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バァが退院して1ヶ月が過ぎた。なんともめまぐるしい毎日だがバァが落ち着いているのがなにより。毎日15回ほどつけているバイタルデータのお陰でようやくペースがつかめてきた。バァはちょっとしたことで変調するが気を付けなければならないのは、栄養の量とスピード。多くてもいけない、速くてもいけない。とにかくゆっくりと6回栄養を入れる。そうすると、朝イチは6時ごろ。「お前にダイエットと早起きはムリ」そう断言するダーリンが早起きを買って出てくれることに。晩御飯は毎日10時頃のダーリンに早起きをお願いするのはかなり申し訳ないがここはお言葉に甘えよう。そうして、ここ1週間は、バァは熱も出ず、脈拍も100を越えていない。たまに痰はゴロゴロ絡むがちょっと取ったら落ち着く程度。表情も安定している。よっぽど調子のいい日は椅子に座らせてもみるがこれはまだ結構体に負担がかかるよう。よくしゃべる日とまったくしゃべらない日、極端に差があるが、バァが一言発するたびにテンションがググッと上がる。舌っ足らずな感じもカワイイダーリンが栄養の準備をしていると「まだか?」と言ったという。空腹感?私が「栄養入れるね」声をかけると「早ようせいよ」そう言う。やはり、空腹感はある?私たちの言うことは本当によく聞く。痰を取るのも口の掃除も嫌がらない。エライ先週、遅ればせながら何度もお見舞いに来てくれたバァのお気に入りYちゃんと快気祝いをした。バァが食べられないのがなんとも残念。お祝いにとYちゃんがくれたカワイイものたちのうち、特にお気に召したのは、パンダ。ほどよく握りやすい感じもいいよう。とにかく毎日握っている。ウチのパンダ(?)がパンダを愛でる様子、4連発。
Jul 26, 2012
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「38.4」目を疑った。そして、疑問符。どうして退院後6日目の昨日、土曜日のこと。午後から特に、痰がひどかった。2度3度と吸引するも結構の量の痰が取れる。心拍数も高い。そして日が暮れた頃からバァの息が荒くなってきた。熱は測るたびにあがる。そしてついに8時頃「38.4」の数字。どうして何が悪かったの?退院前も退院してからも7度ちょっとの熱はあった。でも8度を超えたのは5月半ば以来。あれは肺炎の悪化だった。肺炎 肺炎 肺炎・・・・頭の中でグルグル回る。やっと退院して、まだ1週間。いったい何が悪かったのか?バァが調子が悪くなるのはたいていいつも週末か祭日。本当に間が悪い。救急病院を調べてみると土曜も日曜もかかりつけ医ではない。どうするべき?アイスノンを頭の下に、熱が高いので保冷剤をタオルにくるんで両脇も冷やす。15分おきに熱を測りながらベッドの横でダーリンと2人してハラハラ、落ち着かず「ちょっと様子を見て 熱が下がらないようなら救急に行こう」ダーリンはバァの手を握り「気」を送っている。そして1時間後の9時、ダーリンの「気」が効いたのかバァの熱は7度9分に下がった。さらには12時半には7度2分まで下がった。それでも油断はできない。結局2人ともウトウトしながらも朝までバァの部屋で過ごす。明けて今日、日曜日の朝イチには熱は6度7分まで下がった。よかった、入院しなくてすみそう。それにしても8度超えの高熱、何か原因があるはず。その究明をして対策をせねば。さすが理系のダーリン。私のように直感では動いていない。栄養のことや気づいたこと、1日に何度か測る、血中酸素濃度、脈、熱、血圧などを書き込んでいる用紙とにらめってこしている。退院後、バァの栄養は5回に分けて合計850ml入れることになっていた。200mlが3回と合間で100mlと150ml。その5回それぞれの後には、胃からの逆流を防ぐため、1時間程度座位のままにしている。となると、朝7時前に起こしてから私が仕事に出かける10時までに200と100ml入れようとするとその時間ずっと起きっぱなしになる。そしてそれがバァにはしんどそう。そこで3日目の水曜日からは、朝の栄養を300mlにして、ゆっくりと落とし、起きている時間が2時間ちょっとですむようにした。「これがよくなかったのでは? 朝が300mlになってから痰の量が増えてないか?」あぁ、そういえば・・・。「しかも、昨日は1日中心拍数が高い。 だいたい心拍数は栄養を入れた後には必ず上がる。 栄養を入れる前に心拍数が100を超えているようなときに 栄養を入れたら余計負担になるんじゃないか?」あぁ、なるほど・・・。そして栄養の量と回数の見直しがなされた。1回の栄養は150mlで回数は6回。時間は栄養に30分、座位45分、心拍数が100を超えているときは栄養を入れない。さっそく、今日からそれで実行。果たして、バァの痰の量は格段に減った。ほとんどゴロゴロ言わなくなったと言ってもいい。しかも、食後に上がる心拍数の上がり幅が減った。ダーリン、お見事これで1日のスケジュール表を作成してみる。おぉ、芸能人並みの分刻みぶり。1日6回はたいへんかも。でもバァの体調管理にはかえられない。よし、これで行ってみよう栄養中に管を抜いてしまわないよう手につけるミトンも夏仕様に。バァの部屋は常時ドライを入れている。それでもエアマットの素材のせいか今日も2回着替えさせるほど背中にびっしょり汗をかく。汗対策も考えないと。バァは赤ちゃん並み。その体調管理はすべて私たちにかかっている。心拍数が落ち着いた状態で過ごした今日は穏やかで、しっかりした表情でテレビを見ている。「バァ、テレビ見よるん?」声をかけると、私の方を向いてニッコリした。ニッコリ確か入院中、一度だけそんな顔をした。それ以来、つまり、今年2度目のニッコリかもしれない。急いでダーリンを呼ぶ。バァのニッコリを見て、言うまでもなく、ダーリンは破顔一笑。今日はいい日だ、と何度も言った。
Jul 1, 2012
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