿、甘くてうまいがバァには最悪。柿は全部隠した。全部隠したはず…なのに、昨日の朝バァが柿をかじっている1個隠し持ってたかすぐにストップしたが、すでに残りは半分。そして、お腹の不調は年をまたいだ夕べは遊びにきた友達のYちゃんのプレゼントにおどけて見せるも、口数も少なめ。それでも、同じ部屋で食べられるように、とバァのベッドの横にこたつをセッティングして座ると仲間外れにされたと思ったか、ベッド上でちょっとスネる「バァもこたつで食べる?」「ウン」が、食いしん坊のバァがご馳走を前に箸がすすまない。ちょっと食べてすぐに横になった。ダーリンもかなりの心配顔そして、新年を迎えた。今日は、少し調子よくしゃべるが、やはり食欲はあまりわかないよう。お腹もまだ不調のまま。脱水症状を心配して水分を摂らせ「ちょっとお眠りよ~」「あんたもお眠り」とバァ。3人と2匹ですっかり寝正月夜になってようやく表情が明るくなってきた。まだまだ本調子ではないのでバァにはカニ雑炊や柔らかく煮たいもや小さく小さく切ったお刺身など消化にいいもののみ。バァ、早く良くなって、今年も元気でいてね。お~お~力強い返事
Jan 1, 2008
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